グルールアグロ サンプルリスト
デッキの動き
赤・緑の強力な小型クリーチャーを、強化呪文でバックアップ!1ターン目に出したクリーチャーがそのままフィニッシャーになる、赤単アグロとはまた違う魅力を持ったデッキです。
採用されているクリーチャーはいずれも強化呪文と相性のいい能力を持っています。
たとえば《騒音の悪獣》は《巨大化》で+3/+3修正をして4点の戦闘ダメージを与えつつ、自身の能力で生け贄に捧げてさらに4点ダメージを与えることができます。このとき、隣にいる《僧院の速槍》の果敢も誘発してサイズアップ、《ピクニック荒らし》は二段攻撃を得て、《探索するドルイド》もサイズアップします。
こうしたクリーチャーを並べることで、普通に使うと手札が減ってしまうばかりであまり強くない強化呪文をより「おいしく」いただくのが赤緑アグロです。強化呪文を上手く使うデッキなので「グルールジャイグロ(《巨大化/Giant Growth》の略)」とも呼ばれます。
序盤
1ターン目から脅威となるクリーチャーを展開。2ターン目にも2マナを使い切ってクリーチャーを展開します。
中盤
《ピクニック荒らし》《探索するドルイド》はともに「出来事」を持つカードで、出来事呪文《盗まれたお菓子》を唱えたあとに《ピクニック荒らし》を追放領域から唱えることもできます。
ついつい1枚のカードから2つの呪文を唱えたくなってしまいますが、対戦相手のライフを攻める手を休ませてはいけません。中盤には出来事呪文を唱えず、いきなり本体から唱えることも考えましょう。
終盤
クリーチャーを展開しきって、対戦相手のライフも減ってきたら算数のお時間です。オールアタック、対戦相手がもっとも効率よくブロックしてきたとしても、《巨大化》を上手く使えば勝利はすぐそこです。
苦手なカード
多くのアグロデッキ同様、全体除去にはどうしても弱くなっています。
また、クリーチャーを展開することで1枚のカードより強く使えるシナジーデッキであるこちらに対し、シナジーが薄めで相打ち覚悟でどんどん殴ってくる赤単アグロとのマッチでは、結果的に不利なブロックになってしまいがちです。こちらには除去がほとんどありませんが、相手は火力がたくさんあります。
サイドボード
《一時的封鎖》を《耐え抜くもの、母聖樹》で破壊することで戦線を回復させることができます。
赤単や毒性アグロなどとのアグロ対決では除去を追加します。
このデッキに勝つには
クリーチャーが複数体並んでしまうと1枚のカードで大幅に打点を挙げられてしまいます。《巨大化》を弱くするために、クリーチャーを並ばせないことが重要です。
とはいえ、対戦相手が使えるマナを残していると《タイヴァーの抵抗》でかわされたり、《切り崩し》や《火遊び》のような除去だと《巨大化》でかわされてしまうので、除去を撃つタイミングの見極めが重要です。インスタントであっても、対戦相手のマナが寝ている自分のターン中に撃つことも考えましょう。