熊猫杯スタンダード準決勝ダイジェスト

晴れる屋

by Atsushi Ito


石川 翔 vs 末松 タカアキ





 ラクドスビートの石川と、白黒コントロールの末松。

 1本目は石川のラクドスらしい猛攻を末松が《群れネズミ》だけでは捌ききれずに、石川がビートダウンを完遂。

 そして2本目、ワンマリガンで6枚スタートの末松の手札を、石川が1ゲーム目とは打って変わって《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》《思考囲い》《生命散らしのゾンビ》と攻め立てる展開。

 《闇の裏切り》《幽霊議員オブゼダート》などの反撃の芽をきちんと摘んだ上で、満を持して戦線に投入された2体の《責め苦の伝令》で石川が一足先に決勝進出を決めた。

石川 2-0 末松


後藤 祐征 vs 中澤 成祐





 1本目は中澤がビートを完遂し、2本目は後藤が《エレボスの鞭》《幽霊議員オブゼダート》を決めて中澤がこれに抗する手段を持たずに、決着は3本目に持ち越される。

 そして3本目は《漁る軟泥》《影生まれの悪魔》が飛び交う泥仕合になった。

 一旦は序盤土地が3枚で詰まっていた中澤があわや押し切られそうというところまでいったものの、後藤の側も5マナでストップしているのにも関わらず《静穏の天使》を3枚手札に抱えており、やがて土地を引き込み始めた中澤が《紅蓮の達人チャンドラ》の+0能力で立て続けに一番欲しいカードをめくったこともあって、ついに《嵐の息吹のドラゴン》がノーガードの後藤に襲い掛かる事態に。

 後藤も《エレボスの鞭》を置いた状態でようやく《静穏の天使》を素出しし、ダメージレースの構えを見せるが。

 その前に2体目の《嵐の息吹のドラゴン》が走り、後藤のライフをぴったり削りきった。

後藤 1-2 中澤