天才デッキビルダーに応募しよう!
みなさん、こんにちは!スタンダード担当の紳さんです。
突然ですが、晴れる屋が現在開催している『発見!天才デッキビルダー』企画についてはご存じでしょうか。
【#天才デッキビルダー】
— 晴れる屋 (@hareruya_mtg) February 1, 2024
テーマに沿ってオリジナルデッキを構築せよ!
『発見!天才デッキビルダー』‼‼
~カルロフ邸殺人事件編~
今回の天才デッキはなんと……!
メディアチームで8つのデッキをノミネート📝
→最終的に『視聴者投票』で決まります!!
添付画像をご確認のうえご応募ください✨ pic.twitter.com/fcWsr0yGZw
天才デッキビルダーとは、テーマに沿ってオリジナルデッキをつくり、応募したのちに天才デッキとして採用されると、晴れる屋ポイント5,000ptがもらえるという視聴者参加型の企画です。
選ばれた天才デッキは実際に大塚さんといってつさんが使用し、動画内で対戦して盛り上がりました!
ちなみに応募方法はとっても簡単!
◆天才デッキビルダー応募方法◆
①晴れる屋のデッキ構築機能をつかって『カルロフ邸殺人事件』の新規カードを8枚以上使用したスタンダードのデッキをつくる。
②メニューアイコンを開き、「設定」からキャンペーンタグを「指定なし」から「MKM#天才デッキビルダー」に変更。
③デッキ構築機能の画面右上【キャンペーン参加】のボタンをクリックして、Xへのポストを完了する。
上記の通りにやれば誰でも簡単に応募ができるので、どんどん挑戦してみてください。2つでも3つでも応募できます!
もちろん、僕も天才デッキビルダーの称号と名誉が欲しいので応募しますよ!
紳さんの天才デッキ
さて、僕が応募するデッキですが、これはもう決まってます。
- 2024/01/30
- メディアチームが独断と偏見で選ぶ『カルロフ邸殺人事件』
- 晴れる屋メディアチーム
「メディアチームが独断と偏見で選ぶ」という記事で「《陰謀の解明者》をラクドスリアニメイトにブチ込むだけでヤバい」という話をしました。
こちらの検証をかねて、まんまのデッキを組んでみることにします。(天才とは?)
できあがったデッキがこちらです。
つ、つよそう!?
- 2024/1/26
- ラクドスリアニメイト
最強パワーのド派手な呪文で一発逆転!
ベースはラクドスリアニメイトなので理論上はそこそこ戦えるはずですが、3色にしたことで安定感と速度が低下しています。
そのかわり、(ほぼ)即死コンボが搭載されているのが特徴です。
デッキのおもな動き
ド直球にクリーチャー版《全知》である《陰謀の解明者》を墓地に落とし、リアニメイトをしてコンボ発動、そのままゲームを終わらせるというのが狙いのデッキです。
《貯蔵スカーブ》は自身を「濫用」で墓地に落としながら《多元宇宙の突破》を手札に回収することができる面白いクリーチャーです。
《陰謀の解明者》が戦場に出てからは、
というループが発生し、お互いのライブラリーがなくなって勝ちとなります(対戦相手がドローフェイズで先にライブラリーアウト敗北となるため)。
さすがに《多元宇宙の突破》を唱えたのに「証拠収集10」が実行できないなんてことはありえない(フラグ)ため、《陰謀の解明者》は間違いなく《全知》です。
また、かならずしもリアニメイトを狙わなくても《大勝ち》で4マナ→7マナのジャンプアップをしつつ、普通に《陰謀の解明者》や《多元宇宙の突破》を唱える展開も考えられます。
とくに打ち消しを構えてそうな相手には、《魂の洞窟》から色マナを出して《陰謀の解明者》を打ち消されないようにする動きが強いです。
(もっとも、その場合は《多元宇宙の突破》が打ち消されるとは思いますが、後述するテクニックでリカバリー可能)
序盤
メインでは1マナ以下の呪文を採用していないため、1ターン目の理想は《ザンダーの居室》のタップインを処理することです。
サイド後は4枚採用の《強迫》で露払いをします。
2~3ターン目は《苦々しい勝利》や《押し出し/引き抜き》の2マナソーサリーのモードなどでクリーチャー除去をしながら墓地を肥やします。
《苦々しい勝利》は《陰謀の解明者》を捨てながらクリーチャー除去ができますし、《押し出し/引き抜き》は《押し出し》が2マナでプレイできる呪文ながら墓地に落ちれば8マナ扱いであるため、「証拠収集10」の準備をすることができます。
相手が積極的に動いてこないようであれば、《浮き荷/捨て荷》の《浮き荷》で墓地を肥やしつつ、手掛かり・トークンを生成する動きが強いです。この呪文もまた、墓地に落ちれば8マナ扱いとなります。
中盤
4ターン目はこのデッキにとって、実質的に決着がつけられるターンであるといえます。
なぜなら、相手がうっかりマナを使い切ってタップアウトした場合、《大勝ち》からそのままゲームを終わらせることが容易だからです。
Tier1のデッキは4マナの動きが強いため、意外とあっさりタップアウトしてくれるかも?(願望)
《セレスタス》は実質的に5枚目の《大勝ち》としての採用です。色マナの捻出を助けてくれますし、ライフ回復やルーター能力も地味ながら有用です。
4ターン目までに《大勝ち》《セレスタス》のいずれも唱えられなかった場合でも、5枚目の土地と《ギックスの残虐》があれば仕掛けることはできます。《ギックスの残虐》は「先読」でII章から入って《多元宇宙の突破》をサーチするのも悪くありません。
終盤
やむなく対戦相手が除去をかまえていそうなときに仕掛けた場合でも、《陰謀の解明者》が戦場に出たのちは優先権があるため、最低1回は「証拠収集10」で《多元宇宙の突破》を唱えることができそうです。
どこに天才要素があるの?
