7月22日(金)に発売される予定の新エキスパンション『異界月』。既に各所で【プレビュー記事】なども公開され始め、話題を呼んでいるところだ。
そして新エキスパンションとなれば当然、モダン環境への影響も考えられる。現に『イニストラードを覆う影』では《先駆ける者、ナヒリ》がジェスカイコントロールに収まったほか、《傲慢な新生子》《秘蔵の縫合体》は発掘デッキを一線級のデッキへと押し上げた。
はたして『異界月』からはどのようなカードがモダンのデッキに採用されるのか?
その萌芽を感じ取るため、ここでは第7期モダン神挑戦者決定戦に出場していた【Hareruya Pros】の面々に、7/3現在発表されている【『異界月』のカードリスト】の中でモダンで活躍しそうなカードについてインタビューしてみた。
原根 健太
原根「僕が注目しているのは《異界の進化》ですね。モダンのアブザンカンパニーに入れると《召喚の調べ》と合わせてより安定したコンボを狙えるようになるので、新しい形ができるんじゃないかと期待しています」
原根「それにこのカードのおかげでモダンでこれまで使われていなかったクリーチャーたちにも可能性が出てくるかもしれません。【グランプリ・京都2015】のときは《狡猾な願い》のために2000種類以上のカードリストを見直したんですが、今回もこれと相性の良いクリーチャーを求めてモダンのカードリストを見直す作業をすることになりそうです(笑)」
高橋 優太
高橋「《詮索好きのホムンクルス》は強いと思う!変身後のクロックが高いので、《秘密を掘り下げる者》、《瞬唱の魔道士》とこれだけでもうデッキになりそう」
高橋「あとはコストが減って嬉しいスペルで何があるか、かな。《差し戻し》が1マナで打てたら強そうだし、《謎めいた命令》が3マナなのは結構すごいかも。青好きにオススメの1枚!」
金川 俊哉
金川「主にスタンダードで注目されてますが、《異端聖戦士、サリア》はモダンでもかなりやると思います。フェッチがたくさん入っている特殊地形環境ですし。それに実は《スレイベンの守護者、サリア》と同時に場に存在できるというのがポイントです。2、3と連打したらそれだけで勝てそうかなと」
金川「他には《ハンウィアーの要塞》は手軽に速攻を与えられるので活躍する可能性もありそうです。《処刑者の要塞》《山賊の頭の間》などもありましたが、より軽くてしかも制約もないので、これまでになかったコンセプトが実現できるかもしれません」
金川「新デッキという意味では新キーワードの『現出』にも期待しています。モダンなら《グルマグのアンコウ》《黄金牙、タシグル》などの『探査』持ちクリーチャーがいるので、《州民を滅ぼすもの》などは新たなアーキタイプを生み出す可能性がありますね」
まだ『異界月』のカードは半分も出ていないにもかかわらず、この豊作ぶり。
ここでは名前が挙がらなかったが、《約束された終末、エムラクール》ももちろん、《絶え間ない飢餓、ウラモグ》のようにモダンのデッキの新たなフィニッシャーとして定着することも考えられる。
『異界月』のカードとともに、モダンで次に新たなアーキタイプを生み出すのはあなたかもしれない。
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