優勝者インタビュー:中道 大輔 ~挑み続けた者~

晴れる屋メディアチーム

グランプリ・京都2019を来週に控える影響からか、第13期スタンダード神挑戦者決定戦にはなんと311名ものプレイヤーが集結した。

そして見事311名の頂点に立ったのは、BIGs所属の中道 大輔選手!数々の大会で上位入賞経験のある中道選手は、なんとこの神挑戦者決定戦シリーズで10回もトップ8に入賞している強豪である。

今回、10回目にして神への挑戦権を手に入れた中道選手へ優勝後にインタビューを行なった。

10度目の正直、悲願の優勝

――「優勝おめでとうございます!今の率直な気持ちをお聞かせください!」

中道ようやく勝てました!ここまで長かったですね(笑)」

――「神挑戦者シリーズでは10回もトップ8に入賞されているだとか」

中道「そうですね、初めて入賞したのは第3期モダン神挑戦者決定戦のときです。そこからいろんなフォーマットでトップ8に入ることができました」

(※編注:実は最初に行われた第1期モダン神決定戦第1期レガシー神決定戦でもトップ8に入賞している!)

――「凄い記録ですね。記念すべき10回目はスタンダードでの優勝ということで、現在のスタンダード環境についてどういった印象をお持ちでしょうか?」

ハイドロイド混成体ドミナリアの英雄、テフェリー運命のきずなベナリア史

中道「そうですね、今のスタンダードには一強がいないと思っています。いろんなデッキがあって、好きなデッキや使いたいデッキをみんな使ってますよね」

――「今回白単アグロでの優勝されました。このデッキを選択した理由は何でしょうか?」

短角獣の歩哨徴税人ベナリアの軍司令

中道「来週のグランプリ京都に向けて調整していて、使いたいデッキのひとつだったからです。メタゲームとかはあまり考えず、自分の中で一番使いやすいデッキである白単を選択しました。あとビートダウンが得意なんですよね。赤単や青単も回してみたんですが、しっくりこなかったです。赤単は自分との戦いになることが多くて、ムラが大きいですよね。青単はプレイが難しく、グランプリまでにマスターする自信がなかったです」

――「最近では青をタッチしたタイプもありますが、白単色に絞ったのはなぜですか?」

神聖なる泉

中道「同型やビートダウンが相手だと、ショックランドの有無でダメージレースが変わってくるんですよね。あと青を足しても、コントロールに特段勝率が上がるわけでもないなと感じました。構える時間がもったいないというか、そういうタイミングって噛み合いが必要なんですよね。構えるより展開して速く攻めたほうがいいと思います」

――「なにかこのデッキを使う人にアドバイスはありますか?」

中道殴るより先に盤面を作ることですね。目先のダメージより、展開して《敬慕されるロクソドン》などで返せない盤面を作った方が、後の打点が高いです」

――「なるほど。環境にあるデッキとの相性はどうなんでしょう?」

運命のきずなゴブリンの鎖回し

中道《運命のきずな》デッキには有利ですね。青単は噛み合えばという感じでしょうか。赤単は《ゴブリンの鎖回し》次第です。逆にエスパーコントロールやスゥルタイには不利ですね。なので不安なんです」

――「不安と言いますと?」

中道神の高橋さんが好きそうなデッキだからです(笑)

――「なるほど(笑)それでは最後に明日への意気込みをお願いします」

中道「せっかくなので神になりたいですね。ここを逃したくないです。これを逃すとまたトップ8に10回入らなければいけない気がします(笑)

――「ありがとうございます!明日も頑張ってください!」


神になるため挑み続けた中道にとって、神決定戦への思いは誰よりも強いことだろう。

本日19時より第13期スタンダード神決定戦が行われる。第12期スタンダード神・高橋 優太を討ち取り、神の座を奪い取ることができるか。注目の一戦をお見逃しなく。

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