イクサランへ再訪プレビューはじまる
晴れる屋メディアのいってつです。
待ちに待った『イクサラン:失われし洞窟』のカードプレビューが昨晩からスタートしました!
今回はプレビュー初日の情報の中から「新メカニズム」「再録情報」「ジュラシック・ワールド」コラボの情報をまとめてお伝えします!
新メカニズム
落魄(らくはく)
パーマネント・カードがいずこからあなたの墓地に置かれたなら、あなたは落魄する。
落魄とはパーマネント・カードがいずれかの領域からあなたの墓地に置かれることを示す新しい語句です。
落魄4、落魄8、底なしの落魄
「死亡」のように単純にゲーム中の出来事を示す言葉というだけではなく 、それと同時に墓地にあるパーマネント・カードの枚数を参照するという意味も持っています。
例えば「落魄4」なら墓地に4枚以上のパーマネントがあるかを確認します。「落魄8」なら8枚あるかどうか、です。
「底なしの落魄」では単純に墓地にあるパーマネント・カードの数を参照する能力です。
発見
発見X
マナ総量がX以下であり土地でないカード1枚が追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。あなたはそれをマナ・コストを支払うことなく唱えるか、あなたの手札に加える。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
こ、これは「続唱」!
モダン以下のフォーマットではおなじみの「続唱」に似た能力がスタンダード・パイオニアにやってきます!「続唱」との相違点でいうと、「唱えたときの誘発ではない」「発生源のマナ総量は関係ない(能力ごとに値が指定されている)」といったところでしょうか。
出来事をもつカードとの作用が気になるところですが、「発見」によって追放されたカードと、唱えたい呪文のマナ・コストが異なる場合、その呪文のマナコストもまた、「発見」で指定された数字以下のマナ総量出なければいけません。
例えば「発見3」により《木苺の使い魔》を追放しても、唱えられるのは《木苺の使い魔》のみです。《初めてのお使い》のマナ総量は7と「発見」の数を越えているので、こちらのモードでは唱えられないのです。
かつての続唱と比べると、打ち消し耐性がなかったりと「安全装置」が取り付けられているようですが、それでも構築次第では簡単にアドバンテージを取ることができるので、ほかにどんなカードが登場するのか楽しみです!
歴代世界選手権優勝デッキでのトーナメント
かつてスタンダードに存在した続唱デッキ「ジャンド」が登場します
地図・トークン
「探検」は旧イクサランで登場した能力。ライブラリー上のカードが土地ならアドバンテージを得て、そうでなければドローの質を高めつつクリーチャーのサイズを大きくできます。
これ自体は再録メカニズムですが、新たに「探検をさせる」という能力が登場します。「地図・トークン」です。
地図・トークン
,,このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それは探検を行う。起動はソーサリーとしてのみ行う。
探検という能力は墓地にパーマネント・カードを送り込むことができるので、前述の落魄とも相性がよさそうです!
作製
Xで作製Y
Y,このアーティファクトを追放する,あなたがコントロールしているこれでないXやあなたの墓地にあるX・カードである1つを追放する:このカードをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戻す。起動はソーサリーとして行う。
アーティファクトとアーティファクトが組み合わさり、より強力なアーティファクトに!!コストで追放するアーティファクトは文字通り「破壊されたもの」でもOK!
《バネ仕掛けの鋸刃》だけでは1度きり発動する罠ですが、これを材料に「作製」すれば……5/5の戦車の出来上がりってわけです。
最終カウンター
マジックではたびたび「カードを再利用できるけれど、それは一度きり」という制約として、”これは「このパーマネントが戦場を離れるなら、これを他のいずこかに置く代わりに追放する。」を得る”といったテキストが用いられてきました。今回からは「最終カウンター」がその役を担います。
最終カウンターが置かれているクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
機能はカウンターとともに移動するため、カウンターを別のクリーチャーに移動させたり、そこから取り除くと、死亡時に追放されることはなくなります。
再録情報
スタンダードへの帰還
今セットでも変身する両面カードが登場します。統率者戦で人気の《イトリモクの成長儀式》が新たなアートで再録されます!
《航路の作成》、《宝物の地図》も再録!特に《航路の作成》は現在でもパイオニアのイゼットフェニックスなどで使用されている強力なドロー呪文です。スタンダードではどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
《太陽の化身、ギシャス》も新アートで再録!水彩画風のアートはトラディショナルな恐竜図鑑を思わせます。
ボックストッパー「宝の山」
ボックストッパー・カードが久しぶりに収録されます!ボックスを開封するとおまけでついてくるカードがボックストッパーです。今回のテーマはアーティファクト。
ドラフト/セット・ブースターボックスからは非フォイル仕様が、コレクター・ブースターボックスからはフォイル仕様が入手できます。
すでに《強制の門》の収録が明らかになっていましたが、今回はさらに《探検の地図》に《虚空の杯》、それから《秘儀の印鑑》と《精力の護符》が公開されました!
スペシャルゲスト
セット・ブースターとコレクター・ブースターに収録される「スペシャルゲスト」では過去の強力なカードがイクサランのアートで再録されるのです。
すでに《魔力の墓所》の収録が発表され、かなり大きな話題になっていましたが、追加で収録カードが発表されました。
展望
『イクサラン:失われし洞窟』はアート、メカニズムがフレーバーと噛み合った、開封してよしプレイしてよしの楽しいセットになりそうですね!
晴れる屋ではこのあとも新セットの情報を追いかけていきます!ご注目ください!
それではみなさん、《太陽の揺籃の地、イトリモク》でお会いしましょう。
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