第1回晴れる屋×龍王戦カバレージ

晴れる屋

第1回晴れる屋×龍王戦

レガシー大会への参加50回以上という、積み重ねて来た経験が、勝利を勝ち取る原動力となった。
渡辺雄也、中村修平、八十岡翔太等3人のPOYを初めとして、プロツアーやグランプリのTOP8に頻繁に名を連ねるプロプレイヤー達が賞品狙いなのか、はたまた齋藤友晴との親交からなのか、大挙してレガシー界に殴りこんできた。
だが、そんな彼らを一蹴して晴れる屋×龍王戦の初代王者となったのは、夏目 拓哉
レガシーフォーマットの大会に積極的に参加し、積み重ねた経験は伊達ではないことを証明して見せた。
国内では非常に稀な、ネットショップが共催する形となったこのトーナメントでは、他の大会とは一線を画す豪華な賞品と、齋藤友晴によるトレードブース等、目新しい企画も散見された。
トレードブースでは《Ancestral Recall》《Timetwister》等も飛び交い、大盛況だったようだ。
同日に開催された【ALMC Championships2010】も大盛況だったようで、関東界隈で実に200名近くものプレイヤーがレガシー大会に参加していたことになる。事実、晴れる屋×龍王戦では本大会がレガシー初参加というプレイヤーも多くみられレガシーの裾野は少しづつ、だが確実に広がってきている。
レガシーフォーマットでの豊富な経験から、優勝を勝ち取った夏目を筆頭に所謂レガシープレイヤー達が成績を残した反面本大会がレガシー初参戦という石村がTOP8と健闘したことも事実である。TOP8のデッキを見渡しても、1ターンキルをするコンボもあれば、スタンダードで見かけるカード満載のZOOもある。かと思えば、レガシーフォーマットの代名詞ともいえる《Force of Will》を携えたデッキだって勿論ある。もう一つの代名詞、デュアルランドが1枚も入っていないデッキだってある。 多種多様で、超大なカードプールがレガシーの敷居を高くさせていたことは事実かもしれない。
だが、臆することはない。それらは、プレイヤーを遠ざけるためのものではなく、全てのプレイヤーにチャンスを与えるためのものなのだ。その奥深さは、触れる者全てを虜にする魅力がある。
さぁ、Legacyを探しに行こう。