ボロスバーン サンプルリスト
デッキの動き
1-2マナの優秀なクリーチャーで攻撃しつつ、《稲妻波》のようなダメージ効率の高い火力呪文で対戦相手のライフを速やかに削りきるデッキです。
マジックでは赤のダメージを与える呪文が「炎で焼き尽くす」イメージであることからバーンスペルと呼ばれることがあります。総じて、火力呪文(バーンスペル)がたくさん採用されたデッキをバーンと呼びます。
序盤
バーンデッキとは言いますが、序盤はクリーチャーを展開することが何よりも大切です。
バーンスペルを唱えるのであれば、できるだけ《僧院の速槍》や《熾火心の挑戦者》の果敢を誘発させることが勝利への近道となります。
このデッキにとって初期手札にクリーチャーがいないことは致命的ですので、マリガンをしてでも1-2ターン目にプレイするクリーチャーは確保するようにしましょう。
中盤
クリーチャーに《巨怪の怒り》をつけて攻撃することは何よりも効率が高いダメージ源となりますが、《巨怪の怒り》の対象になったクリーチャーが除去されてしまうと大きな損になってしまいます。
中盤以降は複数体のクリーチャーで攻撃し、先に除去を使わせるといった誘いのテクニックが有効です。除去されなかったクリーチャーを対象に《巨怪の怒り》を唱えましょう。
バーンスペルもただプレイヤーだけを狙い続けるより、こちらの攻撃クリーチャーをブロックされないために、相手のクリーチャーを倒す目的で使う方が、最終的に大きなダメージへとつながることになります。
また、《精鋭射手団の目立ちたがり》はただ戦場に出して攻撃をしても1点のダメージにしかなりません。やみくもに戦場に出すより、終盤に向けて力を貯める意味で「計画」しておくのも手です。
終盤
《ボロスの魔除け》はバーンスペルとして使っても4点のダメージを与えることができて優秀ですが、自分のパーマネントを破壊から守ったり、クリーチャーに二段攻撃を付与するといった使い方があります。
マナがたくさん使える終盤は《精鋭射手団の目立ちたがり》に二段攻撃を付与するのが特に強力で、合わせてバーンスペルを集中的に唱えることで爆発的なダメージを与えることができます。
また、機会は少ないでしょうが、《噴出の稲妻》はキッカーで唱えることでダメージが4点に伸び、カード2枚分の活躍をします。終盤に向けて温存しがいのあるバーンスペルです。
《眠らずの露営》も貴重な戦力です。攻撃時に誘発する+1/+1カウンターを置く能力で雄姿を誘発させることができますので、《熾火心の挑戦者》を対象にすると良いでしょう。
ちなみに、これまでのバーンデッキは「ライフ回復」をたくさんしてくるデッキに安定して勝つことが難しく、昨今のスタンダードでは成立しづらいアーキタイプとなっておりました。
しかし、『ファウンデーションズ』で「残りのゲームの間、そのプレイヤーはライフを得られない」というとんでもない能力を誘発させる《叫ぶ宿敵》が登場し、ライフ回復させずに勝利が狙えるデッキへと進化しております。
能力を誘発させるために、ときには《叫ぶ宿敵》に自らの火力呪文をぶつけることもあるでしょう。