ゴルガリミッドレンジ サンプルリスト
デッキの動き
ハンデスで妨害しながら、《腐食の荒馬》や《苔森の戦慄騎士》といったリソースを獲得できるクリーチャーを中心に攻めたてます。
デッキのキーカードである《亭主の才能》は『ブルームバロウ』で登場した新戦力です。クリーチャーたちを毎ターン強化しつつ、ビートダウンが主な勝ち筋であったゴルガリミッドレンジに一撃必殺コンボという新たな勝ち筋をもたらしました。
レベル3の《亭主の才能》があるときに《裏切りの棘、ヴラスカ》をプレイすると、
①2倍の忠誠度カウンターが置かれた状態で《裏切りの棘、ヴラスカ》が戦場に出る。
②対戦相手を対象に[-9]忠誠度能力を起動。
③対戦相手は9個になるように毒カウンターを得るが、《亭主の才能》の効果でそれも倍になる。
という即死コンボが狙え、有力な勝ち筋となります。
一撃必殺コンボが実現しなくても、クリーチャーの質の高さはトップレベルです。純粋にアドバンテージを稼ぎながらビートダウンし続けることができ、どちらの軸で攻めても強力なツーウェイ戦法が強みです。
序盤
ハンデスや除去で様子を見つつ、《腐食の荒馬》のようなアドバンテージが得られるクリーチャーを展開します。《苔森の戦慄騎士》は出来事面でドローを進めることができ、破壊されても墓地から再び出来事面として唱えられるなど、不死鳥のようなクリーチャーです。
《大洞窟のコウモリ》は除去をされてしまうと追放したカードが対戦相手の手札に戻ってしまいます。「除去をコウモリに使わせた」という考え方もできますが、できれば長く生存させて、手札を奪ったままにしておきたいところです。
やみくもにプレイするより、《強迫》で相手の除去を捨てさせたり、《腐食の荒馬》や《苔森の戦慄騎士》に除去を使われたあとに狙ってプレイするとより効果的でしょう。
中盤
ハンデスなどで安全が確認できていれば、《グリッサ・サンスレイヤー》や《分派の説教者》をプレイする動きが強力です。これらは戦闘で強いだけでなく、攻撃することでドローができる可能性があるため、可能な限り早く戦場に出しておきたいクリーチャーです。
《亭主の才能》は定着すれば毎ターン+1/+1カウンターでクリーチャーを強化できるため、小粒なクリーチャーをフィニッシャーへと変えるポテンシャルがあります。
たとえばアグロデッキ相手には飛行と絆魂を持つ《大洞窟のコウモリ》のスタッツを大きくする動きが強いです。また、トランプルを持つ《苔森の戦慄騎士》は、やがてチャンプブロックを許さないアタッカーへと成長します。
ちなみに、白や緑以外のデッキはエンチャント破壊が苦手です。対戦相手が置いた土地を確認し、白や緑のカードを使ってこなさそうであれば、《亭主の才能》のレベルを上げるためにマナをつぎ込んでも裏目は少ないでしょう。
終盤
《亭主の才能》のレベルが3になっていれば、ライフレースでどんなに負けていたとしても、《裏切りの棘、ヴラスカ》を着地させることで即座に勝利となります。
《裏切りの棘、ヴラスカ》を引き込めなかったり、《亭主の才能》を破壊されるなどコンボにいけなかった場合は、クリーチャーで攻撃して勝ちにいきます。
マナがたくさん使えるようになる終盤は、《噴水港》や《眠らずの小屋》も重要な戦力となるでしょう。特に《太陽降下》や《死人に口無し》のような全体除去をされた返しのターンにもすぐ攻撃することができる《眠らずの小屋》は終盤の決め手にもなりえます。
今回紹介したデッキは《ヴェールのリリアナ》を採用するなど、コンボを決めるための「妨害に重きをおいた構成」となっております。もう少しビートダウンでの勝利を意識するなら、これらのクリーチャーをフィニッシャーとして採用するとよいでしょう。
《ドロスの魔神》は4マナながら6/6という高スタッツで飛行を持ち、さらにライフを詰める強力な能力を持ちます。《ドロスの魔神》に置かれた油カウンターがなくなると敗北してしまうという強烈なデメリットがありますが、《裏切りの棘、ヴラスカ》が採用された現在のゴルガリミッドレンジでは「増殖」によって油カウンターを増やすことができるため、フィニッシャーとしての信頼度が高くなりました。
《黙示録、シェオルドレッド》はドローによってライフ回復もできる、攻守にわたって活躍するクリーチャーです。《最深の裏切り、アクロゾズ》は絆魂を持ち、特にアグロデッキ相手には優秀なブロッカー兼アタッカーとなります。
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