黒単デーモン サンプルリスト
デッキの動き
黒単デーモンは、手札破壊と単体除去、スタッツの優秀なクリーチャーなどで構成されたミッドレンジデッキです。なかでも《分派の説教者》は代表的なクリーチャーであり、攻守にわたって活躍します。
《ドロスの魔神》は強力なデーモンです。その高いパワーとタフネスに加えて、相手のクリーチャーを除去することでライフを失わせ、圧倒的な速度でライフを詰めることができます。クリーチャーデッキ相手に20点を削りきるにはもっとも適したカードといえるでしょう。
定番の《黙示録、シェオルドレッド》は、じわじわと真綿で首を締めるように相手のライフを奪い、自分には優しくライフゲインをもたらしてくれます。生存しているだけでライフレースを有利にしてくれる、黒を代表するクリーチャーです。
《不浄な別室/祭儀室》は飛行6/6デーモン・クリーチャー・トークン生成と継続的なカードアドバンテージ源をひとまとめにした1枚です。ほかのデーモンともシナジーがあり、このデッキではとても使いやすい部屋カードといえるでしょう。
序盤
序盤は手札破壊を駆使してゲームプランを構築していきます。《大洞窟のコウモリ》は生きた手札破壊であり、飛行と絆魂を活かして戦闘も有利に立ち回れます。
《脅迫戦術》はクリーチャーとアーティファクトを選択して追放できるハンデスであり、《コーリ鋼の短刀》も捨てさせられることから、流行りのイゼット果敢に強いカードといえます。
アグロデッキに対しては、単体除去を駆使して立ち回ります。テンポの良い《切り崩し》にはじまり、《喉首狙い》、《シェオルドレッドの勅令》で盤面をクリアにし、中盤へと繋げていきます。
《シェオルドレッドの勅令》は、戦場に出ると対処しづらい《悪夢滅ぼし、魁渡》もわずか2マナで処理できる優秀なカードです。
中盤
中盤は《分派の説教者》、《カルシの帰還者》を戦場に送り込みます。これらは攻防一体のクリーチャーであり、戦闘を有利に進めていきます。
その際セットしておきたいのが《アモンケット・サーキット》です。「最高速度」に到達すると、土地ながらクリーチャーに速攻を付与できるようになるため、後半に登場するデーモンたちによってダメージを押し込みやすくなります。
《分派の説教者》や《カルシの帰還者》が戦場を支配したならば、有利を決定的なものとしましょう。《ドロスの魔神》はその打点の高さと常在型能力から、わずか2-3ターンでゲームを終わらせるパワーがあります。
発売以来、スタンダードの顔として君臨している《黙示録、シェオルドレッド》はこのデッキでも安定した活躍が期待できます。《ドロスの魔神》が攻撃に特化したクリーチャーであるならば、《黙示録、シェオルドレッド》は攻守に渡り活躍できるバランスの良いカードです。いついかなる状況でも無駄にならず、逆転への布石となる重要なクリーチャーといえるでしょう。
終盤
終盤は5マナ域のデーモンをプレイし、ゲームを掌握しましょう。《スピードデーモン》はそのサイズもさることながら、速度に応じた枚数のカードを供給し、ゲームの幕を下ろす1枚です。ドローを誘発させるため《黙示録、シェオルドレッド》とも相性が良く、マナカーブに沿って展開するだけで自然と有利になります。
《不浄な別室/祭儀室》は両方の扉を開くことでカードアドバンテージ源兼ダメージソースとなる自己完結した1枚です。ロングゲームに強く、ほかのデーモンとのシナジーも見逃せません。
《ギックスの命令》はクリーチャーデッキに対する必殺の1枚となるでしょう。並んだ小粒クリーチャーを一掃するのみならず、絆魂によりライフを回復することも可能です。
《魂石の聖域》は「ただの攻撃できる土地」ではなく、デーモンであることも覚えておきましょう。《不浄な別室/祭儀室》とシナジーを形成する点をお忘れなく。