今回は、新しいセット『基本セット2019』のドラフトです!
ドラフトの最初の8手をシミュレートし、Hareruya Pros4名に何をピックするか答えてもらいます。
今回のピックに参加してくれるのはこちらの4名です!:
(彼らのプロフィールや詳細はこちら!)
彼らが同じ選択を行うのか、それとも違った選択なのか、ピックを見るのがとても楽しみですね。
初手
ルイス・サルヴァット
Pick
ゴブリンはコモンに強いものがみたいなものともう1種類あって、アンコモンにも何枚か、そしてレアにも1枚だ。その何枚かっていうのはカードパワーがすごく高いと思うんだ。にも注目で、ちょっと重いけど条件なしの除去に3点のライフ、というのは万能さ。
クリスティアン・カルカノ
Pick
このパックには、にとあって悩ましいですね。その中でも、汎用性の高い除去が一番だと思います。
ティアゴ・サポリート
Pick
とのどっちを選ぶか難しいけど、初めてのドラフトだから、ここはレアをピックするよ。2マナ2/3はいいスペックだし、能力も良いね。
ピエール・ダジョン
Pick
まだこのセットは全然練習してないから、かなり難しいな。、とがベスト3と感じたんだけど、テンポ重視な環境ならとの方がいいかもしれないし、が隠れたボムかもしれない。(がベストコモンだったときを覚えてるかい?)1手目の選択は幅が広いし、このパックはすごく濃いから、このパックが返ってきたときのことを考えることにするよ。とがあって、どっちも見た目より強くて安定したコモンだ。ここでは、を取るのが良さそうだね。
各プレイヤーの選択
2手目
ルイス・サルヴァット
Pick
この2マナゴブリンは他の色のカードよりちょっと見劣りするが、青赤はそんなに攻撃的にならないので、このピックでは色を揃えておいた方が良いだろうね。
クリスティアン・カルカノ
Pick
は良さそうですが、3色を選ぶにはまだ早いと思います。他に悩ましいのは、、、、とです。戦場に出たときの能力をもっている良いクリーチャーがこのセットには多いので、を取るのが良さそうですね。
ティアゴ・サポリート
Pick
基本セットではボムをピックするのが好きなんだよ。こいつも強そうだね。
ピエール・ダジョン
Pick
は確かに強いカードに見えるな。自分も相手もプレイヤーも生贄に捧げないとはいえ、それを自分が選べるというのはとても大きい。緑にはがあって、もマナの注ぎ込み先になるから、初手ともうまく合ってくれる。他の選択肢はで、白緑でいくのなら欲しいカードだ。も手堅いピックに見えるね。この中では無難な選択で、特に要求が少ない……つまり赤いデッキなら大体仕事をしてくれるカードだ。初手のミッドレンジ戦略と合うから、をピックするよ。
各プレイヤーの選択:
3手目
ルイス・サルヴァット
Pick
トークンと相性が良いし、まともな肉体も持っている。黒は空いてるみたいだけど、すでに除去を2枚も回してしまったことは覚えておこう。
クリスティアン・カルカノ
Pick
ここで改めて、信頼できる除去が追加されました。とを回すのは嫌ですけどね!
