版図ランプ サンプルリスト
デッキの動き
《スパーラの本部》などのトライランドで「版図」を稼ぎつつ、《装飾庭園を踏み歩くもの》《ゼンディカーへの侵攻》を使ってマナを伸ばします。
1マナでなんでも除去できる《力線の束縛》で妨害しながら土地を並べ、その果てに待つのは《偉大なる統一者、アトラクサ》です。絆魂と警戒でこれまでのライフレースを一気にひっくり返しつつ、手札のカードを一気に増やせます。《群れの渡り》は終盤に3/3を5体生み出すだけでなく、土地をサーチする能力で序盤のマナ基盤の安定にも貢献できます。
豪快で大ぶりなデッキに見えて、キープ判断や土地を置く順番、サーチする土地の色を間違えてテンポを損なうと早いデッキにやられてしまいます。派手で楽しいデッキですが、同時に繊細な判断力が求められます。
序盤
1-2ターン目はタップイン土地を処理する時間です。2枚のトライランドで基本土地タイプをすべてそろえて版図を最大限に達成できれば、2ターン目から《力線の束縛》を構えることができます。
3ターン目からはマナ加速開始!ゲームを一気に進めます。
中盤
相手の攻めを耐える時間です。《力線の束縛》や全体除去《太陽降下》でしのぎます。同時に、《豆の木をのぼれ》でさらなる除去や終盤のフィニッシャーを探しにいきます。
終盤
いよいよこちらの時間です。豪快な呪文で一気に畳みかけましょう。
苦手なカード
版図ランプは《怒りの大天使》《偉大なる統一者、アトラクサ》の絆魂で中盤までのライフレースをなかったことにできますが、「毒カウンター」だけは例外です。毒カウンターを取り除く手段はごくわずかであり、《偉大なる統一者、アトラクサ》を着地させたとしても、「ライフは関係ない」とばかりに小粒の毒性クリーチャーの総攻撃を耐えることはできません。
なかでも白青緑の「毒性アグロ」はメインから全体除去へのカウンターを持つだけでなく、《敬慕される腐敗僧》+《渦巻く霧の行進》の大量毒カウンターコンボも持ち合わせているので、序盤から終盤までまったく気が抜けません。
マナや除去を引き抜く《大洞窟のコウモリ》や《軽蔑的な一撃》も嫌なカードです。序盤から小刻みに妨害されてしまうと、対応が間に合わなくなってしまいます。
サイドボード
最初の数ターンで一気に攻めてくるアグロデッキに対応するため、軽い除去をとるリストが多くなっています。
お互いにリソースが尽きないミラーマッチではライブラリー切れで決着がつくこともしばしばあり、ミラーマッチやコントロールが多い環境では対戦相手のライブラリーをせめるカードをとることもあります。
このデッキに勝つには
版図ランプは現在のスタンダードのデッキの中では屈指のハイパワーデッキです。生半可なキープ判断をすると一気に圧倒されてしまうため、特にサイド後は「4ターン目の《太陽降下》」を意識したキープ判断とプレイが重要です。