主催者インタビュー: ホビーステーション 小櫃 王彦

晴れる屋



by Yoshihiko Ikawa

いよいよ本日より開催されるGP名古屋2014

グランプリを主催するホビーステーションを代表して、担当でいらっしゃいます小櫃 王彦(おびつ きみひこ)さんにお話を伺いました。

――小櫃さん、よろしくお願いします。

小櫃 「こちらこそ、よろしくお願いします。」





■全国39店舗!?ホビーステーションはこんなお店!



左上:名古屋ささしま店 左下:名古屋店 右:名駅店

――ホビーステーションってどんなお店ですか?

小櫃 「全国の主要都市を中心に、直営店・加盟店あわせて39店舗を展開しています

マジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)は勿論のことながら、様々な新旧のタイトルを幅広く、積極的に取り扱っている点、また多くの店舗でデュエルスペースを無料で開放させて頂いている点なんかが特徴でしょうか。

なんだかこうお話していると、あまり特徴的じゃない気がしてきましたが、ほかにも特徴的な店員が多くいるような印象を個人的には持っています。
お客さまとの距離感、コミュニケーションには独特なものが在るんじゃないでしょうか。

もし皆様のお近くにも店舗があるようでしたら、是非一度お立ち寄りください。」



■MTG楽しいですよね!

――さて、そんなホビーステーションさんが、どうして今回グランプリを主催することにしたのですか?

小櫃 MTG楽しいですよね!

時間に余裕のある方には余裕のある方の、少ないかたには少ないかたなりの楽しみ方がある。
そしてどれだけ時代が進んでも、少なくともこの20年は、多少のブレはあっても常に一定以上のクオリティーでもってプレイヤーを楽しませてくれている。
そんなMTGに私も個人的に人並み以上の愛情をもってます。

そういった個人的な思いにプラスして、主催する事で得られる直接的・間接的利益というものにも、充分に大きなものが在ると弊社内でも判断させて頂きました。

近年国内ではTCGの間口っていうのはすごい広くなってきています。
ローエイジ向けタイトルの多さ、そしてそれまでTCGに興味のなかった層への訴求力、非常に幅広い層からTCGへの動線が作られています。

そんな中で、MTGはハイエンドコンテンツの金字塔として確固たる地位を築いてきているように思えます。
ここ1,2年は若干のダウントレンドが見られたTCG業界では在りますが、MTGはその信頼感・安定感から常に一定以上の成果を出していました。

そういった背景から、すでにMTG界でのフラグショップとなってらっしゃる晴れる屋様であるとかBIG MAGIC様であるとか、既にGPを過去に成功させている企業様と同じ土俵に立ちたかったんです。

勿論一朝一夕で日本のMTG販売界の雄でもある、そういった企業様と比肩することは叶いませんが、それでもプレイヤーの皆さんから、『自分の地元にあるホビステ、結構MTG本気だな!!』とまずは思っていただかねばならなかった。

MTGは『本気のTCG』ですが、ホビステも『本気でTCG』なんです。

それにほら、MTG楽しいですしね!(二度目)」



――やはり主催にはMTGへの愛が必要ですよね!
   そんな初めての主催ですが、GP開催に向けて、何か大変だったことはありますか?

小櫃 「今回のGP主催は弊社内でも結構な人数を割いたプロジェクトでしたので、正直私以上に大変な労力を割いてくださった方も多くいますので、私だけ悲鳴を上げたくはないんですが・・・。

それでもその中で、私個人がこいつは大変だったなあと思うのは、まあ今となっては喉元を過ぎてしまったのですけれど、まず他社様との折衝ですね。

ご存知の通り私共が主催させて頂いてはおりますが、そうはいってもWIzards of the Coast様やその他の出展企業様、多くの皆様とで作ってきたGPです。
各社の担当となっていただいた皆様にもその他の仕事が多くある中で、お互いにメールや電話ベースでのお打合せを進めるわけですが、これがまあ思うように進まない、進められない。
別にこのGPに限った話ではなく、あらゆるお仕事にも言えることだとは思いますが、それでも今回のGPではこのままならない感は非常に強く感じました。

次に私自身に知識が無かったため、不安を非常に感じていたという意味でストレスになっていた、ジャッジ関連ですね。

幸いこちらについては、LV3ジャッジ兼日韓地域コーディネーターでいらっしゃる牧野(充典)様や、過去に主催されていた晴れる屋の皆様やBIG MAGICの伊藤様など、多くの皆様のご協力で、蓋を開けてみれば思ったほどのパンドラではなかったと一安心しましたが。

他にも細々としたものは在りますが、概ねこの2点でしょうか。」



■ホビステならではの要素が盛りだくさん!

