というわけで恒例のこの企画。
前回に引き続き、参加者たちの独創的なアイデアの数々をご覧いただこう。
5 《森》 2 《踏み鳴らされる地》 -土地(7)- 4 《東屋のエルフ》 3 《極楽鳥》 1 《ツリーフォークの先触れ》 3 《爪鳴らしの神秘家》 4 《桜族の長老》 4 《猿人の指導霊》 3 《ダングローブの長老》 4 《絡み森の大長》 1 《アロサウルス乗り》 -クリーチャー(27)- |
4 《隊商の夜番》 4 《守美者の探索》 2 《不屈の自然》 1 《内にいる獣》 1 《小道の再交差》 4 《楽園の拡散》 3 《血染めの月》 2 《戦争と平和の剣》 1 《饗宴と飢餓の剣》 4 《ゴブリンの放火砲》 -呪文(26)- |
4 《神聖の力線》 3 《自然の要求》 3 《焼却》 2 《部族養い》 1 《ダングローブの長老》 1 《古鱗のワーム》 1 《古えの遺恨》 -サイドボード(15)- |
ベルチャーデッキといえばレガシーが生み出した芸術のうちの1つだが、それをモダンで実現しようという試みが存在した。
《土地譲渡》がなく、《炎の儀式》や《煮えたぎる歌》が禁止になったとしても、マナを増やす方法は存在する。原始的なマナクリーチャーや《不屈の自然》などによるマナブーストがそれだ。
このデッキは《絡み森の大長》を含めた11枚の緑マナベースからマナクリーチャーもしくは《隊商の夜番》などの土地サーチにつなげ、そこからマナブーストを連打してライブラリー中の《森》を空にした上で《ゴブリンの放火砲》を起動することを目的としている。
もちろんそれだけでもその挑戦的な意欲に感服せざるをえないが、《ゴブリンの放火砲》ライン一本だけでなく、2ターン目《血染めの月》によるワンショットキルや《ダングローブの長老》+装備品といった複数軸の勝ち手段を用意してあるのも素晴らしい。
総じてモダン環境の懐の深さを感じさせるデッキである。
1 《山》 1 《平地》 1 《沼》 2 《血の墓所》 2 《聖なる鋳造所》 1 《神無き祭殿》 4 《乾燥台地》 3 《血染めのぬかるみ》 2 《黒割れの崖》 3 《偶像の石塚》 2 《悪臭の荒野》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 -土地(23)- 3 《近野の巡礼者》 2 《ボロスの反攻者》 4 《火山の乱暴者》 1 《怨馬》 -クリーチャー(10)- |
4 《稲妻》 2 《強迫》 2 《定命の者の熱意》 4 《稲妻のらせん》 2 《儚き盾》 4 《未練ある魂》 1 《四肢切断》 3 《エレボスの鞭》 2 《大祖始の遺産》 2 《耽溺のタリスマン》 1 《ラクドスの印鑑》 -呪文(27)- |
3 《石のような静寂》 3 《神聖の力線》 2 《外科的摘出》 2 《塩まき》 1 《呪文滑り》 1 《修復の天使》 1 《摩耗+損耗》 1 《焼却》 1 《四肢切断》 -サイドボード(15)- |
一時期話題になった「ヘリオンウィップ」デッキ。《火山の乱暴者》に「絆魂」を持たせると、《火山の乱暴者》は対象となったクリーチャーと自分に『自分が宣言したX点ずつ』のダメージを与えるので、2X点ゲインしてX点食らう=結局X点ゲインになる。
つまりは無限ライフということだ。
《儚き盾》や《定命の者の熱意》といった呪文のチョイスや枚数、サイドボードの構成など、非常に練り込まれている印象を受ける。
マイナーなアーキタイプでも、極めれば一線級のデッキをしのぐポテンシャルを発揮しうる。
是非とも己の道を貫き通して欲しい。
1 《繁殖池》 1 《草むした墓》 1 《踏み鳴らされる地》 1 《寺院の庭》 4 《霧深い雨林》 4 《墨蛾の生息地》 4 《ダークスティールの城塞》 -土地(16)- 4 《極楽鳥》 4 《貴族の教主》 4 《闇の腹心》 4 《森の女人像》 -クリーチャー(16)- |
4 《ギタクシア派の調査》 4 《撤回のらせん》 4 《きらめく願い》 1 《ぶどう弾》 3 《ジェスカイの隆盛》 3 《オパールのモックス》 4 《彩色の星》 4 《彩色の宝球》 1 《バネ葉の太鼓》 -呪文(28)- |
3 《突然の衰微》 3 《神聖の力線》 2 《古えの遺恨》 1 《台所の嫌がらせ屋》 1 《嵐の神、ケラノス》 1 《摩耗+損耗》 1 《魔力変》 1 《対抗変転》 1 《スフィンクスの啓示》 1 《ジェスカイの隆盛》 -サイドボード(15)- |
こちらはドローソース部分を《彩色の星》などのアーティファクトに置き換え、《オパールのモックス》と《撤回のらせん》を採用した《ジェスカイの隆盛》コンボという意欲作。
このデッキのマナクリーチャーは除去の的になりやすいので《闇の腹心》まで入れて逆に的を絞らせないというのは新しいアプローチだ。
CFBでTravis Wooが全く新しい形を示したように、《ジェスカイの隆盛》コンボはまだまだ研究が進んでいないデッキでもある。
もしかしたらこれこそが次なるソリューションになりうるのかも?
2 《森》 1 《平地》 4 《ウルザの魔力炉》 4 《ウルザの塔》 4 《ウルザの鉱山》 3 《幽霊街》 1 《アカデミーの廃墟》 1 《ウギンの目》 -土地(20)- 1 《ワームとぐろエンジン》 1 《無限に廻るもの、ウラモグ》 1 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 -クリーチャー(3)- |
3 《古きものの活性》 3 《森の占術》 2 《ハーキルの召還術》 3 《知識の渇望》 2 《全ては塵》 2 《時を越えた探索》 4 《彩色の宝球》 4 《彩色の星》 4 《探検の地図》 2 《予言のプリズム》 2 《彩色の灯籠》 1 《忘却石》 1 《世界のるつぼ》 2 《マイコシンスの格子》 2 《解放された者、カーン》 -呪文(37)- |
3 《自然の要求》 3 《神聖の力線》 2 《炎渦竜巻》 2 《大祖始の遺産》 2 《防御の光網》 2 《倦怠の宝珠》 1 《隔離するタイタン》 -サイドボード(15)- |
最後は《マイコシンスの格子》と《ハーキルの召還術》とのコンボを搭載した野心的なトロン。
トロンというデッキが実は墓地が溜まりやすく「探査」呪文を撃ちやすいことは「第2期モダン神挑戦者決定戦」で既に明らかになっていたが、《時を越えた探索》はトロンランドを揃えるだけではなくコンボパーツを引っ張ってくるのにも貢献する。
揃えば必殺という点では《欠片の双子》コンボにも引けをとらない。
とにかく全部ぶっ飛ばしたいという感じに溢れていて好感が持てるデッキである。