この試合の勝利者がベスト8に残り、敗者はベスト8には残れない。そんな明暗を分ける予選ラウンド最後の戦いだ。
津田 友語(埼玉)は【第一回の晴れる屋×龍王戦】でベスト8に入賞したレガシーの強豪でありながら、大会を主催している。9月20日にハイライフプラザ板橋で、関東全域を対象としたEternal Festival 東京を主催する。今回の使用デッキは青緑赤スレッショルド。
槙島 孝昭(東京)は立川のファミコンくんで、仕事の合間を縫ってレガシートーナメントに参加している。試合前に9月20日のトーナメントの話が出たが「仕事次第で行けたら行きたい」と表明をしていた。使用デッキは青白緑の《土を食うもの》、《聖遺の騎士》コントロール。
互いにカウンターの多いコントロールデッキで、《Force of Will》を巡る駆け引き、《タルモゴイフ》によるビートダウン、《不毛の大地》の土地破壊が重要なマッチアップだ。
Game 1
更に津田は《タルモゴイフ》を場に出すが、槙島も負けじと《聖遺の騎士》。《聖遺の騎士》は5/5だが、《タルモゴイフ》は5/6。一見、《タルモゴイフ》が強く見えるが、《聖遺の騎士》がブロッカーとして立っている状態では、能力起動でフェッチランドを含む2枚の土地が墓地に落ちるため、《聖遺の騎士》は実質7/7として計算する必要がある。そんな聖遺の騎士に向かって津田のタルモゴイフが突撃。タルモゴイフだけが墓地に送られた後に、聖遺の騎士に向かって津田が《稲妻》を唱えるが、《Force of Will》によって阻まれる。
一度葬り損ねた《聖遺の騎士》は7/7のまま津田に襲いかかり、更に7/7の《土を食うもの》まで追加されるのを見て、津田が場を片付け始めた。
津田 0-1 槙島
Game 2
先手の津田が3ターン目に《タルモゴイフ》を着地させる。《タルモゴイフ》を除去するために槙島は《仕組まれた爆薬》をキャストしたが、起動の際に《もみ消し》を打たれてしまい、場に《タルモゴイフ》が残ってしまう。
槙島は必死に《タルモゴイフ》の対応策を探し、ブロッカーとしての《タルモゴイフ》を引き当てる。津田の《タルモゴイフ》がアタックし、それをブロックした槙島の《タルモゴイフ》は《稲妻》で一方的に除去されてしまう。更に津田が追加する2体目の《タルモゴイフ》。
槙島の場は土地のみ、津田は《タルモゴイフ》2体。
その不均衡な場を盛り返す為に《地平線の梢》でドローを進めるが、《剣を鍬に》で1体を対処できたのみで、2体目の《タルモゴイフ》に殴りきられてしまった。
津田 1-1 槙島
先手のときは《目くらまし》を残し、後手のときには抜く。二人とも、そのサイドボーディングをしており、レガシーのコントロール対決においては定石と言えるプレイなのであろう。先手はクリーチャーを展開し、マウントポジションを取った状態でデュエルをする勝ちパターンがあるため、《目くらまし》が強くなる。
Game 3
先手の槙島が1ターン目に置いたのは《不毛の大地》。
後手の津田はフェッチランドから、《Tropical Island》で《思案》。津田は2枚目の土地を持っていないため、土地を探すための《思案》。土地は見つからず、シャッフルをするが、追加ドローでも土地は引けず。
その空気を察知してか、槙島は津田の《Tropical Island》に対して《不毛の大地》を起動する。
2ターン目のドローでも津田は土地を引けず。
3ターン目も引けず……。
4ターン目に引けた!!
だけど色マナが出ない《不毛の大地》。
5ターン目も引けず……。
6ターン目も引けず……。
7ターン目にライフが0に。
槙島トップ8進出。
津田 1-2 槙島