――どんなGPにしたいですか?また、どんなGPを目標にしましたか?

小櫃 「どんなGPにしたいかと言われれば、まずプレイヤーの皆さんに『ダメだなこのGP』と思われないようにしたいです!

志低いように見えるかもしれませんが、一発目の主催ということで、これはつまりつつがなく回す事、大きな問題を起こさぬように進める事を徹底したいという事です。

それを大前提として、例えば既に何度かこの会場のGPに参加されたことのある方ならうすうす感じてらっしゃるかとも思いますが、GP名古屋での「食事問題」(※)の解決ですとか、過去のGPでは無かったパンフレットの準備ですとか、ホビステ主催のGPならではと言える要素を盛り込んでみました。

特に食べ物の利便性は他のGPに負けないだけの準備をしておりますので、ご期待ください。

(※編注:会場最寄駅である吹上駅の付近にはほとんど飲食店がなく、名古屋でのプレミアイベントの際はいつも多くのプレイヤーが困っている。)


▼バイヤーブースについて



会場入ってすぐに配置されたバイヤーブースが『ストリート感』、『お祭り感』を演出します!
大会本戦だけではなく、買い物やサイドイベント等のためにご来場いただいた方も含めた全ての方に、雰囲気でも楽しんでいただけるよう、メリハリのあるレイアウトにしました。
GPはMTGの試合でありお祭り。ご入場いただくだけでテンション上がること間違いなしです!


▼飲食店について


GP横浜2013GP静岡2014に続き、今回も松屋さんに来ていただきました。
美味しい牛めしを食べて、元気いっぱいマジックをしてください!

また、今回は『ローソン吹上公園前店』さんと提携しまして、会場内にローソンショップを用意させていただきました。これまで外出しなければ買えなかったパン・おにぎりといった軽食やドリンクが、会場内でお買い求めいただけます!




さらに、今回新しい試みとして、フードカーを駐車場スペースにお呼びしまして、『屋台村』としてご提供させていただきます!!

松屋にローソン、それに屋台村。皆様お好みに合わせてお召し上がりください。


▼パンフレットについて


こちらも初の試みとしまして、会場案内やサイドイベント紹介などお得な情報を掲載した場内パンフレットを作成致しました!
もちろん無料配布です。是非一度お手に取ってご覧ください。


▼熊猫杯について



3/13(日)にはGP名古屋2014の大型サイドイベントとして、熊猫杯スタンダード熊猫杯レガシーを開催します!

賞品はなんと「神々の軍勢」日本語Foilコンプリートセットに加え、「神々の軍勢」1カートン(6box)をご用意しております!
またこの熊猫杯の特徴として、全国の各ショップで行われたトライアルを勝ち抜いた方に不戦勝(bye)があります。4/12(土)に会場内で行われる熊猫杯トライアルでもbyeを獲得できますので、熊猫杯本戦に出場される予定の方は、是非トライアルに挑戦してみてください。

日曜日にスタンダードやレガシーを楽しみたい方、是非奮ってご参加ください!

熊猫杯の詳細は⇒【こちら】



あ、あと全国のホビステでご利用可能なポイントカード『ホビポ』というのがあるんですが、それの限定デザインの神話レア級ホビポを16枚だけ作りました。



日曜の熊猫杯で、上位賞の一つとして設定されています。
あらかじめポイントがチャージされていますので、地元にホビステが無い場合は名古屋店などでご利用いただければと。
奮ってご参加ください!!





――最後に、この記事を読んでくださっている方、GP名古屋14に参加する方々に一言お願いします!

小櫃 MTG楽しいですよね!(三度目)

4/11(金)~4/13(日)の名古屋で、MTGをフルに楽しんでいってください!

会場でお待ちしております!」


――ありがとうございました!