バント毒性アグロ サンプルリスト
デッキの動き
毒性X
このクリーチャーから戦闘ダメージを受けたプレイヤーは追加で毒カウンターX個を得る。
プレイヤーが10個以上の毒カウンターを得た場合、そのプレイヤーは負けとなる。
「毒性」を持つ軽量クリーチャーを大量に採用し、積極的かつ継続的に攻撃して毒カウンターによる勝利を目指します。
1/1のクリーチャーの攻撃で与えられるダメージはわずか1点で、あと19回攻撃しなければ勝利できません。一方で、毒性1を持つ1/1のクリーチャーなら合計10回の攻撃で勝利できます。
最序盤から毒カウンターを与えるその姿勢はまさに「毒性」による「アグロ」戦略です。
小回りの利くバウンスや打ち消しでバックアップするクロックパーミッション的な動きも見せます。《渦巻く霧の行進》はブロッカーの除去、全体除去をかわすだけでなく、《敬慕される腐敗僧》とのコンボで大量に毒カウンターを与えることもできるのです。
アグロといいつつ、ゲームが長引けばコンボのような動きも可能な、ユニークなデッキです。
序盤
1ターン目から毒性クリーチャーを展開。2ターン目にも追加で展開するのが望ましいです。序盤から1マナ1/1のクリーチャーに除去を撃つ選択肢が対戦相手の脳をよぎります。
《敬慕される腐敗僧》が出てしまうと除去を撃つだけで毒カウンターが跳ね返ってきます。《離反ダニ、スクレルヴ》は《敬慕される腐敗僧》を除去から守れるので、除去するにしても先に《離反ダニ、スクレルヴ》を除去しなくてはいけません。1マナのクリーチャー2体に除去を2枚使わされ、テンポを失ったうえで毒カウンターを2個受けてしまうのです。
《這い回る合唱者》にいたっては、死亡しても毒性1を持つ1/1を戦場に残します。非常に除去に強いクリーチャー陣がそろっています。
中盤
対戦相手がブロッカーを展開してきたら、軽量なバウンス呪文で道をこじ開けてさらに毒カウンターを与えます。毒が貯まってきたら、「増殖」によるダメ押しも可能です。
終盤
全体除去を受けてゲームが長引いてしまったら、今度はコンボでの押し込みを狙います。《実験的占い》でコンボパーツを探しながら着実に毒カウンターを与えていきます。
苦手なカード
対象を取ることがない軽量な全体除去が鬼門となります。《渦巻く霧の行進》でかわすことができなければ一気にピンチになってしまいます。
また、毒性アグロよりもやや早く、かつクリーチャーの質がいい赤単、除去が多めでクリーチャーの質がいい黒赤系ミッドレンジなども難しいゲームとなります。
サイドボード
《痛烈な一撃》は赤単に対してクリティカルな定番サイドカードです。1マナでほとんどのクリーチャーを除去しながらライフゲインでゴールポストをずらすことができます。
版図ランプやコントロールの全体除去をかわす手段として4枚の《渦巻く霧の行進》で足りなければ《軽蔑的な一撃》《否認》もよいでしょう。中盤は《実験的占い》《ダニの突撃》とあわせて構えることもできます。
《邪悪を打ち砕く》は《一時的封鎖》や《力線の束縛》を除去して戦線の回復も狙えます。
このデッキに勝つには
《敬慕される腐敗僧》は強力な毒カウンターを供給する装置でありながらコンボパーツでもあります。決して生かしてはおけません。徹底的に除去しましょう。ときおり見られる《とんずら》には気をつけて。