にじさんじの《雑キープ》に最高の手札を!~最高の福袋をつくれ~

晴れる屋メディアチーム

記事中にリンクされたカードと配信中に登場したカードはバージョン、価格が異なる場合があります。

???:「これは《雑キープ》にガチキープさせるチャンス……!!」

東京高田馬場。マジック:ザ・ギャザリング専門店の晴れる屋、その本社に衝撃が走っていた。

広報:にじさんじのコラボユニット、「《雑キープ/That’s Keep.》のみなさんに特製の福袋を販売することになりました」

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広報スタッフ

世界初のTCG「マジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)」専門店晴れる屋の広報担当。商品の魅力を伝えるSNSの運用、キャンペーンの企画、記事の執筆など、ありとあらゆる手段でMTGの魅力を伝えるのが仕事。

トレード:なるほど……それは《断れない提案》ですね……

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トレードスタッフ

カードの仕入れ、値付け、商品開発をする部署「トレードチーム」のスタッフ。カードショップの心臓部ともいえる、めちゃくちゃ大事でめちゃくちゃ忙しい人たち。

広報:「《雑キープ/That’s Keep.》といえば社築さん、花畑チャイカさん、加賀美ハヤトさんのコラボユニット。配信でもたびたびマジックを話題にしてくれているんです!」

《雑キープ/That’s Keep.》

バーチャルライバープロジェクト「にじさんじ」に所属する社築(やしろきずく)、花畑チャイカ(はなばたけちゃいか)、加賀美ハヤト(かがみはやと)による三人組ユニット。

カードゲームをはじめとしたホビーを共通の話題に定期的にコラボ配信が実施されている。なかでも「マジック:ザ・ギャザリング」は開封・対戦を配信。お正月には高額福袋を購入することが通例となりつつある。

デュエル・マスターズの開封配信のはずが、
冒頭に1時間マジックの話をしてしまう

広報:「というわけでどんな福袋にするかいっしょに考えてください」

トレード:「福袋って配信で開封されるんですよね?責任重大だ~」

花畑チャイカさん🌵

広報:「花畑チャイカさんはエルフです

トレード:「使ってるデッキが、とかじゃなくて?」

広報:「花畑チャイカさんはエルフそのものです。しかも黒くて緑」

トレード:「つまりチャイカさんはタイヴァーってコト……!?」

タイヴァー・ケル敵意に満ちた者、タイヴァー歓喜する喧嘩屋、タイヴァー

そうかも

広報:「週刊コロコロコミックで掲載されている漫画『にじさんじ』でも主人公格なので”伝説のクリーチャー”感ありますね……」

トレード:「第1話のオチはかなり《タイヴァーの抵抗》感あるな……」

広報:「みなさんレガシーをプレイされているようですし、レガシーのエルフデッキをまるごとってのはどうでしょう?」

レガシー

マジックのカードほぼすべてが使用できるルール。超強力で高額なことで知られる「パワーナイン」は使用できないが、それでもデッキの値段が数十万円になることがほとんど。マジック界の沼のひとつ。

レガシー「職工エルフ」

エルフの開墾者ガイアの揺籃の地悪魔の職工

マナを生み出せるクリーチャーと、クリーチャーの数だけマナが出る《ガイアの揺籃の地》でマナ加速!《アロサウルス飼い》《ハイドラの巣》で一気に打点を上げて攻撃します。

《緑の太陽の頂点》《自然の秩序》、そして《悪魔の職工》とサーチカードが大量に採用されています。《孔蹄のビヒモス》《偉大なる統一者、アトラクサ》などのフィニッシャーを呼び出すだけでなく、《飢餓の潮流、グリスト》《溜め込み屋のアウフ》などの妨害クリーチャーを戦場に出すこともできます。

トレード:「純精エルフだと今の環境はかなり厳しそうだから職工エルフにしておこう」

広報:「たしかに 《無謀な挑戦》 かもしれません。 でもチャイカさんならできるかもしれない。オーク環境を純精エルフデッキで乗り切れるかもしれません」

オークの弓使い

タフネス1のクリーチャーを簡単に除去できる

広報:「ちゃんとエルフがいっぱい入っているエルフデッキに変形できるように追加でカード入れましょう!」

社築さん🖥

トレード:「社さんはいろんなゲームが上手というか……かなりクレバーという印象があります」

広報:「過去にカードプレビューを担当したり、マジックの指南役を務めたりと、マジックとの関わりは密接ですね」

トレード:「『団結のドミナリア』を3人で剥いていてファイレクシア語のカードに惹かれている様子だったから、ファイレクシア語セットとかどうだろう!」

「ファイレクシア語」

マジックの世界の悪役、「ファイレクシアン」の言語。マジックは英語版、日本語版をはじめさまざまな言語のカードが存在するが、一部の特殊仕様のカードはファイレクシア語のバージョンが存在する。

