最新のスタンダード大会結果をチェック!
こんにちは!晴れる屋メディアの紳さんです。
新環境がやってきました!
ローテーションによってカードプールも激変し、今、スタンダードがとにかく熱い!
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スタンダードで使用可能な土地や除去をまとめた記事も最新版に更新されております。ぜひ、ご活用くださいね!
さて、それでは最新の大会結果をチェックしていきましょう!
今回は日曜日に開催された『チャンピオンズカップシーズン4ラウンド2スペシャル予選』の上位入賞リストを見ていきたいと思います!
『スペシャル予選 in TC東京』
まずは晴れる屋TC東京の結果から。88名と多くのプレイヤーが参加しました。
『チャンピオンズカップシーズン4ラウンド2スペシャル予選inTC東京』
権利獲得 エスパーピクシー
権利獲得 ディミーアミッドレンジ
権利獲得 ディミーアミッドレンジ
権利獲得 ナヤユウナ
権利獲得 イゼット大釜
権利獲得 イゼット果敢
権利獲得 イゼット大釜
権利獲得 イゼット大釜
「エスパーピクシー」「ディミーアミッドレンジ」「イゼット大釜」と前環境から有力とされていたデッキたちが新環境でも結果を残しました。
ローテーションによって失ったカードもありますが、それ以上に『久遠の終端』から加わった新戦力に注目したいところです。
エスパーピクシー
見事、権利獲得となったエスパーピクシーのリストがこちらです。主要なパーツはほとんど変わっていないようですね。
《切り崩し》が抜けた穴を《悲劇の軌跡》が、《喉首狙い》が抜けた穴を《保安官を撃て》が綺麗に埋めているようです。
ピクシーデッキのお家芸である「《逃げ場なし》《勢い挫き》の使い回し」も健在で、軽量除去が豊富なデッキとなっています。
新カードの《氷魔法の秘宝》もバウンスと相性が良く、このデッキでは繰り返し使える2マナ2ドローとなります。リソース勝負になれば頼りになるカードです。
そして、なんといっても《コスモグランドの頂点》の破壊力が凄まじいです。《望み無き悪夢》が禁止されたことでライフを詰める力が疑問視されていましたが、置き物をバウンスして出し直すだけでクリーチャーが並び、さらには全軍強化も選択可能。
主要クリーチャーはことごとく飛行を持っているデッキのため、《コスモグランドの頂点》によって+1/+1カウンターが乗り始めればクロックは速く、フィニッシュ性能は抜群です。
除去に対しても《陽光真珠の麒麟》で《コスモグランドの頂点》を救出することができ、隙のないデッキとなりました。
サイドボードにはアグロ対策を兼ねつつ、《プロフトの映像記憶》や《陰湿な根》など厄介な置き物を対処できる新カード、《縫い目破り》が加わりました。《無効》の再録も心強いですね。
主要なパーツはそのままに、中盤以降の動きがより強くなったエスパーピクシー。「スタンダードの頂点」に立つのはこのデッキかもしれません。
ナヤユウナ

Hareruya Prosであり現スタンダード神の平山 怜(@sannbaix3)が使用して権利獲得となった「ナヤユウナ」。
前環境とリストが劇的に変わったわけではありませんが、新カードの採用を含めてバージョンアップしています。
《浚渫機の洞察》は前環境で《陰湿な根》デッキなどに採用されていた優秀なカードで、「切削」しながら最重要カードである《スピラの希望、ユウナ》を探すことができます。クリーチャー以外にもアーティファクトや土地を手札に加えられる、便利なカードです。
アーティファクトやクリーチャーが自分の墓地を離れると1点のライフゲインが誘発するのも、地味ながら強力。《ユウナ》と《ボイラービルジの大主》のシナジーもあり、ライフを詰められている状況からでも十分に逆転が狙える構成となっています。
新カードの《縫い目破り》はこのデッキにもメインから採用されていました。アグロデッキ対策になりつつ、墓地利用デッキにとって天敵となる《安らかなる眠り》や《除霊用掃除機》を対処することができます。
ちなみに《浚渫機の洞察》や《縫い目破り》はエンチャントなので、いざとなったら《ユウナ》の能力で墓地から戦場に出すことも可能。大主たちが墓地に落ちてくれないときなどは、選択肢の一つとなるでしょう。
また、新環境のナヤユウナはマナベースがパワーアップしています。ファストランドが抜けてショックランドが加わったことで、中盤以降にプレイする土地のアンタップ率が高くなり、ビッグアクションを狙いやすくなっています。
ショックランドが基本土地タイプを持っているため、境界ランドが安定して2色のマナを出せるのも良いですね。
『スペシャル予選 in 日本橋店』
それではつづいて、大阪の晴れる屋日本橋店の結果をチェックしていきます。33名のプレイヤーが参加しました。
『チャンピオンズカップシーズン4ラウンド2スペシャル予選in日本橋店』
権利獲得 オルゾフサクリファイス
権利獲得 イゼット大釜
権利獲得 イゼット大釜
