『サンダー・ジャンクションの無法者』世論調査!!みんなはこのカード、どう思ってる?
ついに今週、新セット『サンダー・ジャンクションの無法者』が発売されます!
今回は『サンダー・ジャンクションの無法者』で話題の新カードをピックアックし、Xのアンケートでリアルな意見を集めました。回答してくださったみなさま、本当にありがとうございます!
荒野を駆ける無法者たち。スタンダードでの評価はいかに!?
(※記事中の価格はいずれも執筆時点のものです。カード価格はカードの強さだけでなく、供給量やコレクション性、使用されるフォーマットの種類など複合的な要素によって変動します)
《最後の決戦》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《最後の決戦》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/Qt2GMimw1i#mtgjp #MTGThunder
こちらのカードは64%以上の方が「使われる」と判断しました。初動2,200円という評価です。
現スタンダードではすでに全体除去が多くあり、ポジション的な優位性はありませんが、インスタントタイミングで全体除去ができるとなると少し話が違います。
また、「放題」によって複合的な効果を持たせることが可能であり、クリーチャーに破壊不能をつけたり、すべてのクリーチャーをバニラに変えるといったモードを選べる点も高評価につながっているようです。
「全体除去にオマケがついている」と捉えるか、「いざとなれば全体除去として唱えられる」と捉えるか。ミッドレンジからコントロールまで幅広く採用できそうな呪文ですね!
《再覚醒したジェイス》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《再覚醒したジェイス》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/veNCpdjYK8#mtgjp #MTGThunder
注目の新ジェイスは約60%の方が「使われる」と判断しました。初動4,000円ですぐに売り切れ、現在の価格は5,500円と今回のトップレアです。
下環境では《嘘の神、ヴァルキー》、スタンダードでは《木苺の使い魔》とのコンボが騒がれておりますが、そういった踏み倒しコンボ抜きで考えても強いのではないでしょうか?序盤にプレイできないとはいえ2マナのプレインズウォーカーです。
青白コントロールでは2ターン目から打ち消し・除去・ドローなどを構え続け、4ターン目に《再覚醒したジェイス》から《砂塵の憎悪》を「計画」するだけでかなり強い動きに思えます。
《すりのチビボネ》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《すりのチビボネ》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/smroE1uLnS
こちらのカードは意外にも半数以上の方が「使われない」と判断しました。初動は1,500円。
たしかに、1マナ1/1接死はブロッカーとしては優秀ですが、アタッカーとしては微妙かもしれません。飛行や威迫を持っていないため、かなり厳しい現実が待ち受けていそうです。
一方、もしも自由に攻撃を通し続けることができるとしたならば、とてもアドアドしいクリーチャーとなります。《切り崩し》や《喉首狙い》でブロッカーを排除し、攻撃を通すことで排除したクリーチャを自軍に招き入れる(相手の墓地から唱える)といったことが可能です。
この動き、スタンダード版《敏捷なこそ泥、ラガバン》といっても過言ではありません。(諸説アリ)
また、マナが足りずに唱えられなかったとしても対戦相手の墓地のカードを対象に取った段階で「悪事を働く」ことになります。黒にはおあつらえ向きのカードがたくさんありますね。
ディミーアでは1ターン目《すりのチビボネ》、2ターン目に《妥当な疑惑》を構えて、相手のクリーチャーを打ち消しながら《すりのチビボネ》に容疑をかけるといった動きは面白そうです。試してみませんか?
