
アゾリウス全知 サンプルリスト
デッキの動き
切削やルーティング(カードを引いて捨てるなど、手札を入れ替える)の効果により、《全知》を墓地へ送り込み、《アブエロの覚醒》で戦場へ出すことを狙うコンボデッキです。
《全知》定着後は《アルケヴィオスへの侵攻》でサイドボードの《ジョハンの一時凌ぎ》をサーチし、これを《アルケヴィオスへの侵攻》を対象にして唱えることで無限ドローが成立。
ドローを続けることで2枚目の《アルケヴィオスへの侵攻》が手に入るので、今度はサイドボードの《この町は狭すぎる》をサーチし、2枚の《アルケヴィオスへの侵攻》をバウンスして再び唱えることで、好きなだけ墓地やサイドボードにあるソーサリーやインスタント呪文をプレイできるようになります。
勝利手段はなんでもいいですが、今回のサンプルリストでは対戦相手のライフがなくなるまで《ネットワーク呪詛》を唱えることができます。
キーカードである《全知》をいかに素早く墓地に送るか、《アブエロの覚醒》をいかに引き込むかがこの戦略の肝となります。最速4ターン目にも決まるコンボであり、それをサポートするカードがふんだんに採用されています。
序盤
序盤は切削やドローカードを駆使してライブラリーを掘り進んでいきます。いずれも2マナと軽く、プレイしやすいカードばかりです。
目的はコンボのキーカードの1枚である《全知》です。
《全知》を墓地へ送り込むことがコンボの第一ハードルとなります。ひたすらデッキを掘り進み探していきましょう。
中盤
コンボを始動するための1枚であり、《全知》を戦場へと戻す《アブエロの覚醒》を探していきます。序盤のドローカードに加えて、中盤ではより効率の良いカードを駆使していきます。
《食糧補充》と《困惑の謎掛け》は一度に見られるカード枚数が多く、特定のカードを探しやすくなっています。《食糧補充》は一度に複数のカードを手札に加えられるため、《アブエロの覚醒》と一緒にフィニッシャーの《アルケヴィオスへの侵攻》を引き込めます。
仮に《食糧補充》で《アルケヴィオスへの侵攻》を引けない場合は、ほかのドローカードを手札へと加えてコンボ始動に備えましょう。
速度の早いアグロデッキに対しては《エファラの分散》や《一時的封鎖》を先にプレイし、戦場から脅威を退場させましょう。クリーチャーを対処してライフに余裕ができれば、その分だけコンボのために時間をかけられます。
終盤
墓地に《全知》、手札に《アブエロの覚醒》が揃えばいよいよコンボスタートです。まずは《アブエロの覚醒》で《全知》を1/1のクリーチャー化し、戦場へと戻しましょう。
《全知》が定着すればすべての呪文をただでプレイできるようになります。
手札に《アルケヴィオスへの侵攻》があれば、サイドボードから《ジョハンの一時凌ぎ》をサーチしてきます。ない場合は各種ドローカードを使用し探しましょう。
その後、戦場に出たばかりの《アルケヴィオスへの侵攻》を対象に《ジョハンの一時凌ぎ》をプレイし、バトルを手札へ戻しながらドローを進めます。手札へ戻った《アルケヴィオスへの侵攻》を再度プレイし、《ジョハンの一時凌ぎ》を回収します。
上記の過程を、2枚目の《アルケヴィオスへの侵攻》が見つかるまで繰り返します。
《アルケヴィオスへの侵攻》2枚目が揃えばいよいよコンボも大詰め、最終段階となります。《アルケヴィオスへの侵攻》(A)(B)で、《ネットワーク呪詛》と《この町は狭すぎる》をそれぞれサーチします。
《ネットワーク呪詛》をプレイ後、《この町は狭すぎる》で《アルケヴィオスへの侵攻》(A)(B)を手札へと戻します。
《アルケヴィオスへの侵攻》(A)(B)をプレイし、それぞれ《ネットワーク呪詛》と《この町は狭すぎる》を墓地から回収します。
上記の過程を繰り返せば相手のライフは0となり、勝利できます。
アゾリウス全知は今回紹介した以外にもフィニッシャーに《英雄的援軍》を採用した構築や、コンボ過程に《機織りの季節》を利用したコンボパターンもあります。
下記の記事では《機織りの季節》を使用したコンボパターンを紹介しています。あわせてご一読ください。
- 2025/1/14
- Just Nowスタンダード!vol.43 -《アブエロの覚醒》で《全知》を釣り上げるデッキが優勝-
- 紳さん