ティアゴ・サポリート
Pick
呪禁はリミテッドだと「何か間違っているんじゃないか?」っていう働きをしてくれるから、ここで呪禁持ちをピックできるのは嬉しいね。
ピエール・ダジョン
Pick
俺にとってのベストな2枚は明確で、とだ。は見た目より良い動きをすると思うけど、ゆっくりなデッキが好きだから、が手堅いカードだったことも覚えている。この2枚だと間違いなく弱い方だし、このピックで黒を流すことになるわけだけど、柔軟性を保持することに価値があると思うよ。が俺のピックだ。
各プレイヤーの選択:
4手目
ルイス・サルヴァット
クリスティアン・カルカノ
Pick
初めの4手を除去3枚でスタートできたのは嬉しいですね! そろそろマナカーブを埋めはじめる頃合いでしょうか。
ティアゴ・サポリート
ピエール・ダジョン
Pick
このパックはそこまで良くないかな。、とがベストだけど、初手と噛み合うカードがない。緑のカードを選ぶとすれば、唯一の選択肢はだが、4手目で取るほどじゃないかな。少し余裕をもって、これまでの2ピックと噛み合うを取ることにするよ。
各プレイヤーの選択:
PICK 5
ルイス・サルヴァット
クリスティアン・カルカノ
Pick
このカードは良さそうですね! デッキに噛み合いそうですし、2色を決め打つのは嫌ですが、これだけ強いカードならいいんじゃないでしょうか。
ティアゴ・サポリート
Pick
このカードはとても良さそうだから、赤緑タッチ黒にしても良いかもしれないね。
ピエール・ダジョン
Pick
、、弱めの選択肢でがあるけれど、緑のカードはない。でデッキを組み始めるには少し遅いが、5手目にというのはピッタリだから、喜んで取るよ。
各プレイヤーの選択:
6手目
ルイス・サルヴァット
クリスティアン・カルカノ
Pick
このあとで手に入るかもしれない強いカードをタッチできるようになるとにかく強い土地ですね。
ティアゴ・サポリート
Pick
特に面白そうなカードはないから、多色土地を取っておくよ。
ピエール・ダジョン
Pick
を取るには少し遅いかもしれないが、選択肢を残しておく意味で取ってもよかったかな。ただを取れば幅がもっと広くなるし、後々多色のカードをタッチしたくなることが多いので、こちらの方がより良い選択肢だと思う。
各プレイヤーの選択:
7手目
ルイス・サルヴァット
Pick
俺にとってはベストなコモンのゴブリンだ。は注目すべき1枚で、すごく強いカードだよ。こんな順目で見ることになるとは思わなかったな。
クリスティアン・カルカノ
Pick
このカードは、こんな遅い順目にいるべきではありません!すごく強くて、簡単にタッチできます。ぜひ来てほしいカードです。
ティアゴ・サポリート
ピエール・ダジョン
Pick
新環境でがどれだけ強いかは、まだ分からない。環境の除去で強さが大きく左右されるけれど、いずれにせよ悪くなることはないかもしれないな。それでもっていうプレイアブルなカードがあって、赤はこの時点で使いたいと分かっている色だ。この時点でピックできて嬉しいし、どの2色目にも選択肢が残せる。だ。
各プレイヤーの選択:
8手目
ルイス・サルヴァット
クリスティアン・カルカノ
Pick
『ドミナリア』ではたくさんの強いエンチャントやアーティファクトが収録されていたので、これが入っているのは落ち着きますね。他はそこまで魅力的じゃないので、今はこのカードをしっかり掴んでおきましょう。
ティアゴ・サポリート
Pick
緑も赤もいいのがないし、もし黒が空いているなら黒緑タッチ赤を作れるかもしれないけど、今のところ赤いピックが多いから赤緑タッチ黒にするかもね。
ピエール・ダジョン
Pick
俺が欲しいのは何も残ってない。多分をピックすると思うけど、黒は2パック目で何も流れてこなさそうだな。
各プレイヤーの選択:
それぞれのピックまとめ
ルイス・サルヴァット
クリスティアン・カルカノ
ティアゴ・サポリート
ピエール・ダジョン
まとめ
4人とも、「初手が悩ましい選択だった」という意見が一致してますね。それぞれのカードの強さは環境にあるカードと速度によって変化します。誰が一番正しいピックに近かったのか、楽しみですね。
それでは、また次回お会いしましょう!
ジェレミー・デザーニ
ジェレミー・デザーニ
2013-2014年シーズンのプレイヤー・オブ・ザ・イヤー獲得プレイヤー。
プロツアー『テーロス』では、「青単信心」を使いこなし見事優勝の栄冠に輝いた実績を持つ。グランプリのトップ8入賞回数は10回にも上り、優勝2回、準優勝2回を記録している。
海外のプレイヤーとしては初のHareruya Pros加入となる。
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