赤単アグロ サンプルリスト
デッキの動き
1ターン目からクリーチャーを展開するか《熊野と渇苛斬の対峙》をプレイし、とどまることなく攻撃し続けて早期の決着を目指します。ほとんどのクリーチャーが速攻を持っており、テンポよく動き続けることで、対処が困難なビートダウンを押しつけます。
対戦相手のライフが3ターン目には1ケタ、4ターン目には勝利ということも珍しくない超攻撃的なデッキです。
ビートダウンの妨げとなるブロッカーは火力で除去します。《稲妻の一撃》はプレイヤーのライフを直接削ることもできるため、汎用性がとても高い呪文 です。
こういった火力呪文は《僧院の速槍》の「果敢」が絡むため、唱えるタイミングも重要であり、いかに上手く使えるかが腕の見せ所です。
一見して単純なデッキに見えますが、クリーチャーを出す順番、火力の使い方などを見極めることで勝率が大きく変わる、技巧派のデッキともいえるでしょう。
序盤
1ターン目から対戦相手にダメージを与えていきます。《熊野と渇苛斬の対峙》はもっとも優先してプレイしたいカードです。
続く2ターン目、3ターン目でもマナを使い切ってテンポよく動くのが理想です。
中盤
中盤以降は対戦相手もブロッカーを並べたり、除去を使ってきたりと抵抗が予想されます。
《巨怪の怒り》で突破したり火力でブロッカーを排除できれば理想ですが、ときには多少のブロッカーは気にせず、犠牲を払いながらでもオールアタックするなど、ライフを削りきるためのあらゆる方法を考えます。
終盤
アグロデッキの宿命ですが、終盤は手札や戦場のクリーチャーといったダメージリソースが乏しくなってきます。
《ミシュラの鋳造所》を起動したり、《血に飢えた敵対者》で墓地の《稲妻の一撃》を再キャストするなど、残されたリソースを駆使して最後のライフを削りましょう！《ミシュラの鋳造所》はソーサリータイミングの除去に影響されない優秀なダメージソースで、最後の切り札として重宝します。
条件に恵まれれば《フェニックスの雛》や《怪しげな統治者、スクイー》を墓地から戦場に出す動きも狙えます。
あとは「《稲妻の一撃》を引けば勝ち！」
一番最後の手段はトップデッキにお祈りすることです。
登場する動画
苦手なカード
赤単アグロはどんなデッキが相手でもテンポよく動ければ勝てますし、相手が土地事故などで動きが止まった場合など、ほとんど赤単アグロが必勝となるような状況が多々あります。
一方で、1ターンでも早くライフを削りきることに全振りしているデッキのため、ライフ回復効果のあるカードが苦手です。また、火力で除去できないような高タフネスのクリーチャーも苦手といえるでしょう。
サイドボード
《策謀の予見者、ラフィーン》を1マナで除去できる《石術の連射》はエスパーミッドレンジにかなり刺さるサイドボードです。《策謀の予見者、ラフィーン》と《黙示録、シェオルドレッド》のコンボは大量にライフ回復をされてしまうため、それを阻止する意味でも重要なカードといえるでしょう。
また、サイドボード後は対戦相手の赤単対策カードによってゲームが長引くことも多く、リソースが切れやすい中盤以降でも粘り強く戦える《焦熱の交渉人、ヤヤ》《勝負服纏い、チャンドラ》《レジスタンスの火、コス》のような各種プレインズウォーカーや《ウラブラスクの溶鉱炉》のようなロングゲームに強いカードがよく採用されています。
そのほか、アゾリウス兵士や毒性アグロに強い《祭典壊し》や《偉大なる統一者、アトラクサ》のコントロールを奪って一撃必殺の狙える《歪んだ忠義》などが採用されることがあります。
このデッキに勝つには
序盤からプレイできる絆魂をもったクリーチャーなどを採用するとかなり優位に戦えます。
また、《一時的封鎖》や《危難の道》といった軽い全体除去呪文もかなり有効な対策手段です。
序盤からしっかりと盤面に干渉しながら、ライフ回復手段やブロッカーを並べるなど、ライフを守る動きを徹底することが勝利への鍵となるでしょう。
