齋藤友晴のGPダラス2015・プロツアー『マジック・オリジン』レポート

齋藤 友晴


あついあついあつい!!

あっつい!!!


どうも、自宅の仕事部屋にエアーコンディショナー、通称エアコンがないトモハルです。

熱い中で暮らしたほうが熱い男になれるからハッピー!
あるいは汗だくダイエットハッピー!

ひとまずそういうことにしておいて、【先々週末のグランプリ】【先週末のプロツアー】のレポートを書きます。



■ グランプリダラス

7/25-7/26
『マジック・オリジン』リミテッド


シーズン最後のGP。
前回の【まさかここから……】事件もありつつ、ここで3敗以上の成績を残せなければ次のシーズンはシルバーレベルですらないというところまで来てしまいました。

まあでも焦っても仕方ないので、今回も頑張ってカードたくさん仕入れるぞ!ぐらいの気持ちでリラックスして行きました。

練習としては発売の週末に【成田店】で3ドラフト、【LMC】のドラフトカーニバルで2ドラフト、カードリストとにらめっこ、先日同行者のはまちゃん(金川 俊哉)とシールド練習したぐらいで、やったと言えばやったしあんまりやってないと言えばやってない程度。

振り返るとスケジュールが許す範囲ではたくさん練習してたから、なんやかんやこのイベントへの思い入れというか、やる気が高かったとは思います。



初日:シールド




齋藤 友晴「白緑」
グランプリ・ダラス2015 シールド

9 《平地》
7 《森》
1 《進化する未開地》

-土地(17)-

1 《アクロスの看守》
1 《トーパの自由刃》
1 《領事補佐官》
1 《葉光らせ》
1 《エルフの幻想家》
1 《ドゥイネンの精鋭》
1 《確固たるエイヴン》
1 《果樹園の霊魂》
1 《イェヴァの腕力魔道士》
1 《城塞の主》
1 《戦乱の神託者》
1 《ラノワールの共感者》
1 《護衛する自動機械》
1 《牢獄の管理人、ヒクサス》
1 《ロウクスのやっかいもの》
1 《エイヴンの戦僧侶》
1 《空網蜘蛛》

-クリーチャー(17)-
1 《天界のほとばしり》
1 《迅速な報い》
1 《剛力化》
1 《ジョラーガの祈祷》
1 《騎士の勇気》
1 《古参兵の予備武装》

-呪文(6)-
hareruya






白緑に寄ったプールで低マナ圏も十分あり、カードが贅沢に選べる結構強いシールドデッキだと感じましたが、特に大きなトピックもなく普通に7-2。

5-2してるんで全然悪い成績じゃないんですが、相変わらず不戦勝2しかないのはキツイ。



2日目:1stドラフト



齋藤 友晴「黒緑」
グランプリ・ダラス2015 1stドラフト

8 《沼》
8 《森》

-土地(16)-

1 《よろめくグール》
2 《葉光らせ》
1 《地底街のトロール》
2 《死橋のシャーマン》
1 《眼腐りの暗殺者》
1 《メレティスの守護者》
2 《ファリカの信奉者》
1 《護衛する自動機械》
1 《ロウクスのやっかいもの》
1 《辺境地の巨人》
2 《巨森を喰らうもの》
1 《魔道士輪の対応者》

-クリーチャー(16)-
1 《魂裂き》
2 《ニッサの巡礼》
1 《骨読み》
2 《衰滅》
1 《野性の本能》
1 《闇の誓願》

-呪文(8)-
hareruya






黒は経験少ないしあまりやらない方針だったものの、初手《衰滅》からのまさかの《衰滅》2枚デッキ完成!!