《精鋭射手団の目立ちたがり》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《精鋭射手団の目立ちたがり》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/1zR49FmFNg#mtgjp #MTGThunder
このカードはすごいです!90%近くの方が「使われる」と回答。初動は納得の2,200円で、現在は2,800円まで高騰しております。
特に説明することがありません。赤単・ボロス・グルール・イゼット、いろんなデッキで試されるのではないでしょうか。
トランプルと二段攻撃つけて殴りたい。
《巨大なガラガラワーム》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《巨大なガラガラワーム》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/50UCrhGKOl#mtgjp #MTGThunder
こちらのカードは61%以上の方が「使われる」と回答。初動は400円とリーズナブルです。
性能をフルに活かすために、なるべくプレイアブルな砂漠と組み合わせて使いたいですね。
墓地に落ちた場合は砂漠をサーチして場に出すことができるので、《砂嵐の境界》をピン挿しするのは面白そうです。特に地上戦最強の《グリッサ・サンスレイヤー》をはじめとした接死を持つクリーチャーはファッティの天敵ですので、ブロックできなくしてからブン殴りたいところ。
4マナ6/5トランプルでメリット能力が2つもあるクリーチャーが活躍できないマジックはちょっと想像できないですよね!ぜひ、使いましょう。
《潜入者、悟》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《潜入者、悟》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/CAz8U5Gc3V#mtgjp #MTGThunder
下環境で大注目の《潜入者、悟》はスタンダードではどうでしょうか。7割近くの方が「使われない」と回答。初動は1,800円でした。
能力は強力ですが、さすがに0マナクリーチャー・親和クリーチャー・ピッチがない環境では使われないと考える方が多かったようです。
ただし、スタンダードでも「計画」・軽量リアニメイト・ブリンクといったギミックが健在で、《潜入者、悟》を活かした構築というのはいくらでも考えられます。意外と活躍するかも!?
《失われた十手》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《失われた十手》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/Q7A5Im7veG#mtgjp #MTGThunder
十手に憧れた方、トラウマになってる方はまだまだ多いのではないでしょうか。しかし、現代版の十手は意外にも半数以上の方が「使われない」という評価。初動は4,000円と高額でした。
スタンダードよりも《ウルザの物語》が使えるモダン以下の環境での使用が検討されているようですね。
さすがに偉大なる先祖が強すぎました。マジックの歴史でも、ここまで使われたカードは数少ないのではないでしょうか。無論、同じ「十手」ですが能力を比較してどうのこうの言うのはナンセンスでしょう。
「戦闘ダメージを与える」ことがトリガーとなりますので、スタンダードではやはりディミーアで使いたくなります。《ヨーグモスの法務官、ギックス》が強く使えるのなら、当然、十手も強いはず!
《エイヴンの阻む者》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《エイヴンの阻む者》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/O0a9KsJwWu#mtgjp #MTGThunder
こちらのカードも期待されています!78%以上の方が「使われる」と回答。初動は1,800円でした。
《呪文捕らえ》と似た性能ですが、追放した呪文を強制的に「計画」された状態にするため、各種打ち消し呪文を追放すると二度とプレイできない(ソーサリータイミングで唱えられない)ことから、《呪文捕らえ》よりも強力な面があります。
また、《エイヴンの阻む者》の能力は「呪文を追放する」ので、《魂の洞窟》の庇護の元でプレイされた《偉大なる統一者、アトラクサ》や打ち消されない《ティラナックス・レックス》でさえも問答無用で追放することができます。もっとも、これらの呪文をプレイされる状況は対戦相手が豊富なマナを捻出できているので、一時しのぎにしかならない可能性もありますが。
どちらかといえば、速めのクロックを置きながら相手の妨害を弾いてライフを詰めきる、といった運用が考えられますね。自身も2/2飛行とまずまずの戦闘能力です。
《三歩先》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《三歩先》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/gPxBvHdPlS#mtgjp #MTGThunder
こちらのカードも高評価でした!77%以上の方が「使われる」と回答。初動は700円です。
ほぼ《取り消し》としての運用になりそうですが、打ち消しの必要がない場面ではドロー&ルーティングモードで手札の質を高めることができ、クリーチャーかアーティファクトをコピーするモードもプレイアブルです。そして、マナさえあれば2つ、あるいは全てのモードで唱えることも可能に。
欲張りたい場合は《傲慢なジン》や《暁冠の日向》など、コスト軽減カードと組み合わせるのも良いでしょう。MAXで唱えれば、相手の呪文を打ち消しながらドローしてルーティングして《傲慢なジン》のコピーを増やすといった ハチャメチャをすることもできますね!
