日本最大級の統率者戦イベント「コマンドフェスト」に行ってきました!
晴れる屋メディアのいってつです。
プレイヤーズコンベンションの興奮も冷めやらぬ中、7月8日大阪では統率者戦に特化したイベントが開催されていました。
それがコマンドフェスト・大阪2023!
プレイヤーズコンベンションが一日マジックに浸れるイベントなら、こちらは一日統率者戦に浸れるイベントというわけです。
主催者であるドラゴンスター様にご快諾いただき、晴れる屋メディアのいってつが取材に赴きました!
いざ会場へ!
《神憑く相棒》がお出迎え!
コマンドフェスト大阪では統率者戦を楽しむのはもちろん、ゲストとの交流や、特殊なルールの統率者戦も楽しめるそうです!さっそく見ていきましょう!
まずはメインのひとつ、「オンデマンド統率者戦」。理想のゲーム感にあわせてマッチングしてもらえて統率者戦のゲームを楽しめるとのことなのですが……
どこかで見覚えが……
お前は4段階テーブル分けじゃないか!!
そう、晴れる屋が設計し、コマンダーサミットやプレイヤーズコンベンションでも採用されているテーブル分けがここでも採用されています!
- 2021/10/21
- カジュアルからガチまで。 統率者 のテーブルどう分ける?
- 晴れる屋メディアチーム
理想のプレイ像に沿ってプレイヤーを分けるテーブル分け。イベント参加希望者はそれぞれの希望するテーブルで統率者戦を楽しんでいました!
ゲストとマジックを楽しむ!
そんな中に常盤ゆいさんの姿を発見!華やかな浴衣姿はたくさんの参加者の中でも目立ちます!
浴衣の袖をまくって、夢中でカードをプレイするゆいさん。
素敵です!
そう、この日は多くのゲストの方が招待されていて、統率者戦を楽しんでいました!
(左上から)デッドマンさん、かつおぶし石川さん、亀ヰリヨウさん、
みっちーさん、畠中愛さん、常盤ゆいさん、ともにゃんさん
いつもはYoutubeで見ている憧れの人と一緒に統率者戦で遊べる大チャンス!ゲストのみなさんも丸一日ゲームを楽しんでいたようです。
みなさん思い思いのデッキを自前で持ち込んで、自発的にゲームを楽しんでいたのが印象的でした。
例えばSeclet Lairにアートを提供している亀ヰリヨウさん。自身が手がけたアートをすべて投入した《法務官の声、アトラクサ》で参戦!
ともにゃんさんは《ロフガフフの息子、ログラクフ》&《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》で競技志向のテーブル「The GAME」に果敢に挑戦していました!
そんなゲストのみなさんがゲームをきりあげてステージにあつまって来ました。そこで始まったのは大抽選会!!
ゲストのみなさんが次々と番号を読み上げます。幸運にも当選した方には未開封品のSeclet Lairなどが贈られていました!
なかでも目玉はこちら、初代『統率者』のデッキまるごとのアンカットシート!!
獲得された方は「家宝にします!」と感激!
お買い物を楽しむ
さて、そんな抽選券ですが……みなさんはどこでゲットしたのでしょう。なかには20枚以上持っている方もいたようですが……
なんと会場内には主催のドラゴンスター様によるブース出店が!ここでお買い物をすると抽選券がもらえるというわけです。
抽選券はゲストサイン会へも応募することができました。これは悩ましい!
ブースは大盛況!
フェッチランドやショックランドといった汎用カードのほかに、珍しいFoilカードなどもたくさん並んでいました。中には《Mishra’s Workshop》をお迎えしたという方も!おめでとうございます!
誓い破り
オースブレイカーが「誓い破り」として公式フォーマット化してからしばらく経ちました。果たして誓い破りは楽しいフォーマットなのでしょうか。
コマンドフェストでは「誓い破り」のイベントも開催されていました。テーブルを覗くと……
ルーツリー!?禁止カードのはずでは!?
そこにはなんと相棒として《呪文追い、ルーツリー》を指定するプレイヤーが!!統率者戦では禁止推奨カードですが、誓い破りでは使用できるのです。
「統率者戦で禁止になっているカードが使えるのが面白いですね!」そう語る参加者に僕は「そうそう、《合同勝利》とかね!」と返したのですが、彼の手に握られている手札をのぞき込むとそこには《閃光》。やる気まんまんすぎるだろ!!
この日、誓い破りに参加したプレイヤーの多くは「今日初めてプレイした」とのことでした。そんなみなさんにゲーム後の感想を尋ねてみます。
「思い入れのあるプレインズウォーカーと一緒にゲームできるのが楽しい!パックから手に入れた、お気に入り『灯争大戦』の日本絵プレインズウォーカーでデッキを組んでみました!」
「統率者にプレインズウォーカーを指定できるのがブロールみたいでいい!ローテーションして使えなくなっちゃった《世界を揺るがす者、ニッサ》をまた使えてうれしいです!」
プレインズウォーカーはマジックのストーリーの中心人物。各構築フォーマットでも多くのプレインズウォーカー・カードが活躍してきました。そんなお気に入りのキャラクターやカードと楽しめる「誓い破り」は統率者戦と違った魅力があります!
