『ダスクモーン:戦慄の館』を好きに語ろう!
みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
9月27日(金)、新スタンダードセット『ダスクモーン:戦慄の館』がいよいよ発売されます!
現在、『ダスクモーン:戦慄の館』特設ページを公開中です。今セットのモチーフである「モダンホラーの世界」をテーマにしたデザインとなっており、何回かアクセスしていると気がつくことがあるかも?
ボックスやバンドル、シングルカードの予約も好評受付中!ぜひ、ご利用ください。
それでは、メディアが選ぶシリーズ『ダスクモーン:戦慄の館』編、はりきって紹介してまいります!
登場人物紹介
いってつ:ライター。好きなフォーマットは統率者戦。統率者戦の知識はメディアチーム内で群を抜いており、新旧含めて知らぬカードはない。コジレック野郎。
紳さん:ライター。好きなホロメンは宝鐘マリン。ホラー映画は初心者で、『呪怨』『ソウ2』『グリーン・インフェルノ』しか観たことがない。
やまお:編集担当。幽霊系のホラーは苦手だけどゾンビ系のホラーは好き。『ダスクモーン:戦慄の館』で一番ゾッとしたイラストは《人百足》。
山口:デザインチーム所属。『ブルームバロウ』でカワイイ動物たちに癒されていたら、いきなり『ダスクモーン:戦慄の館』のおぞましいクリーチャー達を叩きつけられ、ショックで風邪をひいた。
伊原:デザインチーム&ITチーム所属。主にプレイしているのはスタンダード、統率者戦。同僚から「スタンダードと統率者で性格違いすぎませんか……?」と言われたことを気にしている。
いってつのオススメ
ダスクモーンは悪魔が支配するおどろおどろしい次元。
きっと呪われた人形とか、呪いの仮面とか、血を吸い過ぎた刀とかが登場するに違いない!
- 2023/12/14
- コジレック野郎いってつの統率者コジレック解説
- いってつ
統率者戦で無色デッキを使う僕としてはやはり無色の新規カードに期待してしまいます!
――と思っていたのですが、蓋をあければそもそもエンチャントセットだし、レアアーティファクトは大半が色付き。
とはいえ、豊作とはいえないものの今セットでもユニークな無色のカードがちょこちょこと登場しています。
《除霊用掃除機》
毎ターン墓地を”掃除”しながら、最後には爆発して大量の”ゴースト”を放ってしまうマシーン。
黒のリアニメイト戦略以外にも墓地を活用する戦略が統率者戦にはひしめいています。毎ターン任意のカードを追放できる妨害能力を持ちながら、最後には対戦相手のコンボパーツを利用できるかもしれません。
すでにあるカードとしては《魂標ランタン》や《大祖始の遺産》、《恐竜の遺伝子》が選択肢になりますが、それぞれ一長一短があるので環境やデッキプランにあわせて選びたいです。
スタンダードでは「墓地利用を咎めつつフィニッシャーを兼ねる」カードとして《未認可霊柩車》の再来とも噂されています。いまのうち……か?
《殺人人形、マーヴィン》
伝説のアーティファクト・クリーチャー!無色の統率者が増えましたね。
すべてのクリーチャーの起動型能力を持つ……ということで、これを事前に出しておけば、《金属細工師》を出してすぐに《金属細工師》の能力を活用できます。実質的に統率領域に置いておける《千年霊薬》!《カルドーサの鍛冶場主》を上手く使えそうです。
《解剖道具》
《殴打頭蓋》を思わせる装備品。《殴打頭蓋》と違い、ブリンクすると2/2が増えていきます。
面白いのは装備コスト。「クリーチャーを生け贄に捧げる」ことができます!
統率者にエルドラージを指定していると、「唱えたとき」能力をもう一度使いたい!という場面が多々あり、クリーチャーを生け贄にできるカードにはそれなりの価値があります。無限マナがあれば大量にドローしたり対戦相手をライブラリーアウトに追い込めますよ!
- 2024/09/04
- 【最近の強化】コジレック野郎いってつのコジレック講座
- いってつ
展望
『ダスクモーン:戦慄の館』の無色の新カードを見てみました。なかでも《除霊用掃除機》には期待大ですね!
それではみなさん、ニューヨーク公共図書館でお会いしましょう。
Revealed today and arriving September 30 as part of the Camp Totally Safe Superdrop — it's Secret Lair x Ghostbusters: Slimer!
— MTG Secret Lair (@MTGSecretLair) September 13, 2024
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紳さんのオススメ
まさしく独断と偏見ではありますが、『ダスクモーン:戦慄の館』にはホラー映画がリスペクト(オマージュ)されたと思われるデザインのカードがたくさんあります。
私は映画にそこまで詳しいわけではないのですが、これはおそらく「あの映画かな?」と元ネタについて考えながらカードを見つめるのが楽しいです!