《苦難の収穫者》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《苦難の収穫者》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/Te7cZbiguO#mtgjp #MTGThunder
続いてはこちらのカード。70%以上の方が「使われる」と回答。初動は2,000円でしたが、現在は3,000円まで高騰しております。
このカードもまた、手札から捨てることで《嘶くカルノサウルス》のように序盤~中盤は露払い的な除去として機能し、墓地に落ちてからはリアニメイトするといった戦略が強そうです。
能力起動のコストが《嘶くカルノサウルス》より1マナ軽いのが嬉しいですね。《大洞窟のコウモリ》をより落としやすくなると思われます。
また、メインからデッキに採用できる全体-2/-2修正内蔵クリーチャーという点も現スタンダード環境に合っています。ボロス召集に対しては《戦導者の号令》を出された後でもトークンを一掃し、パワー5のブロッカーとして《イーオスの遍歴の騎士》を討ちとることが可能です。
ディミーアミッドレンジ相手にも強そうですね。
《苦難の収穫者》の加入で、一時的にスタンダード環境を席巻しかけた《アラーラへの侵攻》コンボも大幅強化となりそうです。
《軍団の成形機械》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《軍団の成形機械》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/SCMWlaXiG6#mtgjp #MTGThunder
こちらのカードは60%以上の方が「使われる」と回答しました。初動は1,200円。
火力として機能した後、システム系の置き物として戦場に残る点が強力です。宝物・手掛かり・地図トークンを2マナで3/3ゴーレムに変えることができます。戦場に出たときに「悪事を働く」点から考えると、《財宝使い、マグダ》とはベストパートナーになれそうですね。
ちなみに能力をインスタントタイミングで起動できるので、前のターンに生成したゴーレムでファッティをブロックした後、そのゴーレムを生け贄にして新たなゴーレムを誕生させることが可能です。2マナかかりますが、緊急時に役立つ永久ブロッカーです。
《密輸人の驚き》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《密輸人の驚き》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/9NvcwpZbXb#mtgjp #MTGThunder
こちらのカードは58%以上の方が「使われる」と回答しました。初動は1,000円。
あるときは《速足の学び》、あるときは《歯と爪》、あるときは《英雄的介入》…のように使えることもある、といった感じのカードです。緑ならどの能力も腐ることはなく、強いことは間違いなさそう。
アンケートの結果にも反映されていますが、評価が分かれそうな絶妙なカードですね。なにげに3マナで4枚切削しながらクリーチャーや土地を合計で2枚回収できるモードが一番、コストパフォーマンスが良く感じます。
《フォモーリの宝物庫》
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《フォモーリの宝物庫》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/AsQzyDg5VI#mtgjp #MTGThunder
最後に紹介するのは、いってつリクエストの《フォモーリの宝物庫》。約3分の2の方がスタンダードでは「使われない」と回答しました。初動は2,500円です。
統率者戦ではかなり魅力的な能力を持った土地ですね。
スタンダードではアーティファクト系のデッキでの活躍が見込めますが、手札を補充することに関しては《編まれた網》が強力なため、わざわざ《フォモーリの宝物庫》を使うかと言われると疑問が残ります。
どうせなら《フォモーリの宝物庫》の起動コストを《奇怪な宝石》や《沈んだ城塞》でまかなうなど、サクッと使いたいところです。
いっそのこと、青を切り離して《落星の学者、ロクサーヌ》で《隕石》を大量に落としながら《フォモーリの宝物庫》でフィニッシュ手段を探す謎のコントロールデッキはどうでしょうか。パワーストーンから2マナ出るようになると強そうですが。
『サンダー・ジャンクションの無法者』は強いカードが多い?
以上、世論調査でした。あなたの推しカードはどんな評価でしたか?
新カードの評価は難しく、実際に使われてみるとめちゃくちゃ強い、なんてことが往々にしてあります。
前回の『カルロフ邸殺人事件』では《血管切り裂き魔》や《地底街の下水道》など、トップレアが初動で数百円だったことは記憶に新しいのではないでしょうか。
- 2024/02/07
- 世論調査!!『カルロフ邸殺人事件』の新カード、トップレアをチェック!
- 晴れる屋メディアチーム
アンケートでは《謎の骸骨の事件》や《真紅の鼓動の事件》は「スタンダードで使われるカード」という評価を受けましたが、蓋を開けてみると、まったくの期待外れ現時点では思ったほど活躍しておりません。
とはいえ、スタンダードで使える期間はまだまだ長いですからね!これからに期待しましょう。
一方で、『サンダー・ジャンクションの無法者』のトップカードはシンプルにわかりやすく強いという印象です。おおむね、みなさまの予想通りの結果となるのではないでしょうか!
それでは、荒野の果てでお会いしましょう!次回の世論調査もお楽しみに!