アルファベットとの対応表が存在し、翻訳が可能。
(参考:『ファイレクシア語とそれを用いるコミュニケーションに関する画期的発見』

ヨーグモスの息子、ケリク完成化した精神、ジェイス

トレード:「ファイレクシア語版だけでなく、ファイレクシア関係の有名カードを詰めてみました。クレバーな社築さんにぴったりじゃないでしょうか!」

ファイレクシア流再利用

死は労働をやめる理由にはならん。

トレード:「……ちょっとギトギトしすぎたかな」

広報:「では中和するためにキュートなカードを用意しましょう。マジックもほかのカードゲームに負けず劣らずキュートなアートがそろっています!」

春女雪女霧女

トレード:「『神河救済』女スピリットサイクルはちょっとマニアックすぎないか?」

広報:「ちょっとオタクすぎましたか……」

幽体の船乗り放浪の騎士、バーランぶどう弾

トレード:「このへんの選定は任せておいてください。マジックはフォトリアルなアートが魅力の一つですが、最近は”Kawaii”ってかんじのアートがいっぱい出ましたからね!どれもかなりレアな品物です! 」

加賀美ハヤトさん🏢

広報:「加賀美ハヤトさんといえば、自身のコレクションカードのテキストが《有象無象の大砲》のフレーバーテキストまんまだったことでも有名ですね」

トレード:「あとファッティ(大型クリーチャー)もお好きなのかな」

広報:「では加賀美さんが好きそうなものをたくさん詰め込んだものを作りましょう!」

ヴェズーヴァ引き裂かれし永劫、エムラクール

トレード:「なら《ヴェズーヴァ》《引き裂かれし永劫、エムラクール》だ!!」

広報:「大判カードもいれましょう!!!!」

トレード:「そういえばこの3人のユニット名の《雑キープ》、マジックが由来なんですね」

キープ

マジックでは最初に配られた手札が不満であれば、再びデッキをシャッフルして手札を引き直すことができる。これを「マリガン」といい、マリガンしないことを選択することを「キープ」という。

「キーカードないけどドローできるカードあるし……まあいけるっしょ!」などとユルい判断のもとキープしてしまうことを「雑なキープ」などという。

広報:「謙虚なユニット名ですよね。僕だったら”ドブンが板!”みたいな景気のいい名前にしたい」

トレード:「 広報君はもう少し謙虚さを身に着けなさい」

ドブン

ゲームが作戦通りに、あるいはそれ以上にうまくいくことを”ブン回る”という。そのなかでも特にうまくいっていると”ド級のブン回り”、ドブンという。

成功がかたい、リスクの少ない行動、戦術のこと。「鉄板」が転じたもの。

広報:「今回お話をもらって一番に考えたことは、雑キープのみなさんにマジックを楽しんでほしいってことなんです。”低確率封入の当たりのカードがでた!”もマジックの楽しみの一つなんですが、やっぱりプレイも楽しんでほしいんです」

トレード:「……広報君もマジック好きだね」

広報:「《雑キープ》って、”マリガンせず雑なキープみたいな緩い集まり”って意味だと思うんですが……加賀美ハヤトさん、社築さん、花畑チャイカさん。こんなに素敵なマジックファンが集まってくれた手札って、僕たちにとっては《ガチキープ》なんですよね。そんなみなさんに恩返しがしたいんです」
(※ファンの思い込みや妄想、願望が含まれます

広報「そこで……“私にいい考えがある”

ドラゴンの嵐

広報:「ドラゴンストームワンキル福袋を作りませんか?」

トレード:「なんて???????」

ドラゴンストーム

ターン中に唱えた呪文の数だけデッキからドラゴンが出てくるカード《ドラゴンの嵐》を使ったコンボデッキ。空っぽの戦場に突然大量の大型ドラゴンが現れる様は圧巻!