特に《呪われた画面》はデザインに凝ってますね!タップするだけではかのマナしか出ませんが、ライフを支払うとかかが出るようになります。
モノクロ(白黒)テレビに課金すると「光の三原色」のカラーテレビになるということですね!それにしても、偏光板と3色のフィルターを組み合わせることで、すべての色が表現できることに気がついた人は天才ですね。
そして、この《呪われた画面》から出てこようとしているのは……貞子!?ちなみに海外版の『リング』では貞子のポジションはサマラという名前の少女になっており、年齢も貞子が17歳に対し、サマラは12歳とかなり若くなっています。
7マナ支払うと「呪いの7日間」が過ぎたことになるのでしょうか。+1/+1カウンターが7個置かれたスピリット(幽霊)が襲ってきますが、即死はしないので、彼女たちより優しいのかもしれません。
《ヴァルガヴォスの棲み処》
さて、今回、私がオススメしたいカードは《ヴァルガヴォスの棲み処》です!あの凶悪土地、《ウルザの物語》とおなじく土地・エンチャントというパーマネント・タイプを持ちます。
好きな色のマナが出せますが、タップイン。土地としての性能は高くありません。しかし、0マナでプレイできるエンチャントと考えると急に強く感じませんか!?
「違和感」を持つカードとは相性が抜群で、《ヴァルガヴォスの棲み処》なら土地としてセットするだけで能力が誘発します。「部屋1つを完全に開放する」より遥かに簡単ですよね。
「1ターンに3回も違和感を達成するとか無理ゲー」と思われがちな《ヴァルガヴォスの執事長、ヴィクター》も、《ヴァルガヴォスの棲み処》があれば不可能ではありません。諜報にハンデスにリアニメイトと、やりたい放題!
エンチャントをテーマにしたデッキに入れても最高です。《運命に導かれし者、ケイリクス》の+1/+1カウンターを置く能力を誘発させるほか、コピー能力の対象としても「増やせる土地」として悪くはありません。呪禁があるため、破壊されにくいですしね。
《天上の鎧》で高打点を狙うデッキや、《亡者の踊り手》を軸としたコントロールデッキなんかも開発されるかも知れませんね!《神聖なる憑依》がスタンダード落ちして、油断しているプレイヤーの目を覚まさせてあげましょう。
そして、今回は昂揚関連のカードも鬼強い!
切削で墓地に落ちたとき、2種類のカードタイプを持つ《ヴァルガヴォスの棲み処》は昂揚を達成するのに大いに役立ちます。しかも、唱えれば自動的に墓地へと置かれるソーサリー・インスタントと違い、エンチャント・土地という貴重なタイプのカウントを稼げるところがポイント高いです。
……えーと、9月19日現在、晴れる屋での予約価格がたったの500円?噓でしょ?
みなさん、《ヴァルガヴォスの棲み処》はただのタップイン土地じゃないんです!0マナのエンチャント・土地としてお考え下さい!!
やまおのオススメ
《永劫の勇気》
カード公開時から《オーガの戦駆り》界隈で話題になったカードです。除去耐性がついただけでなく、かわいいワンちゃんになって帰ってきました。
いまのスタンダードでは4マナは少し重いかもしれませんが、後続の打点が跳ね上がるのでそれなりに爆発力を秘めたカードです。
トークン系のカードと相性が良く、同じく新カードの《真夜中の騒乱》をプレイすると威迫と絆魂を持ったグレムリンがライフレースを一気にひっくり返してくれます。さらに《巣ごもりの季節》であれば、5体の兎・トークンで一気に15点も入れられます(《永劫の勇気》も攻撃して18点!)。
また《ウラブラスクの溶鉱炉》があると、《永劫の勇気》を出したターンからファイレクシアン・トークンの打点を上げられます。
かわいい見た目で油断させておいて、ワンショットで大ダメージを叩きこみましょう。速攻を付与できるので全体除去に少し耐性があるのも良いですね。
ところで、死亡時にエンチャントとして戦場に戻る「永劫」サイクルですが、特に見た目が変わることなく戻るので、テーブルトップではなにか工夫が必要かもしれません。クリーチャーだと思って攻撃したり、ブロックしないように注意!
山口のオススメ
みなさん、こんにちは。
- 2024/06/11
- メディアチームが独断と偏見で選ぶ『モダンホライゾン3』
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- 2024/07/23
- メディアチームが独断と偏見で選ぶ『ブルームバロウ』
- 晴れる屋メディアチーム
『モダンホライゾン3』、『ブルームバロウ』に続いて3回目の登場となります。お化け屋敷が大の苦手なデザインチームの山口です。
先日まで一緒に遊んでいたカワイイ動物たちはどこへ?この不気味な部屋はなんなの?
……(やや目をそらしながら)現実と向き合って、カード紹介をしていきましょう。
《ホーントウッドの大主》
ファーストルックでも紹介されていたカードなので、知らない人はいないかもしれませんね。 じゃあこの話は終わり。『ブルームバロウ』へ帰ろう!
