By 富田 翼
強豪が集うミシックチャンピオンシップ。
高い技術とプレイングが求められるドラフトラウンドで勝ち抜くのは、非常に至難の業だ。しかし、早くもドラフトラウンドを全勝し、幸先のいいスタートを切る選手がいた。
ドラフトマスターことマルシオ・カルヴァリョである。
意気揚々と勝利した彼に、ドラフトについて聞いてみよう。
マルシオ・カルヴァリョにインタビュー!
――「1stドラフト全勝、おめでとう!」
マルシオ「ありがとう!同じ卓にはアリ・ラックス/Ari Laxや強い選手ばかりだったんだけど、なんとか3-0できたよ」
マルシオ「結構デッキも強くてね、まぁ見てくれよ」
――「綺麗にまとまった3色デッキだね」
マルシオ「流れを上手く見切って、正しい色を選べたと思う。3枚ずつ入った《エアロムンクルス》と《激情のエイリンクス》を見れば納得してくれるかな?」
――「確かにこれだけ優秀なクリーチャーがいれば、しっかりと攻めれそうだね」
マルシオ「ほかにも《楽園党の議長、ゼガーナ》や《門破りの雄羊》みたいに決め手となるカードが多くて勝つことができたよ。《プテラマンダー》も『順応』できればフィニッシャーになる」
マルシオ「こういうクリーチャーデッキは、数枚のコンバットトリックで自軍をバックアップしていくのが理想だから、綺麗に組めてよかったよ。ピックは満足していて、ゲーム中もほとんどマリガンしなかったからツイてたね」
好きなギルドは?
――「きっと君のことだから、たくさん練習もしてきたんだろう。どのギルドがやりたいとかあるのかな?」
マルシオ「そうだね、やりたいのはシミックとオルゾフだね」
――「理由を聞かせてくれるかい?」
マルシオ「オルゾフには優秀な多色カードがあるんだ。《欲深いスラル》はもちろん、《傲慢な支配者》とかも強いね。シミックは「順応」のおかげでマナフラッドに耐性があるのがいいんだ。《エアロムンクルス》は強くてお気に入りにのカードさ」
練習方法は?
――「ちなみに今回はどういった練習をしてきたんだい?」
マルシオ「スタンダードの練習はMTGアリーナで走り込んだよ。ゲームが早いから効率よく練習できた。ドラフトに関してはMagic Onlineで行なった。やっぱりドラフトは人と練習するのが僕には合ってるね」
――「なるほど。フォーマットによって使い分けて練習してるんだね。インタビューに答えてくれてありがとう!スタンダードラウンドも頑張って!」
得意のドラフトで好スタートを切るマルシオ選手。その後のスタンダードラウンドでも4-1で勝ち進み、7-1で2日目へと望む。
日曜日の舞台でまた会えることを祈ろう。