はじめに
マジックのカードには、ときに強すぎるあまり環境を支配するほどのデッキを生み出してしまうカードがあります。
そういった強力すぎるカードは、環境の多様性を損ねたり、カードの効果によっては対戦していて楽しくない体験を招いてしまいます。
そこで、より楽しく、よりいろいろなデッキが活躍できるように、各フォーマットごとに禁止/制限リストが制定されているのです。
禁止となったカードは認定イベントではデッキに入れられませんので、デッキを構築する前にどんなカードがあるか把握しておきましょう!
スタンダード
現在、スタンダードに禁止カードはありません。
以下のセットがスタンダードで使用可能です。
■スタンダード使用可能セット
『ファウンデーションズ』(FDN):【2029年まで使用可能(予定)】
『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』(FIN):【2025年6月6日から使用可能(予定)】
『タルキール:龍嵐録』(TDM)
『霊気走破』(DFT)
『ダスクモーン:戦慄の館』(DSK)
『ブルームバロウ』(BLB)
『サンダー・ジャンクションの無法者 ビッグスコア』(BIG)
『サンダー・ジャンクションの無法者』(OTJ)
『カルロフ邸殺人事件』(MKM)
『イクサラン:失われし洞窟』(LCI)
『エルドレインの森』(WOE)
【下記セットは2025年7月24日まで使用可能(予定)】
『機械兵団の進軍:決戦の後に』(MAT)
『機械兵団の進軍』(MOM)
『ファイレクシア:完全なる統一』(ONE)
『兄弟戦争』(BRO)
『団結のドミナリア』(DMU)
- 【随時更新】
- スタンダードデッキ紹介
- 晴れる屋メディアチーム
パイオニア
パイオニアは『ラヴニカへの回帰』以降に発売された通常セットのカードを使用できるフォーマットです。
現在、パイオニアでは以下のカードが禁止となっています。
- 【随時更新】
- パイオニアデッキ紹介
- 晴れる屋メディアチーム
モダン
モダンは『第8版』以降に発売された通常セットのカードを使用できるフォーマットです。
またこれに加えて、以下の特殊セットのカードも使用可能です。
■モダンで使用可能な特殊セット
『モダンホライゾン』
『モダンホライゾン2』
『モダンホライゾン3』
『指輪物語:中つ国の伝承』
『Assassin’s Creed』
現在、モダンでは以下のカードが禁止となっています。
- 【随時更新】
- モダンデッキ紹介
- 晴れる屋メディアチーム
レガシー
レガシーは一部のカードを除き、これまでに発売されたすべてのセットのカードが使用できるフォーマットです。
現在、レガシーでは以下のカードが禁止となっています。
ヴィンテージ
ヴィンテージは一部のカードを除き、これまでに発売されたすべてのセットのカードが使用できるフォーマットです。
禁止カード
現在、ヴィンテージでは以下のカードが禁止となっています。
■禁止カード
・カード・タイプが「策略」であるすべてのカード(25種)
・アンティに関連するすべてのカード(9種)
・ステッカーやアトラクションをゲーム内に持ち込みうるカード(56種)【詳細はこちら】
・アート、テキスト、カード名、あるいはそれらの組み合わせが人種的文化的侵害に当たるカード【詳細はこちら】
・《Chaos Orb》
・《Falling Star》
・《Shahrazad》
制限カード
ヴィンテージでは、以下のカードが制限(デッキに1枚まで入れられる)となっています。
パウパー
テーブルトップ(紙のカード)またはMagic Onlineで、コモンとして収録されたことがあるすべてのカードを使用できるフォーマットです。
現在、パウパーでは以下のカードが禁止となっています。
統率者戦
統率者戦は一部のカードを除き、これまでに発売されたすべてのセットのカードが使用できるフォーマットです。
また統率者戦は禁止カードではなく、あくまで「禁止推奨カード」となっています。これらのカードを使用する際は、事前にコミュニティに同意を得てから使用しましょう。
■そのほかの禁止カード
・カード・タイプが「策略」であるすべてのカード(25種)
・アンティに関連するすべてのカード(9種)
・アート、テキスト、カード名、あるいはそれらの組み合わせが人種的文化的侵害に当たるカード【詳細はこちら】
ゲームチェンジャー・リスト
2025年2月に「ブラケット・システム(ベータ版)」が公式の統率者戦フォーマット委員会から発表されました。
これは、プレイヤーの望むゲーム体験に応じて、自分に合った対戦相手とマッチングするための施策で、5つのブラケットに分かれています。
また、これと同時に「ゲームチェンジャー・リスト」も導入されました。統率者戦のゲームに大きな影響を与えるカードが主に選定されており、1~5まであるブラケットごとに使用できる枚数が決められています。
ただ、これはマッチング手法のひとつにすぎないので、すでに良いマッチングができていたり、コミュニティ間で話し合いが済んでいる場合は、従来の方法で遊ぶことができます。
■ブラケットごとのゲームチェンジャー・カードの使用可能枚数
・ブラケット1(エキシビション)、ブラケット2(コア)では使用禁止です。
・ブラケット3(アップグレード)では合計3枚まで入れられます。
・ブラケット4(オプティマイズド)、ブラケット5(CEDH)ではすべて使用可能です。