権利獲得 ディミーアミッドレンジ
トップ8 グルール昂揚
トップ8 ディミーアミッドレンジ
トップ8 エスパーピクシー
トップ8 グルール上陸
オルゾフサクリファイス
現スタンダード環境には、クリーチャーが死亡するたびに1点のライフドレインを誘発させる《威名のソルジャー、セフィロス》と《復讐に燃えた血術師》がいます。
そこに、ライフ支払いやタップ、使用回数などになんの制限もないサクリ台の《影の帯の盲信者》が加わりました。デッキにならないはずがありません。
クリーチャー ― 人間・クレリック
3/2クリーチャーやアーティファクトでありこれでない1つを生け贄に捧げる:諜報1を行う。
シンプルイズベスト。「諜報」も強すぎます。
「クリーチャーをたくさん戦場に出す = 勝ち」です。
ちなみに、予備のサクリ台として《バルトロメ・デル・プレシディオ》も採用されています。こちらはクリーチャーやアーティファクトを生け贄にすることで自身に+1/+1カウンターを置き、どんどんパワーアップしていきます。相手がブロッカーを出していなければ一撃必殺にもなりえるカードですが、トランプルが欲しかったですね……。デッキ構成的に《影の帯の盲信者》の方が強く使えそうです。
今回、権利獲得となったリストでは諜報を活かすべく、《過去立たせ》での一撃必殺を狙っています。自身の墓地にある2マナ以下のクリーチャーが一斉に戦場へ出てくるというカードで、《影の帯の盲信者》とは非常に相性が良いですね。
《威名のソルジャー、セフィロス》は3マナですが、《復讐に燃えた血術師》と《影の帯の盲信者》はどちらも2マナ。戦場がどんなに寂しくても、墓地銀行にしっかりと貯クリーチャーしていれば、《過去立たせ》1枚でゲームに勝てるということです。
ということで、いかに優秀な1-2マナのクリーチャーをデッキに採用できるかという勝負となります。昨今のクリーチャーはカードパワーが高くなっているとはいえ、小粒クリーチャーを大量に採用するのは勇気のいることです。最悪、《過去立たせ》に頼らなくても勝てるぐらいの性能は欲しい。
《入れ子ボット》《寄生の賢者》《鎖破りの鼠》はいずれも死亡したときにクリーチャー・トークンを生成するため、1枚でクリーチャー2体分の働きが期待できます。チャンプブロッカーとしても優秀ですね。
墓地利用デッキでは定番の《うなる大殺犬》も採用し、加速度的に墓地を肥やすことができます。《影の帯の盲信者》もそうですが、「切削」ではなく「諜報」なのがポイントで、デッキを掘り進めながら《過去立たせ》を探しにいくことが可能です。
《勝利の楽士》は「応召」によって一時的にクリーチャーを横並べすることができ、打ち消しやインスタントタイミングの墓地追放を構えた相手にも《過去立たせ》を通しにいけるため、決め手となり得ます。
こうしてみると、小粒ではあるが、粒ぞろいといった印象で、デッキをしっかりと掘ることができればフィニッシュブローにたどり着く確率は高そうです。
採用するクリーチャーの選定を含め、デッキ構築の自由度が高そうなアーキタイプですね!今後、メタゲームにどのように絡んでくるのか楽しみです。
グルール上陸
今大会、権利獲得とはなりませんでしたが、前環境の最後にトップメタとなった上陸デッキも注目のアーキタイプです。
土地を連続して戦場に出すことで、「上陸」をたくさん誘発させ、爆発的な打点を叩き出します。
注目ポイントとして、『久遠の終端』から《氷耕しの探検家》が新しく加わりました。
「土地のプレイ回数を増やす」という能力がそもそもデッキと相性が良いですが、《寓話の小道》のようなフェッチランドを墓地からプレイできる点も超強力です。
フェッチランドは起動したときに墓地に落ちるため、《氷耕しの探検家》がいる限り、毎ターン墓地からフェッチランドを2回プレイできますね。ライブラリーに基本土地が残っていることが条件ではありますが、毎ターン4回上陸は脅威です!
また、《氷耕しの探検家》は土地が戦場に出るたびに「切削」もできるため、墓地肥やしも可能です。ゲーム終盤は伸びたマナから《世界魂の憤怒》を唱えることで、大ダメージ&スーパー上陸祭りが狙えます!
「上陸」という視点では《強靭形態の調和者》も強力ですので、今後、採用するデッキが出てくるかもしれません。ただ、《ティファ・ロックハート》と《苔生まれのハイドラ》が十分にゲームを決める力を備えているため、少し過剰かもしれませんね。
新環境でも上陸デッキには注目です!
おわりに
強そうなデッキが続々と結果を残していますが、新環境はまだまだ始まったばかり。
「ワープ」&《水飛沫の門》や「配備」&《救助のけだもの、コーナ》など、面白いコンボが見つかるような予感をひしひしと感じています!

そして、来月9月7日(日)には『第31期スタンダード神挑戦者決定戦』も開催されます。今後、それに向けて調整された新デッキが頭角をあらわすかもしれませんね!
次回の大会結果もお楽しみに!いろんなデッキを使って、新環境を楽しみましょう!それでは、また。