統率者列伝! 《獅子のカルス》
みなさんこんにちは、統率者戦大好きいってつです。
みなさん、『モダンホライゾン2』は剝いてますか?ハイパワー環境でのリミテッドも最高ですし、モダンやレガシー、統率者戦向きのカードもたくさん登場して大きな話題になっていますね。
新セットとの出会いは新しい統率者との出会い。というわけで組んでみました。《獅子のカルス》を。
統率者デッキを紹介する統率者列伝!今回はプレインズウォーカーデッキです。
デッキのコンセプト
多元宇宙を渡り、人々を厄災や戦乱から救ったり、時にはその原因になったり……マジックの物語をけん引してきたプレインズウォーカー達。その力を借りる「プレインズウォーカー・カード」は登場以来多くのプレイヤーを魅了してきました。
統率者戦では3人の対戦相手からプレインズウォーカーを守らなくてはならないため、「対面戦と比べると継続して恩恵を受けることが難しい」印象です。
しかし、統率者戦は好きなカードを使ってこそ楽しいフォーマット。そして、プレインズウォーカーが大好きという人もいるはず。僕もそうです。
そこで今回は『モダンホライゾン2』の新規統率者を使って、プレインズウォーカーで戦うデッキを作ってみました!
黒や緑のプレインズウォーカーは、トークンを出したりドローしたりマナ加速したりとアドバンテージを稼ぎやすくなっています。うまく盤面を作り、少しずつ稼いだアドバンテージでゲームを支配しましょう!
統率者の特徴
《獅子のカルス》 (2)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー - 人間・戦士
獅子のカルスが戦場に出るか、あなたがコントロールしているプレインズウォーカー1体が死亡するたび、あなたのライブラリーの一番上からカード7枚を見る。あなたは「その中からプレインズウォーカー・カード1枚を公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
あなたがプレインズウォーカーの忠誠度能力を起動するためのコストには[+1]が加わる。
3/5
『モダンホライゾン2』で意外なカードが登場しました。黒・緑というカラーで、プレインズウォーカーをサポートする伝説のクリーチャーです。
戦場に出たとき、ライブラリーの上から7枚の中からプレインズウォーカーを手札に加えられます。さらに、プレインズウォーカーが死亡してしまっても再びライブラリーの上7枚から後続を連れてきます。
特に注目したいのは下の能力。プレインズウォーカーの忠誠度能力のコストを変更する非常に珍しいカードです。
《戦慄衆の将軍、リリアナ》と並べた盤面を想像してみましょう。通常、《戦慄衆の将軍、リリアナ》の奥義(大きく忠誠度を下げる、強力な忠誠度能力)を使うには[+1]能力を3回起動しなければならず、登場から4ターン待たなければなりません。
ところが、《獅子のカルス》がいることで[+1]は[+2]に、[-9]は[-8]になります。忠誠度6で登場した後[+1]で起動することで、忠誠度は8に。次のターンには[-9]の奥義が使えてしまうのです!
《世界を揺るがす者、ニッサ》《精霊龍、ウギン》なども非常に強力な奥義にアクセスしやすくなります。
自身の3/5というサイズもプレインズウォーカーの盾になるにはいいサイズ感で、プレインズウォーカーの場持ちをかなり良くしてくれます。
相性のいいカード
《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》
夢の登場即一発奥義を実現する。
《戦慄衆の将軍、リリアナ》や《精霊龍、ウギン》の奥義が一発で打てます。
《倍増の季節》と異なり、プレインズウォーカーが忠誠度能力を起動して置かれる忠誠カウンターも倍になります。
上記記述につきまして、一部誤った記載がありました。ここにお詫びして訂正いたします。
訂正前
《倍増の季節》と異なり、プレインズウォーカーが戦場に出るときに置かれる忠誠カウンターも倍になるため、《戦慄衆の将軍、リリアナ》や《精霊龍、ウギン》の奥義が一発で打てます。
相手が載せるカウンターは半分(端数切捨て)になるので、対戦相手のプレインズウォーカーや「ヘリオッドバリスタ」といったコンボが機能不全になります。一方、対戦相手の「不死」「頑強」が文字通り不死身になってしまう、「塁加アップキープ」のコストが増えないなど、思わぬコンボを成立させてしまう可能性もあります。
《鎖のヴェール》
これはプレインズウォーカーデッキでは定番かもしれませんね。これ自身も起動コストもまあまあ重いものの、「プレインズウォーカーの能力がもう一度使える」のはまさに特権。プレインズウォーカーをたくさん並べて起動、暴力的なアドバンテージを獲得しましょう。
《濃霧》
いくらプレインズウォーカーが倒されにくいとはいえ、大量のクリーチャーがなだれ込んできては守りようがありません。そこで、かなり強引ながら緑の得意技を利用するとしましょう。
いわゆる「フォグ系」です。いずれもインスタントで、「このターンに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。」といった能力を持っています。もちろん、プレインズウォーカーへの戦闘ダメージも軽減――0になります。
はっきりいって、統率者戦で使われることは非常に珍しい呪文です。しかし《獅子のカルス》デッキでは、「このターンの攻撃さえしのげば奥義で大逆転だ!」という局面が多く、このカードで大逆転ということもしばしば。
いってつのイチオシ!
《選別の儀式》
これは僕自身、本当に気に入っていて、色が合うデッキ全部に入れたほど。
《選別の儀式》は戦場のマナ総量2以下の土地でないパーマネントをすべて破壊します。統率者戦では軽量のマナアーティファクトが多用されますが、これをすべて破壊!
マナ・クリーチャーも妨害クリーチャーも一網打尽。しかも、黒マナ緑マナがたくさん出ます。戦場をめちゃくちゃにしてから着地させる《戦慄衆の将軍、リリアナ》は最高です。
おわりに
さあ実践です!
生き馬の目を抜くような強力カードが目白押しの『モダンホライゾン2』。その新規統率者の戦いをカルスは生き延びることができるでしょうか。
統率者戦でたくさんのプレインズウォーカーを使うデッキというと、《神の怒り》などの全体除去、《謙虚》といった妨害に優れた白が絡むことが多かったと思いますが、今後は新たな選択肢になるかもしれません。
そうそう、今回は採用しませんでしたが、『モダンホライゾン2』には面白いプレインズウォーカーがいました。
《飢餓の潮流、グリスト》
《飢餓の潮流、グリスト》です。戦場に無い時はクリーチャーであるという奇妙な常在型能力に加え、[+1]の能力が何度も繰り返されるという、かなり変わったプレインズウォーカーです。
デッキ構築時点ではクリーチャーであるため、統率者に指定できるということで大きな注目を集めました。このデッキに《獅子のカルス》を入れてみ……いや、さすがに……
イベント情報!
- 2021/04/01
- 【イベント】フライト式コマンダーで統率者戦を始めよう!!
- いってつ
そうそう、7/1からは全国の晴れる屋店舗で統率者戦のイベントも再開されます。お気に入りの統率者と一緒にぜひご参加ください!
イベント日程はこちら
統率者戦のテーブルでまたお会いしましょう!