3-0出来るかなと思ったけど事故って2-1で後がなくなりました。



2日目:2ndドラフト



齋藤 友晴「青赤」
グランプリ・ダラス2015 2ndドラフト

8 《島》
8 《山》
1 《領事の鋳造所》

-土地(17)-

2 《結束した構築物》
2 《地底の斥候》
2 《ボガートの粗暴者》
1 《ギラプールの歯車造り》
1 《業火の侍祭》
2 《飛空士志願者》
1 《つむじ風のならず者》
1 《炎魔の精霊》

-クリーチャー(12)-
1 《ドラゴンの餌》
1 《工匠の天啓》
1 《霊気への抑留》
3 《閉所恐怖症》
1 《ギラプールの霊気格子》
1 《飛行機械の諜報網》
2 《錬金術師の薬瓶》
1 《戦の角笛》

-呪文(11)-
hareruya






直前の練習で6-0していたこともあり、最強色だと感じていた青赤がやれました。

単純に色の組み合わせとして強い上に、ドラフト中のポジションが悪かったとしても、「普通に強いカード集めるピック」or「アーティファクト特化」でテーマがずれれば良いデッキが組めたりするので好きな色です。

このデッキで3-0!!!


プロポイント3点ゲットでシルバーレベル再達成!

崖っぷちで翌週のプロツアー『マジック・オリジン』の権利が湧いて出ました!!

そこからは、旅券の変更やホテルの手配、スタンダードの全くカードを持って行ってなかったので練習&本番用にかき集めたりと大忙しでした(笑)



■ プロツアー『マジック・オリジン』

7/31-8/2
スタンダード&『マジック・オリジン』ドラフト



◆ スタンダード

飛行時間を考えると日本に帰ってもほとんど練習できやしないので、アメリカのテキサス州ダラスから直接カナダのバンクーバーに飛ぶことにしました。

練習はリー・シー・タン(Lee Shi Tian)率いる【MTG Mint Card】の調整チームに入れてもらえることになり大助かり。初めての海外チームに入っての調整でした。
双子マスターことパトリック・ディックマン(Patric Dickmann)も同じチームでした☆

今回の調整チームメンバーは【こちら】

メタ上のデッキ、新デッキを分担してのプレイテスト。

僕は途中まで新デッキの「青赤ゴーグル・コントロール」をテストしていましたが、断念。

その後「ゴべリスク」を担当し《ならず者の道》に気づけたのは良かったけどそれもサイド後弱すぎて断念。

その時、パトリックディックマンが持ち込んでいたジェスカイが最有力だったので2人目で調整したかったものの他に希望者がいたので、次点で手応えがあった赤単の担当に。赤単得意だしみんな賛成。


成績も手応えも良く、最終的にベストな選択、ベストなリストに仕上がった自信もあり、チームのほとんどが使用するデッキに選ばれました
日本ではまちゃんとはま屋メンバーが並行してテストしてくれたのも凄く助かりました。



齋藤 友晴「赤単 with MTG Mint Card」
プロツアー『マジック・オリジン』

22 《山》

-土地(22)-

4 《僧院の速槍》
4 《稲妻の狂戦士》
3 《鐘突きのズルゴ》
4 《龍を操る者》
4 《炎跡のフェニックス》
3 《雷破の執政》

-クリーチャー(22)-
4 《稲妻の一撃》
4 《灼熱の血》
4 《極上の炎技》
4 《かき立てる炎》

-呪文(16)-
4 《乱撃斬》
4 《焙り焼き》
2 《ゴブリンの踵裂き》
2 《前哨地の包囲》
1 《雷破の執政》
1 《弧状の稲妻》
1 《紅蓮の達人チャンドラ》

-サイドボード(15)-
hareruya







こんな75枚になりました。
出る前の段階で、苦手なデッキは「英雄」と「ゴブリン」ぐらいという感想。

優勝デッキに入っていた《ケラル砦の修道院長》はカードパワーがあり、ひとつ前のバージョンまで採用されてましたが、
各種「アブザン」や「《先祖の結集》コンボ」と、「緑信心」に対して飛行がとにかく強かった《龍を操る者》を発見、テスト次第すぐポジションを奪われた存在でした。

しかし、ミラーマッチをあまり考えておらず、プロツアージェイスを制するための赤という選択だったため、ミラーマッチで強い《ケラル砦の修道院長》にも充分価値があったと思います。赤単が予想よりずっと多かったので。


