つい先日発売された新エキスパンション『エルドラージ覚醒』。
サードエキスパンションにして大型エキスパンションという今までのマジックの歴史でみても異彩を放つエキスパンションである。
広大なカードプールから厳選されたカードを選びデッキを作り上げるレガシーフォーマットだが、今回の新エキスパンションの影響が少なからずあるようである。
前回の【第1回晴れる屋×龍王戦】の優勝者と準優勝者が今回も参加してくれているので、トーナメント開始前にインタビューを行ってみた。
■レガシーフォーマットにおける、エルドラージ覚醒で気になるカードは?
夏目 拓哉(山梨)
夏目 「めちゃくちゃ強いです。ただ4/4飛行クリーチャーとして強いです。《タルモゴイフ》と《ロウクスの戦修道士》を超えて殴れますからね。最初はそんなに使えないかなと思ったんですが、回してみて強さに驚きました。」
夏目 「自分は作れなかったんですけどね。《騙し討ち》で殴られたらほぼ負けですし。今日のトーナメントは怖いですね。いつ殴られるか凄く不安です」
金澤亮
金澤 「今までは《銀エラの達人》、《アトランティスの王》、《メロウの騎兵》、《呪い捕らえ》の16枚がマーフォークデッキのクリーチャー固定パーツでしたが、今後のマーフォークの固定パーツになると思います。《霊気の薬瓶》から出す前提であれば、4マナで4/4飛行のロードですからね。相当強いですよ。」
金澤 「一時期レガシーでは強いって言われてましたけど、最近《精神を刻む者、ジェイス》をはじめとするプレインズウォーカーが増えていたり、そもそもANTの《むかつき》が落とせないんですよね。《Force of Will》も落とせないですし。結局《思考囲い》が一番強くて、5枚目以降の手札破壊は《強迫》が優先されるケースが多い気がしています。」
青いデッキ全般に強いということで、様々なレガシーの大会で安定して成績を残しているマーフォーク。二人の弁を信頼するならば明確に強化されたこのデッキが今後のレガシーのTier1として猛威を奮うのだろうか?
また、誰もが夢を見たくなるエルドラージデッキ。会場でも《真実の解体者、コジレック》にアタックされたとの被害報告も出ている。今後のレガシーのメタゲームがどうなっていくのかにも注目してみたい。