8/7-8/9、【GP香港】に参加。
■ グランプリ・香港2015 (シールド・ドラフト)
シールドは練習回数が足りていなかったので、前日のグランプリトライアルに出てみるも、あえなく2回戦で敗退。
オリジンシールドでは、ほとんどのプレイヤーが白か緑を主軸にデッキを組んでいたのが印象的だった。
白と緑はクリーチャーの質に優れるためメインカラーになりやすい。《ロウクスのやっかいもの》や《永遠警備の歩哨》はシールドの主軸となるカードであり、プールにあれば使うカードだ。
特に《永遠警備の歩哨》はレアを超える制圧能力で、プールにあったらタッチしてでも必ず使うほどだ。
私もトライアルでは白緑ビートダウンを組んだが、いくつか疑問点が残った。
ドラフトに比べて2マナ域が集まりにくく、綺麗にビートダウンが組めることが少ないし、2マナ2/2は簡単に止まる。
また《永遠警備の歩哨》などボムクリーチャーを考えると、ドラフトに比べてカウンター呪文の価値が高い。
ビートダウン対決になって引いた生物の性能差を争うよりも、《メレティスの守護者》《蘇りしケンタウルス》のような壁クリーチャーを使って《骨を灰に》を撃つようなコントロールが組みたいと考えていた。
■ 初日シールド
9 《島》 7 《沼》 2 《平地》 -土地(18)- 1 《結束した構築物》 1 《臨海の護衛》 1 《金切り声のスカーブ》 1 《ミジウムの干渉者》 1 《眼腐りの暗殺者》 1 《ナントゥーコの鞘虫》 1 《屑肌のドレイク》 1 《狩漁者》 1 《死橋のシャーマン》 1 《塔の霊》 1 《つむじ風のならず者》 1 《護輪のフクロウ》 1 《深海の恐怖》 1 《永遠警備の歩哨》 1 《高位調停者、アルハマレット》 -クリーチャー(15)- |
1 《魂裂き》 1 《骨読み》 1 《計算された放逐》 1 《骨を灰に》 1 《屍術的召喚》 1 《残酷な蘇生》 1 《不浄な飢え》 -呪文(7)- |
レアあり、除去あり、壁ありで、待望の青黒コントロールを組めるプールがきた!
このデッキなら喜んで後手を取れる!
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 1 | BYE | |
Round 2 | BYE | |
Round 3 | 白緑 | 〇〇 |
Round 4 | 白緑 | 〇×〇 |
Round 5 | 緑黒 | ×× |
Round 6 | 緑黒 | 〇〇 |
Round 7 | 白緑 | 〇〇 |
Round 8 | 赤白 | 〇〇 |
Round 9 | 白緑 | 〇〇 |
壁クリーチャーと《骨を灰に》が上手く働いて、8-1で初日通過。
対戦相手はすべて白か緑で、このシールド環境を象徴していた。
■ 2日目:1stドラフト
9 《平地》 5 《山》 1 《進化する未開地》 2 《戦場の鍛冶場》 -土地(17)- 1 《勇者の選定師》 1 《地底の斥候》 1 《前線の僧侶》 1 《トーパの自由刃》 1 《秘宝の探求者》 3 《巡礼者の道の騎士》 2 《ギラプールの歯車造り》 1 《確固たるエイヴン》 1 《イロアスの勇者》 2 《突進するグリフィン》 1 《戦乱の神託者》 1 《勇者の守護神》 1 《永遠警備の歩哨》 -クリーチャー(23)- |
1 《包み込む霧》 1 《天界のほとばしり》 1 《キテオンの戦術》 2 《ギデオンの密集軍》 1 《抑制する縛め》 -呪文(6)- |
初手の《永遠警備の歩哨》から白を主張して、1-4で《イロアスの勇者》が取れてそのまま赤白に。
マナカーブが綺麗で後半も強く3-0も狙える!
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 10 | 白緑 | ×〇〇 |
Round 11 | 青赤 | 〇〇 |
Round 12 | 赤黒 | ×× |
と思いきや、3戦目の赤黒がそれ以上に強くて完膚なきまでに負け。
《魔道士輪の暴漢》×2→《焦熱の衝動》→《ナントゥーコの鞘虫》→《反逆の行動》!うわぁぁぁぁぁ!
しかしこのあと2-0すればトップ8が見える好位置。2ndドラフトに賭ける!