変身するプレインズウォーカー《群れの希望、アーリン》や、プレインズウォーカーをクリーチャー化させる《ジアーダの贈り物、ラクシオール》が人気のようでした!
カオスな統率者戦
謎の包みを受けとる男性。
一方、こちらでは参加者が謎の包みを受け取ってテーブルに向かっています。みんな神妙な顔をして……アヤしい!!!!
いったい何を渡しているんですか、それは!
「これは統率者デッキです!みなさんはランダムに構築済みデッキを受け取って、そのデッキで対戦していただきます!」
こちらの参加者は《世界の咆哮、アラーボ》が収録されたデッキをゲット!!猫がテーマの超人気デッキです!
構築済みデッキどうしで遊ぶ楽しさに加え、どんなデッキを渡されるかわからないというドキドキ感で、たくさんの参加者が集まっていました!
一方こちらはたくさんのデッキを鞄につめてきたという参加者。イベント開始を待つ間にお話を伺いました。
「もともとボードゲームが好きで集まったメンツが、”ボードゲームみたいなカードゲームがあるらしい”と聞いて統率者戦を始めたんです。ボードゲーム的なみんなでワイワイやる楽しさがあって、はまっちゃいました」
そんな彼らが始まるのを待っていたイベントは「コラボコマンダー」!近年、マジックは『指輪物語』『トランスフォーマー』などさまざまな作品とコラボしたカードを発表しています。そういった、マジック以外の世界からやってきた統率者戦で遊ぶというイベントです!
マジックのカードなのにマジックじゃないみたい!みなさん、大好きな作品やキャラクターと一緒にマジックを楽しんでいました!
日本選手権
統率者戦を競技的に遊びたいという方のためのトーナメントも用意されていました。関西の強豪はもちろん、関東からもトーナメント入賞経験者が何人も遠征にやってきています。
64名の参加者で持ち点を奪い合い、6ラウンドを戦ったあと、トップ4で決勝戦を行います。
テシャールは1番手ながらマナ基盤乏しい手札ばかり配られ、マリガンを繰り返し、手札4枚でゲームスタート。一発で力強く「キープ」と宣言した伍堂とは対照的。
伍堂は《山》《魔力の墓所》《裏切り者の都》を握ってキープ。そして2ターン目のトップは《背信のオーガ》。強すぎる。
力強く《背信のオーガ》をプレイ!通れば勝つ場面だが、通る!通ってしまう!
ライフをマナに変換していく伍堂こと金子選手。
《山賊の頭、伍堂》、《多勢の兜》、無限コンバットまでつながってしまった!3人はなすすべなし!
優勝!2ターンキルで優勝したのは金子選手!
《山賊の頭、伍堂》と金子選手。
強すぎるキープとトップ。この日、彼は勝つ運命にあった。
優勝した金子選手になぜ《山賊の頭、伍堂》を選択したのか聞いてみました。
「以前は《刃を咲かせる者、ナジーラ》を使っていたんですが、選択肢が多くて難しいデッキだと感じていました。もっと簡単に勝てるデッキにしようと思って《山賊の頭、伍堂》になりました」
まさにその意図通り、決勝戦であざやかな勝利!おみごとでした!
D&D体験会
こちらは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の体験会。マジックのイベントではすっかりおなじみになりましたね。今回もたくさんの参加者がセッションに参加していました。
「短い時間でしたが、雰囲気を楽しめました」
「統率者戦みたいにたくさんのコミュニケーションがあって楽しかったですね」
ブースからは笑い声が絶えず、みなさん楽しそうでした!
展望
今回の主催者、ドラゴンスター様の担当者にお話をうかがうことができました。
コマンドフェストはどんな思いで開催されているイベントなのでしょうか。
「マジックのイベントはどうしても競技的なプレイヤーが中心になりがちでした。コマンドフェストでは幅広いプレイヤーが同じイベントに参加して楽しんでもらいたいと思っています。”呪文を唱える”という体験を楽しんでもらう。そんな場になればと思います」
夢中でプレイする参加者たち。
この直前、偶然にも参加者からも似たような話を聞いていました。
「統率者戦は技を自慢しあうみたいで楽しいんですよね。1対1のマジックって、どっちがよりうまく魔法を使えるかって競争みたいじゃないですか。統率者戦は自分の好きな呪文を見せ合って盛り上がれる、みたいな」
「リリアナ単」デッキを握る畠中愛さん。
愛するリリアナ様が倒されそうになると「ぎゃー!
!ゆるせない!!」
ゲームをプレイする楽しさ、アートやストーリー、キャラクターの魅力、希少なカードの蒐集。マジックにはさまざまな楽しみ方があります。マジックを様々なかたちで楽しんでいるプレイヤーが一堂に会し、笑顔が絶えない一日になる。マジックというホビーの懐深さ、奥深さを改めて実感するイベントでした。
今回、いってつは取材に専念してゲームはほんの少ししかプレイしませんでしたが、会場で取材をしているだけでワクワクして、一日とても楽しく過ごすことができました。次回はプライベートで参加したい!
それではみなさん、次回のコマンドフェストでお会いしましょう! !