熊猫杯レガシーRound 8: 盛下 瑞樹(神奈川) vs. 佐藤 秋彦(東京)

晴れる屋

By Kazuya Hirabayashi

さあいよいよの正念場。

勝てば確定でベスト8、だが負ければそこで終わり。
6-1ラインでもまだ確定していない。

人が集まればそれだけ過酷になる、それが予選最終ラウンドだ。
 

Game 1

早速第1ターンからゲームが大きく動く。

佐藤が《Tundra》から《秘密を掘り下げる者》をプレイすると。盛下は早くも《Force of Will》《目くらまし》をコストに)。



 盛下 瑞樹


ここから佐藤は第2ターン《石鍛冶の神秘家》
だがここに盛下は動かない。


もちろん《石鍛冶の神秘家》が持ってくるのは「定番」《殴打頭蓋》

まあそれはいい。《石鍛冶の神秘家》《殴打頭蓋》を持ってくる。
そんなことはこの場に居ない誰にだって分かることで、それは内容として大事なことじゃあない。


では《秘密を掘り下げる者》《Force of Will》した盛下のデッキは一体何だ・・・・?


それは次なる盛下のランドセットで明かされる。
《魂の洞窟》、指定はマーフォーク。


そう、マーフォークだ。
《Force of Will》は地上戦なら負けないという気概か。


《銀エラの達人》が盛下の戦場に現れる。
《真珠三叉矛の達人》を公開)

公開したままの《真珠三叉矛の達人》を合わせ、暴力兵器である《殴打頭蓋》と真っ向勝負の構えだ。




 佐藤 秋彦
だが佐藤は《石鍛冶の神秘家》を再び起動する。

《梅澤の十手》
この危険すぎるカードの前に《真珠三叉矛の達人》がその身を散らす。


明らかにゲームの終焉は近い。
そう思えたものの、盛下は《真の名の宿敵》を呼び出す。


そう、マーフォークといえば《真の名の宿敵》
これにより実質的に《殴打頭蓋》を無効化し、《幻影の像》により攻撃態勢をも整える。

そう、地上戦線をシャットアウト出来たかのように見えたのだが。




航空戦力になり得る《秘密を掘り下げる者》を、必死の《Force of Will》した盛下の眼前に現れたのはやはり白い悪魔だった。

石鍛冶の神秘家



佐藤が《真の名の宿敵》殺しの《火と氷の剣》を持ち出すと、さすがの盛下も一本目を諦めざるを得なくなってしまう。


盛下 0-1 佐藤



ゲームを取った佐藤はここで盛下にIDを提案。

元々佐藤は無敗一分け。
ID出来ればベスト8入りが確定するわけで、勝とうが分けようが全く変わらない。


盛下としてもオポ次第ではあるものの可能性は残るため、悩みつつも・・・・IDを選択。


どうせ一本落としているなら運に賭けてみよう、盛下がそんな心持ちだったかどうかは定かではないが、いずれにせよこのマッチングはIDという結末を迎えることとなった。


盛下 ID 佐藤



なお、IDを選んだ盛下だったが、わずか数%差のオポネント・マッチ・ウィンパーセンテージに泣かされて9位。
残念ながら決勝ラウンドに進むことは叶わなかった。