ディミーアデーモン サンプルリスト
※『第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権』優勝デッキ
デッキの動き
ハンデスや除去、打ち消しなどで相手の脅威に対処しながら、《不浄な別室》でアドバンテージを得つつ、《ドロスの魔神》のようなハイコストパフォーマンスのデーモンで攻撃を仕掛けるミッドレンジデッキです。
ゲームが長引いた場合は《終末の加虐者》や《完成化した精神、ジェイス》によって対戦相手のライブラリーを削ることで「ライブラリーアウト」による勝利を狙うことも可能な「二刀流」のデッキとなっております。
序盤
1ターン目の《強迫》はベストな動きの一つですが、《不穏な浅瀬》や《地底街の下水道》のタップイン処理を行うのも悪くありません。
2ターン目は「マスト除去」といえる《腐食の荒馬》をプレイしたり、除去や打ち消しを構えながら瞬速で《フェアリーの黒幕》をプレイできれば上々の滑り出しといえるでしょう。
中盤
《不浄な別室》は3ターン目に一番プレイしたいカードです。着地以降は毎ターン、2点のライフと引き換えにカードアドバンテージを得ることができます。
《ドロスの魔神》は強力なデーモンです。「油カウンターが取り除けなくなるとゲームに敗北する」という強烈なデメリット能力を持ちますが、3回攻撃できればほぼゲームに勝利できる性能であることを考えると、デメリットは実質的にないようなものです。
また、デーモンをコントロールすることで《不浄な別室》によるライフルーズがライフドレインに変わる点もライフレースに大きく関わってきます。
終盤
ゲーム終盤は除去や打ち消しを駆使しながら、《フェアリーの黒幕》や《ドロスの魔神》といった飛行戦力でビートダウンを仕掛けていきます。《ドロスの魔神》をプレイしたからには悠長なことをしていられません。《不穏な浅瀬》なども積極的に攻撃参加し、早々にゲームを終わらせてしまいましょう。
《ドロスの魔神》が倒されてしまっても、《祭儀室》を5マナで開放することで飛行6/6デーモンを戦場に追加できます。ライフレースを有利にするためにも、常にデーモンが戦場にいる状態をキープすることを目指しましょう。
対戦相手の妨害によってビートダウンプランでの勝利が難しくなった場合は、ライブラリーアウトによる勝利を狙います。
《終末の加虐者》は唱えられて戦場に出ることでお互いのライブラリーを6枚にするという豪快な能力を持ちます。《完成化した精神、ジェイス》 の[-X]忠誠度能力をX=2以上で使用できればほぼ勝利できますし、《不穏な浅瀬》の攻撃時の誘発能力によって勝つことも難しくありません。
ただし、対戦相手の《完成化した精神、ジェイス》や《不穏な浅瀬》によって逆に敗北させられることも考えられます。戦場をよく確認するのに加えて、《強迫》による安全確認、対戦相手のデッキに《完成化した精神、ジェイス》が入っている可能性なども考慮した上で《終末の加虐者》をプレイするようにしましょう。