……冗談です。
私はスタンダードで版図ランプを使っているので、《ホーントウッドの大主》が生み出す「遍在地」という「すべての基本土地タイプを持つ土地・トークン」からは目が離せませんでした。もうね、版図との相性が良すぎて。
マナ総量は5マナとやや重いですが、「兆候」によって3マナでプレイすることが可能に。この方法で戦場に出ると時間カウンターが置かれ、すべての時間カウンターがなくなるまではクリーチャーではなくなる能力を持っています。
3マナといえば、かつて版図ランプの定番マナ加速クリーチャーであった《装飾庭園を踏み歩くもの》とおなじです。
加えて、3マナでプレイしても呪文のマナ総量は5マナであるため《豆の木をのぼれ》でドローが誘発します。マナ加速しながらドローもできるなんて、頭がおかしくなりそうなほど強いです。
これまた《装飾庭園を踏み歩くもの》とおなじく、終盤は戦闘に参加できるクリーチャーとしても大活躍し、6/5は無視できない圧力となるでしょう。
版図ランプにとっての3マナ→5マナのジャンプは、《太陽降下》や《向上した精霊信者、ニッサ》が間に合うかどうかの重要なポイントになります。
現在の主流である《山積みの収穫》は食物として3点のライフ回復ができるため、アグロが多い環境に向いているマナ加速ですが、《ホーントウッドの大主》はコントロールに対して強いマナ加速といえるでしょう。
ちなみに大主サイクルのクリーチャータイプはアバター・ホラーなのですが、アトラクサはアトラクサでも《法務官の声、アトラクサ》を知っている方は、「《魂の洞窟》でホラーを指定すれば、まとめて恩恵を受けられるじゃん!」と勘違いするかもしれません。
マジック識者ゆえのあやまちです。《偉大なる統一者、アトラクサ》はファイレクシアン・天使ですので、ホラーで指定しないように!
余談ですが、今回から実装される「兆候」という能力は「最後の時間カウンターが取り除かれるまで、クリーチャーではない」というテキストのおかげで、デザインの幅が広いキーワード能力だと個人的に考えています。
アーティファクト・クリーチャーとか土地・クリーチャーでつくっても良さそうです。これは、「ストーリーの序盤から存在はわかっている怪物が終盤で目覚める」……という展開をカードで表現するのにうってつけな気がします。
《ベナリアの司令官》や《宇宙船内の恐竜》のように、「カウンターが取り除かれるたびに能力が誘発する」というのも面白そうですね。また、本来のマナコストより兆候コストの方を重くデザインすることで「恐れられている怪物の正体が実はミクロな小動物だった……」という表現もできそうです。
おっと、私としたことが。妄想をふくらませ過ぎましたね。長話でとどまっていては、館の怪物に見つかってしまうかもしれません。それでは、また!
伊原のオススメ
お久しぶりです。前回、皆さんとは殺人事件で騒がしいなか、お会いしましたね。
- 2024/01/30
- メディアチームが独断と偏見で選ぶ『カルロフ邸殺人事件』
- 晴れる屋メディアチーム
今日は静かな館で、一緒にテレビでも見ながら話しませんか?
《呪われた録画》
アート怖っ!
……おっと、失礼。取り乱しました。今回、私がオススメするのは《呪われた録画》。
強力な「呪文コピー能力」を有するアーティファクトですが、その「呪いによる代償」も強烈です。しかしながら、代償が強烈であればあるほど、それを逆手に取りたくなるのがマジックプレイヤーというもの。
スタンダードには《強欲の計略》を押しつけることでおなじみのファルコンがいます。《呪われた録画》も7回目の起動にスタックでおしつければ、代償を受けるのは対戦相手に。
また、アーティファクトであることを利用して協約のコストにするなど、7回目の起動にスタックして戦場から去ってもらうのも手です。
注意点として、能力の対象を相手に移し替えることはできません。代償は「あなた」に与えられるもので対象をとっておりませんので、呪いの処理には細心の注意をしましょうね。
そもそも、7回も呪文をコピーする前に勝ってない?まぁ、それならそれでこのカードが強い、という話。
それでは最後に、私イチオシの呪いの活用法を教えてさしあげましょう!
受けちまえばいいんですよ!
『ダスクモーン:戦慄の館』まもなく発売!
メディアチームが独断と偏見で選ぶ『ダスクモーン:戦慄の館』、いかがでしたでしょうか。
マジックのカードには「能力が怖い!」「イラストが怖い!」「ストーリーが怖い!」など、さまざまな魅力が詰め込まれています。
新セット『ダスクモーン:戦慄の館』では、どんな苦痛と恐怖を私たちに与えてくれるのでしょうか。ワクワクが止まりませんね!
繰り返しのご紹介になりますが、現在、『ダスクモーン:戦慄の館』特設サイトを公開中!ボックスやシングルカードなど各種商品の予約が便利ですので、ぜひご活用ください。