ドラゴンの嵐

トレード:「ドラゴンストームデッキなんて使っている人ほとんどいないと思うんだけど……ドラゴンストームデッキを送るの?」

広報:「いいえ。ドラゴンストームワンキル福袋を送りたいんです。ドラゴンストームワンキルデッキで《雑キープ》のみなさんにガッチガチのキープをしてもらいたいんです」

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会議の様子(まじでやってます)

広報:「封を切ると7枚のカードが出てくる!その7枚のカードでキープしてもらう!《ドラゴンの嵐》でワンキルしてもらう!これですよ!」

山ドラゴンの嵐炎の儀式炎の儀式
煮えたぎる歌発熱の儀式炎の中の過去

うまくプレイするとデッキから10体のドラゴンがでてきます

トレード:「おお、これは縁起がいい手札だ!」

峰の恐怖ジャンドの暴君、カーサス

トレード:「ドラゴンが戦場に出たときに対戦相手にダメージを与えられる《峰の恐怖》があれば簡単だね。ドラゴンに速攻を与える《ジャンドの暴君、カーサス》もいいかも……そうと決まれば在庫確保しますね」

広報:「…… !」

広報:「いや、《峰の恐怖》はやめましょう」

トレード:「さすがに攻撃しないで勝てるのは簡単すぎ?じゃあ《ジャンドの暴君、カーサス》でいこうか。ほかにどんなドラゴン入れる?やっぱり《シヴ山のドラゴン》は欲しいよね!」

ジャンドの暴君、カーサス

MTGでは場に出たカードはそのターンには攻撃できない。
ただし、「速攻」を持っていればこのルールを無視できる。

広報:「《ジャンドの暴君、カーサス》はいいんですが……」

広報:「《欲深きドラゴン》をいれましょう」

トレード:「えぇ……?今回のデッキだと戦場に出た瞬間に死んじゃうんだけど大丈夫?」

広報:「有名なカードなんで」

トレード:「……確かに1999年の世界選手権で優勝したデッキのカードだし、メモリアルでいいね」

広報:「あと《世界喰らいのドラゴン》を……」

トレード:「お前!!恩返しだとかいって、本当はワンキルさせる気ないだろ!! !!そんなカード入れてたら下手すりゃコンボ失敗するんだぞ!

世界喰らいのドラゴン

《世界喰らいのドラゴン》
場に出たときにこれ以外のカードをすべて除去するドラゴン。
自分が並べたほかのドラゴンももちろん巻き添えに……

広報:「いや、違うんです……違うんですよ」

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広報:「自分がクリア済のゲームを推しが初見配信しているところを想像してみてください。サクサクプレイがすすむのもいいんですが、自分がミスったとこで推しにもミスってほしくないですか?それ見て『あぁ~w』ってなりたくないですか?」

「”すいぞくかんの電脳”、サクサクすすんでてすごい……」

トレード:「気持ちはわかるがサラリーマンのやることか?それが……」

広報:「コンボデッキ使いたてのプレイヤーが手順ミスって負けるところを後ろから見たくないですか?」

トレード:「……」

…………

…………

…………

トレード:「初版Foilをいれましょう。《世界喰らいのドラゴン》の、初版Foilを」

初版

そのカードの、初めて印刷されたバージョン。MTGは同じ名前・能力のカードが再びパックに封入されることがある(再版)。ゲーム上は全くおなじ扱いだが、初版を求めるユーザーは多く、同じカードのなかでも比較的高額で取引される傾向がある。

Foilカード

光沢のある特殊印刷が施されたカード。いわゆる「キラカード」。MTGではほとんどのカードにFoil仕様のカードが存在し、デッキのカードをすべてFoilにする愛好家「Foiler」も存在する。Foilカードはノーマルカードの10倍以上の値段がつくことも。

広報:「トレードリーダー!!」

トレード:「誤解しないでください。僕はにじさんじのみなさんにかっこいいドラゴンをお届けしたいだけです

トレード:「やりましょう!《雑キープ/That’s Keep.》のみなさんがワンキルするのを見るのが楽しみです!」

型破りな協力

ドラゴンストームワンキルは成功したのか!?

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こうして晴れる屋がお送りする福袋が完成しました。なかでも目玉はアトラクション要素を内蔵した「ドラゴンストームワンキル福袋」

ドラゴンストームコンボで大量のドラゴンが戦場に舞い降りる、派手な福袋となりました。

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成功した暁には、ドラゴン使いにふさわしい「宝石」を手に入れることでしょう!

果たしてにじさんじストリーマーのみなさんは無事ワンターンキルを成功させられるのか!?そしてドラゴン使いにふさわしい宝石とは!?

ぜひ配信アーカイブをご覧ください!

山

それではみなさん、《山》でお会いしましょう! !

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