(最終更新日:2026/08/10)
コマンダーのピッチスペル
コマンダーカードアーカイブへようこそ。
このアーカイブではテーマに沿ってコマンダーでのオススメカードを紹介します。
随時更新していきますので、新しくデッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。
- 目次
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今回は「ピッチスペル」カードを広くご紹介します。
ピッチスペルとは
ピッチスペルとは、マナを払うことなく唱えることができる呪文です。ここではコマンダーで使用できるインスタント呪文を中心に紹介します。
ピッチスペルの魅力はなんといってもマナを構える必要がないこと!自分のターンにはマナを自分のゲームプランのために全投入しつつ、対戦相手のゲームプランに介入できます。一見してチャンスに見える「フルタップ」から繰り出される妨害は奇襲性も高い!
《意志の力》といった呪文には憧れを持つ人も多いでしょう。しかし、同名カードが1枚しか使えないコマンダーでは他にも多くのピッチスペルが活用されています。
白
除去
《剣を鍬に》相当の能力を持ちます。白のデッキは「ブリンク(追放して戦場に戻す)」や墓地からの蘇生も可能で再利用も考えられます。
除去耐性
《恭しきマントラ》はクリーチャーに選んだ色からのプロテクションを付与。《冒涜の行動》といった全体除去をかわすだけでなく、一気に攻撃したい場面では選んだ色にブロックされなくする攻めの利用も考えられます。
《堅忍の閃光》はクリーチャーを生け贄に捧げて唱えられる《英雄的介入》。ライフ変動もしなくなるので、対戦相手の無限トークンでのアタックや大量バーンダメージに対して猶予を得ることもできます。
《完璧な策略》は統率者をコントロールしていればタダで唱えられる全体破壊不能。
ただし、いずれも《毒の濁流》や《サイクロンの裂け目》などには無力なので注意!
青
打ち消し
非常に数が多いので、より有用なものから紹介します。
《意志の力》はどんな呪文にも当たる万能打ち消し。《激情の後見》はクリーチャー以外に当たる打ち消し。
《否定の力》はクリーチャー以外に当たる打ち消し。打ち消されたカードは追放されるので、《セヴィンの再利用》などでの再チャレンジを許しません。自分のコンボを守る目的では使いにくいですが、本来のコストも3マナと許容範囲です。
《精神的つまづき》は1マナの呪文を打ち消し。《剣を鍬に》、各種「教示者」、《太陽の指輪》など、コマンダーには1マナの危険な呪文がたくさんあります。青いカードがあまり入っていない多色のデッキ、統率者が重たいデッキでも使いやすいです。
《精神壊しの罠》は対戦相手1人が3つ以上の呪文を唱えていればタダで使えます。打ち消しではなく「追放」なので、《魂の洞窟》経由で唱えられた呪文や、《アロサウルス飼い》などの影響下でも突破できます。
《否定の契約》は0マナの打ち消しで、どんな呪文にも対応できる代わりに次のターンには5マナぶん支払わなければなりません。エンド前にアーティファクトが破壊されて支払えなくなることも……。とはいえ、自分のコンボを通す目的で次のターンがない想定なら問題ありません!