■ 2日目:2ndドラフト
9 《沼》 8 《山》 -土地(17)- 2 《結束した構築物》 1 《地底の斥候》 2 《ナントゥーコの鞘虫》 2 《死橋のシャーマン》 1 《ギラプールの歯車造り》 3 《心酔させる勝者》 1 《護衛する自動機械》 1 《猛火のヘルハウンド》 1 《トゲイノシシ》 1 《火山の彷徨》 -クリーチャー(15)- |
1 《死の円舞曲》 1 《骨読み》 1 《眼腐りの虐殺》 2 《屍術的召喚》 1 《不純な飢え》 1 《闇の誓願》 1 《錬金術師の薬瓶》 -呪文(8)- |
初手は《戦乱の神託者》《野性の本能》の2択で、白を主張したい理由で《戦乱の神託者》。
その後赤の流れが良くメインカラーにするが、2マナ域が目の前を全く通過しない。
2パック目3パック目でも2マナ域を強く意識するものの、結局低マナが取れず。
鈍重なのに除去もなく、ひどいデッキを組んでしまった。
※編注:高橋選手のピック譜は【こちら】からご覧いただけます。(リンク先は英語)
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 13 | 青白 | 〇×× |
Round 14 | 赤黒 | 〇×× |
Round 15 | 緑黒 | ×× |
0-3!!!
初手《野性の本能》から緑にいっていれば良かった。
除去or中堅クリーチャーではまず除去を!これまでの白の成功体験に引きずられてしまった。
2日目2-4の通算成績10-5で、最終成績54位。
■ WMCQ2015 大阪予選 (スタンダード)
8/22、【WMCQ2015 大阪予選】に参加。デッキはエスパードラゴン。
3 《島》 2 《沼》 4 《汚染された三角州》 1 《溢れかえる岸辺》 4 《陰鬱な僻地》 4 《欺瞞の神殿》 3 《啓蒙の神殿》 3 《コイロスの洞窟》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 2 《精霊龍の安息地》 -土地(27)- 4 《龍王オジュタイ》 1 《龍王シルムガル》 1 《漂う死、シルムガル》 -クリーチャー(6)- |
3 《思考囲い》 4 《シルムガルの嘲笑》 3 《胆汁病》 4 《英雄の破滅》 2 《忌呪の発動》 2 《解消》 2 《衰滅》 2 《命運の核心》 4 《時を越えた探索》 1 《精霊龍、ウギン》 -呪文(27)- |
3 《ヴリンの神童、ジェイス》 3 《ファリカの療法》 2 《究極の価格》 2 《悪夢の織り手、アショク》 2 《龍王の大権》 1 《黄金牙、タシグル》 1 《強迫》 1 《忌呪の発動》 -サイドボード(15)- |
・デッキ選択の経緯
プロツアー後のスタンダードは目まぐるしく変化し、《ドロモカの命令》の流行で赤単や青赤ハサミのような序盤から攻めてくるデッキが減って、アブザンアグロや白緑のような中速ビートダウンが増え、青系コントロールも少しづつ増えてきた。
当初はアブザンコントロールを調整していたが、アブザンは青系コントロールにどうにも勝率が悪い。相手の《ヴリンの神童、ジェイス》《龍王オジュタイ》を対処しづらく簡単にアドバンテージ差を広げられてしまうからだ。
環境に超速攻デッキが減って中速が増えているなら《衰滅》が強い。
手札破壊があるぶん青コントロールに優位がつくエスパードラゴンがメタ的に良さそうだ。
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 1 | アブザンコントロール | 〇〇 |
Round 2 | アブザンコントロール | ×〇〇 |
Round 3 | 赤緑信心 | 〇×〇 |
Round 4 | アブザンコントロール | 〇×〇 |
Round 5 | アブザンコントロール | 〇×× |
Round 6 | ジェスカイ | ×× |
Round 7 | アブザンアグロ | 〇〇 |
Round 8 | マルドゥドラゴン | ×× |
Round 9 | 赤単ゴブリン | ×× |
5戦目のアブザン相手に、時間切れが近くプレイを急いだためミスを多発し、勝っているはずのゲームを落としてしまった。
コントロールは特にそうだが、相手のプレイやデッキを予想しながらになるので経験値は非常に重要。
そこからは苦手な赤いデッキに負け続けて5-4に。アブザンに強く赤に弱いのが結果に表れている。
・変更点
エスパードラゴン自体は良い選択だったと思う。
ただ《搭載歩行機械》が蔓延しているスタンダードでは《忌呪の発動》は非常に弱く、毎回サイドアウトしていた。
この部分を《胆汁病》や追加の《衰滅》のような、《搭載歩行機械》に対抗しやすい除去カードに変えると良いだろう。
サイドボードの《忌呪の発動》の枠は、《悲哀まみれ》などの追加の赤対策カードにしたい。
■ StarCityGames インビテーショナルへ
さて、今週末はニュージャージーで開催される【StarCityGames インビテーショナル】に参加予定だ。【2月のBIG MAGIC OPEN Vol.3の併催イベントで優勝】し、【BIG MAGIC】さんのご協力で参加できることになった。
フォーマットはスタンとレガシーの混合戦。強豪が集まる今大会で、自分がどれだけ通用するのか今からワクワクしている。
次回のBLOGは大会レポートと、現地の様子を挙げて行こう。
ではまた。
高橋優太
この記事内で掲載されたカード
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