By Yoshihiko Ikawa
『運命再編』の加入により、環境が激変したスタンダード。
今大会は【メタゲームブレイクダウン】の通り、アブザンアグロ・マルドゥミッドレンジを筆頭に様々なデッキが鎬を削っているようだ。
5ラウンドが終了した今、1敗ライン以上の上位テーブル11卓を見てみよう。勝ち組のデッキは?
緑信心、強し。
【メタゲームブレイクダウン】によると緑信心の使用者は11名。そのうち4名と実に4割近くのプレイヤーが4-1以上のスコアを叩き出している。勝ち組といって差し支えない成績だ。
《囁きの森の精霊》と《精霊龍、ウギン》の登場が、前環境でいまいち振るわなかった緑信心をここまで押し上げたのは間違いないだろう。
アブザンアグロ、アブザンコントロール、そしてジェスカイミッドレンジも安定した成績を残している。
『タルキール覇王譚』加入後から常に一定以上の数を誇るアブザンとジェスカイ。その地力の高さがうかがえる。
注目してほしいのは、<ジェスカイの隆盛>コンボと青赤<アーティファクトの魂込め>。
それぞれごく少数しか存在しなかったにも関わらず、上位卓で奮闘を続けている。
上位メタデッキが勝つか、それともマイナーデッキが下剋上を成し遂げるか。
残りの予選ラウンド、そしてシングルエリミネーションでの戦いに期待しよう。