《緻密》はスタック上のクリーチャーもしくはプレインズウォーカー呪文をバウンス。ピッチスペルでクリーチャーに対応できるものはやや珍しく、打ち消しているわけではないので《魂の洞窟》を経由した呪文にも対応できます。
《拒絶の閃光》は青のクリーチャーを生け贄に捧げて唱えられる、なんにでも当たる打ち消し。戦場に出たときの誘発など役割を終えたクリーチャーを生け贄にできればナイス。
《撹乱する群れ》は手札から追放した青いカードと同じマナ総量の呪文を打ち消し。《意志の力》と比べると撃ちにくいものの、対象にとれる呪文に制限があるので《偏向はたき》などの対象変更呪文に対しては耐性があります。
《誤った指図》は対象変更。本来アドバンテージ損であるピッチ打ち消しですが、強力な呪文や除去を打ち返すことができると有利な交換になることも。
《徴用》青のカード2枚と非常にコストが重いですが、対戦相手の強力な呪文をそのまま奪うことができます。重いコストに見合う、強力なドロー呪文を奪いましょう。
バウンス
《水没》は対戦相手が森、自分が島をコントロールしていればタダで使えるバウンス。ライブラリー上へ戻すので、そのターン中に再度唱えなおされることが(ほぼ)ありません。対戦相手がフェッチランドを起動するなどシャッフルするタイミングで撃てば行方不明にすることも可能です。
《応じ返し》はクリーチャーバウンス。手札を1枚失って唱えるカードとしてかなりコスパが悪いですが、自分のクリーチャーも手札に戻すことができ、そもそも2マナと軽いので、単純な妨害ではなく、シナジーありきでの採用も考えられます。
黒
除去
《致命的なはしゃぎ回り》、《殺し》は一般的にアドバンテージ損となるピッチスペルのなかで珍しくカードを失わない除去。
《悪意の閃光》は全員に影響を及ぼすだけでなく、クリーチャーの死亡した時誘発を任意のタイミングで利用できます。
《不快な群れ》は手札の呪文を追放して、そのマナ総量分のマイナス修正。黒にはすでに上記のような優秀なピッチ除去があるので優先度は低いです。
《絶望の力》はすでに出てしまっている脅威には対応できないものの、出て能力を発揮される前のクリーチャーや、大量に展開されたクリーチャーを一気に除去できます。
赤
除去
《雷音》は土地を生け贄に捧げる3点火力。コンボパーツや妨害クリーチャーを除去するのに程よい火力。
《紅蓮操作》は4点割り振り火力。上手く当てればコンボを止めつつほかのプレイヤーのマナクリーチャーも除去するなど、複数のプレイヤーとの交換も可能。
《モグの分捕り》は相手が島、自分が山を持っていればタダで使えるアーティファクト除去。アーティファクト除去が有効なゲームかはマッチアップ次第。
対象変更など
こちらに撃たれた除去の対象を変更するだけでなく、打ち消しの対象を《偏向はたき》に変更してキャンセルする、ループコンボを対象変更することで止めるなど、様々な使い方ができます。
赤のクリーチャーを生け贄にして対戦相手の呪文をコピー。大量にアドバンテージをとれるカードをコピーしたり、相手の打ち消しをコピーして打ち返すなど、こちらも使い方次第で強力な一打となります。
緑
除去されてしまったカードを回収するだけでなく、対戦相手の墓地利用を妨害したり、《吸血の教示者》などでライブラリー上に置かれたカードを引かれる前に、その上にフェッチランドなどの不要なカードを積んだり、対戦相手に撃ってもらいたい除去を墓地から回収させたり、「続唱」などで唱えるカードを墓地から固定させたり、さまざまな活用ができます。
対戦相手の墓地利用を妨害するだけでなく、自身の墓地のカードをライブラリーに戻して再利用したりループコンボをしたりと、様々な活用が可能です。3マナと軽い瞬速・到達なので、がら空きと思わせておいて普通に唱えて突然ブロッカーを用意することも。
2つの置物を破壊できます。近年はアドバンテージを得る置物や強力な装備品が増えているのでマトには困らないものの、それだけにタイミングが難しい除去です。
ミニコラム:本当にそのピッチスペル、撃てる?
マジックの基本を無視したピッチスペル……
「かっこいい!」「強そう!」とあこがれるプレイヤーは少なくないはず。しかし、すべてのゲーム、すべてのデッキにピッチスペルが必要でしょうか?
特に、手札を1枚失う系のコストを持つ呪文は、決してコストが軽いとは言えません。ただでさえ弱い1対1対0対0交換が、2対1対0対0交換になってしまいます。アドバンテージを得る力が乏しいデッキではかなりの痛手です。妨害は自分が有利になるように使いたいものです。代替コストの重い呪文は、大量にアドバンテージがとれるデッキの特権ともいえるでしょう。
そもそも、序盤にさほど脅威のないゲームでは、むしろ《意志の力》より《対抗呪文》のほうが強い場面もあります。中盤以降はマナにも多少余裕ができ、呪文を唱えながらマナを構えられる場面も増えていくからです。
逆に、手札を失わないピッチスペルには常に一考の価値があります!こうした妨害カードが手札にあると、マナを使い切るビッグターンを作りやすくなり、プレイの幅が広がることでしょう!
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