ところで、新カードをふんだんにつかっているとはいえ、ベースがラクドスリアニメイトで、即死コンボも既出であるこのデッキのどこに天才要素があるのでしょうか。
天才デッキにノミネートされるためには、大塚さんやいってつさんを納得させるそれなりの理由が不可欠。念のためにアピールをしておきましょう。
天才デッキたる理由1:墓地対策に耐性があるリアニメイト戦略
ベースがそもそもラクドスリアニメイトであり、《陰謀の解明者》も墓地が肥えていないと無力であることから、一見すると墓地対策で封殺されるデッキに思われるかもしれません。
現スタンダード環境には《もがく出現》コンボや《アガサの魂の大釜》コンボといった墓地利用コンボのデッキがあり、下環境ほど対策をされていないとはいえ、サイドボードに墓地対策カードを採用しているデッキは確実に存在しています。
スタンダードの墓地対策といえば、なんといっても《未認可霊柩車》です。
このカード1枚に泣かされる墓地活用デッキは多く、《未認可霊柩車》という壁を乗り越えてこそ、天才デッキといえるのではないでしょうか。
そんななか、私のデッキはメインから《カイロックスの電位闊歩機》と《幽霊の裁き、ケイヤ》という2枚の墓地対策アンチカード(?)を採用しております。
《貯蔵スカーブ》で《多元宇宙の突破》を回収しようとしたら、《未認可霊柩車》で追放されてコンボが止まる…なんてことがありそうですよね。
そんなとき、「証拠収集6」が搭乗コストである《カイロックスの電位闊歩機》があれば、《多元宇宙の突破》を追放し、安全圏にかくまうことが可能です。
《カイロックスの電位闊歩機》によって追放された呪文は攻撃時に唱えることができ、コストも《陰謀の解明者》の「証拠収集10」によって0マナで唱えることができるため、再びコンボを狙うことができます。
また、《カイロックスの電位闊歩機》は打ち消しにも耐性をもたせることができます。
たとえば、《魂の洞窟》によって《陰謀の解明者》が打ち消されずに着地したものの、肝心の《多元宇宙の突破》が打ち消されたらコンボになりませんよね。
そんなとき、
①《カイロックスの電位闊歩機》で墓地の《多元宇宙の突破》を追放してクリーチャー化
②《カイロックスの電位闊歩機》で攻撃、《陰謀の解明者》の能力で《多元宇宙の突破》を0マナで唱える
という動きで打ち消しすら乗り越えることができるのです!
《強迫》などで《多元宇宙の突破》を捨てさせられた場合にも有効ですね。
また、《幽霊の裁き、ケイヤ》は[+2]能力で疑似的なリアニメイトができる上、アンチ墓地対策としての役割もこなす器用なカードです。
たとえば、墓地の《陰謀の解明者》を《ギックスの残虐》で釣り上げようとしたとき、対戦相手が《未認可霊柩車》で《陰謀の解明者》を追放し、妨害してきたとしましょう。
そのとき、《幽霊の裁き、ケイヤ》は戦場のなんでもないトークンを《陰謀の解明者》のコピーに変えることができるため、問題なく即死コンボに向かうことができるのです。
下準備として《幽霊の裁き、ケイヤ》の[+1]能力でスピリット・トークンを出しておいてもいいですし、《浮き荷/捨て荷》の手掛かり・トークンや《大勝ち》の宝物・トークンなども有効活用できます。
天才デッキたる理由2:ネタデッキに収まらない対応力
今回のような面白コンボを狙うデッキは、どうしてもコンボパーツや下準備のためのカードに枠がとられ、ガチデッキに対応する手段が少ないことが多いです。
しかし、私のデッキはアグロからコントロールまで、どんなデッキを相手にしても勝ちきれる対応力を備えています。
メインは《大勝ち》から最速5ターン目に即死コンボを決めることができ、サイドにはアグロに対して強いカードをしっかりと用意しているため、コンボデッキにありがちなアグロに轢き殺される可能性をギリギリまで下げました。
コントロールやランプなどのデッキに対しては、スケールの大きい呪文を叩きつけることで優位に立てますし、《強迫》で安全確認してからの即死コンボも現実的に狙えます。
なにげに分割カードのコストが重い方の効果も強力で、結果的にロングゲームに強いデッキ構成になりました。
万が一、《陰謀の解明者》や《多元宇宙の突破》をデッキからすべて抜かれたとしても、十分に戦えるカードパワーがあります。
このデッキを超える天才デッキがあるでしょうか?
あらたなる天才デッキを求めて
これが現スタンダードの最適解!!!https://t.co/l6wSA88Wgc #天才デッキビルダー pic.twitter.com/Y30UABy6Ln
— 紳さん(竹内紳也) (@shinsan_tensai) February 6, 2024
というわけで、こちらの天才デッキを応募させていただきました!
大塚さん、いってつさん。公平な審査をお願いしますよ???
そして現在、ぞくぞくと、こちらのページに天才デッキが集結しております。
我こそは天才デッキビルダーというみなさま、ぜひとも企画にご協力ください!
締め切りは2/8(木)まで! まだまだ間に合います。
【応募条件の確認はコチラ】