ラウンド 対戦デッキ 先手・後手 勝敗
Round 4青赤アーティファクト ×〇〇
Round 5エスパードラゴン 〇×〇
Round 6赤単 ×〇×
Round 7アブザンコントロール 〇××
Round 8アブザンラリー 〇×〇
Round 12緑信心タッチ赤 ×〇×
Round 13エスパードラゴン 〇×〇
Round 14アブザンラリー 〇〇
Round 15青赤アーティファクト ××
Round 16赤単 〇×〇


スタンダードの結果は6-4


Round12は明確なミス負け。マリガン後の「占術」を忘れた><

今回のプロツアーではお試し特殊ルール、「マリガンしたら『占術1』をしても良い」が採用されていたので、直前で権利を取り、みんなよりも新ルールに慣れてない自分にはもっと忘れないような工夫が必要でした。

また、もし赤単がたくさんいても総合的に見てミラーマッチには強い構成だと思ってましたが、青赤アーティファクトはたくさんいるなんて全く考えてなかったですし、スピードを遅めにしている構成な分少し不利だと感じました。




◆ 1stドラフト



齋藤 友晴「白黒」
プロツアー『マジック・オリジン』 1stドラフト

9 《平地》
7 《沼》
1 《進化する未開地》

-土地(17)-

1 《アクロスの看守》
1 《前線の僧侶》
1 《白蘭の騎士》
1 《領事補佐官》
1 《秘宝の探求者》
1 《異臭のインプ》
2 《血に呪われた騎士》
1 《オーラ術師》
1 《確固たるエイヴン》
1 《死橋のシャーマン》
1 《異端の癒し手、リリアナ》
1 《突進するグリフィン》
1 《蘇りしケンタウルス》
1 《族霊導きの鹿羚羊》
1 《狂暴な吸血者》

-クリーチャー(16)-
1 《骨読み》
1 《不浄な飢え》
1 《秘儀術師の掌握》
1 《冥府の傷跡》
1 《抑制する縛め》
1 《死の国の重み》
1 《血による聖別》

-呪文(7)-
hareruya






ヤソ(八十岡 翔太)、PV(Paulo Vitor Damo da Rosa)、ジェーソンチャン(Jason Chung)、カイルボッゲーム(Kyle Boggemes)がいる猛者卓だったものの、
上と下で両面PWが出る幸運があり比較的簡単に良いポジションでドラフト出来て、

どう見ても強い白黒で2-1

負けたのは2-0対決でのPVの強い白赤で、ミスってなければワンチャンという感じでした。



◆ 2ndドラフト



齋藤 友晴「白緑」
プロツアー『マジック・オリジン』 2ndドラフト

8 《平地》
8 《森》
1 《ならず者の道》

-土地(17)-

2 《苛性イモムシ》
1 《前線の僧侶》
1 《トーパの自由刃》
1 《秘宝の探求者》
1 《葉光らせ》
1 《地底街のトロール》
2 《城塞の主》
1 《祝福された霊魂》
1 《巡礼者の道の騎士》
1 《果樹園の霊魂》
1 《イェヴァの腕力魔道士》
1 《突進するグリフィン》
1 《ファリカの信奉者》
1 《護衛する自動機械》
1 《エイヴンの戦僧侶》

-クリーチャー(17)-
2 《剛力化》
2 《野性の本能》
1 《悲劇的な傲慢》
1 《騎士の勇気》

-呪文(6)-
hareruya







3枚以外強い白緑で2-1

どの3枚か分かりますか?(笑)
痩せた虫を1枚にして5/6入れりゃ良かった。
6マナは重いですが、こちらの序盤のカードが強ければ勝つか長引くのでひよりすぎも良くないですね。



そんなこんなで直前で権利を獲得したシーズン最後のプロツアーは、

トータル10勝6敗で、プロポイント6点、賞金1000ドルのみでフィニッシュでした。

あと1勝でプロツアー権利もうひとつと航空券、あと2勝でゴールドレベル昇格かつ手応えもあったため悔しいですが、とりあえず次のプロツアーもシルバーレベルで権利があるしチャレンジャーハッピーってことで新シーズンもまだまだ頑張ります☆

「占術」忘れなど悔いが残りますが、強豪ともたくさん当たったので楽しいPTでした♪



トモハル




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