皆さんこんにちは。
先週末からHareruya Prosに加入した井川 良彦(いかわ よしひこ)です。(※)
2014-2015シーズンにそこそこ勝てたおかげで、今シーズンはシルバーレベルプロとしてスタートしました。
これまでは一プレイヤーとして活動していましたが、これからはスポンサードプレイヤーとして看板を背負うことになったので、これまで以上に力を入れていこうと思っています。
どうぞご声援よろしくお願いします！
※編注：井川 良彦の主な実績としては、【プロツアー・サンディエゴ10】ベスト8、【プロツアー『タルキール覇王譚』】10位、【日本選手権11】ベスト4など。
先週末は【WMCQ名古屋】に参加しました。
使用したデッキは赤単タッチ黒。
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10 《山》 1 《沼》 4 《血染めのぬかるみ》 4 《悪意の神殿》 1 《マナの合流点》 -土地(22)- 4 《僧院の速槍》 3 《稲妻の狂戦士》 3 《鐘突きのズルゴ》 4 《龍を操る者》 4 《炎跡のフェニックス》 4 《雷破の執政》 -クリーチャー(22)- |
4 《稲妻の一撃》 4 《灼熱の血》 4 《極上の炎技》 2 《かき立てる炎》 2 《残忍な切断》 -呪文(16)- |
3 《思考囲い》 3 《マグマのしぶき》 3 《焙り焼き》 2 《自傷疵》 2 《前哨地の包囲》 1 《弧状の稲妻》 1 《紅蓮の達人チャンドラ》 -サイドボード(15)- |
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・アブザンとジェスカイが多い今、《雷破の執政》が強そう。
・赤黒ドラゴンはコントロールに弱く、噛み合いデッキなので使いたくない。赤緑ドラゴンも青白コントロール(直近のMOPTQで2連続優勝中)に勝てないのでNo。
・ガードが下がっていそうな赤単や青赤ハサミは良さそうだ。
・赤黒ドラゴンはコントロールに弱く、噛み合いデッキなので使いたくない。赤緑ドラゴンも青白コントロール(直近のMOPTQで2連続優勝中)に勝てないのでNo。
・ガードが下がっていそうな赤単や青赤ハサミは良さそうだ。
といった思考過程を経て、出回っている中で一番条件に合致した【友晴さんのリスト】から調整をスタート。
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赤単でアブザンに負けるパターンが「《包囲サイ》連打に対して《焙り焼き》の枚数が足りず、ダメージレースで敗北」というパターンだったので、黒を足しメインに《残忍な切断》＋サイドに《自傷疵》を採ることによって《包囲サイ》を捌けないケースを減らすことに成功。
赤単のときには出された瞬間《炎跡のフェニックス》がチャンプアタックして投了していた《龍王ドロモカ》に対処できるようになったのもプラスです。
メインに《残忍な切断》を入れた影響で《かき立てる炎》の枚数が減りましたが、元々他の赤単やゴブリン系に比べて軽い生物が少ないので手札に余りがちだったこと、《雷破の執政》《炎跡のフェニックス》といった優秀なアタッカーがいることから、火力の枚数減はあまり気になりませんでした。
また、サイドの《思考囲い》のおかげで《オジュタイの命令》や《時を越えた探索》を対処できるようになり、青いデッキにも劇的に勝率が上がりました。
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今回僕が上位メタと考えたアブザン(ハンガーバック・アブザン、アブザン・コントロール)、ジェスカイ、青白コン、エスパードラゴンといったデッキに有利が付き、かつ回した様々なデッキの中で一番勝率が高かったので最終的このデッキを使うことに決めました。
結果は……
| ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
| Round 1 | バントヒロイック | 〇〇 |
| Round 2 | ハンガーバック・アブザン | 〇×× |
| Round 3 | 青赤ドラゴンコントロール | ×〇〇 |
| Round 4 | 赤単 | ×× |
2-2ドロップ。
敗因は明確で、赤単は赤単でも「ミラーと青赤ハサミに弱い赤単」を使ったこと。
自分自身も「赤単や青赤ハサミは良さそう」と考えておきながら、自分の仮定したメタゲームに固執し、それらへの対策を軽視したために敗れることとなりました。
僕は4回戦でドロップしましたが、上位卓には予想よりも遥かに赤単や青赤ハサミが多く(トップ8にも赤単3青赤ハサミ2という分布)、仮にもう数ラウンド勝ち残っていたとしても僕がこのデッキで優勝することは無理だったでしょう。
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「赤単や青赤ハサミは良さそうだ。」
そう考えて赤単を使うこと自体は悪くない。
ただその上で「上位には勝ち上がってくるからミラーを意識しよう」と考えなかったのは、単純に視野が狭かったなと反省しています。
普段メタ上のデッキ(=比較的想定される一般的なデッキ)を使う上で「ミラーマッチに弱いデッキを使わない」ことを意識しているのですが、今回はそれを怠ってしまいました。反省。
これから一ヶ月間は
10/10-11：【bigmagic open Vol.5】(スタンダード)
10/16-18：【プロツアー『戦乱のゼンディカー』】(スタンダード・ドラフト)
10/24-25：【グランプリ・北京2015】(チームリミテッド)
10/31：【プロツアー地域予選】(モダン・ここまでに権利が取れなければ)
とプレミアイベントが目白押し。
しっかり準備をして、好成績が残せるように頑張ります。
それでは、また！
井川
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Hareruya Pros所属のシルバーレベル・プロ。構築フォーマットを得意とし、プロツアーサンディエゴ10でのトップ8経験があるほか、自作のデッキでプロツアー『タルキール覇王譚』でも10位に入賞。
高いプレイング精度と客観的な視点で調整相手としても信頼されており、プロツアーやグランプリの前には渡辺 雄也や山本 賢太郎といった関東のプロプレイヤーたちと共に精力的に練習している。
また、晴れる屋メディアチームの編集長でもある。
