八十岡翔太のWMCQ2015名古屋予選レポート

八十岡 翔太


こんにちは八十岡です。

先週行われた【WMCQ名古屋予選】では見事【Hareruya Pros】のコガモが日本代表最後の切符を手にしてくれました。自分が抜けられなかったのはかなり悔しいですが、最近あまり成績を残せてなかったコガモが抜けてくれたのは素直に嬉しいです。

そのコガモが【トーナメントレポート】をすぐに書いていたので、負けた自分がわざわざ書くのもなーと思っていたのですが、読みたいとの声があったので簡単にデッキができるまでトーナメントレポートをお送りしたいと思います。





・大会前夜24時


そろそろデッキを考えなければいけない時間だと思いデッキを考え始める。明日はアブザンや赤系が多いだろうからそれに強いデッキがいいなーと思っていたところに1つの天啓が舞い降りる。



・24時半


赤単に強いといえばライフ回復、アブザンに強いといえば大量のアドバンテージカード、その2つを備えたカードといえばそうこのカード。





ニッサの天啓


 《ニッサの天啓》


ということでとりあえずデッキに入りそうなカードを並べてみることに。


エルフの神秘家クルフィックスの狩猟者死霧の猛禽棲み家の防御者
ニッサの巡礼爆発的植生ニッサの天啓
森林の怒声吠え龍王ドロモカ龍王アタルカ


これだけではアブザンには強そうだが、早いデッキにはつらいだろうと思い《衰滅》が加わり、黒が入るなら《包囲サイ》も入れた方がいいだろうとなっていったのだが、この辺でデッキが破綻していることに気づき一瞬で解体。



・1時半


そういや《ヴリンの神童、ジェイス》《死霧の猛禽》は相性いいなと思い新しいデッキに取り掛かる。


ヴリンの神童、ジェイス搭載歩行機械死霧の猛禽異端の癒し手、リリアナ
不気味な腸卜師棲み家の防御者集合した中隊


《異端の癒し手、リリアナ》《搭載歩行機械》の即変身コンボをいれつつ、1マナでフェイスアップできる《不気味な腸卜師》でテンポよく《死霧の猛禽》を戻そうといったコンセプトのデッキ。ただここに《思考囲い》《英雄の破滅》などのスペルを入れ始めたあたりでこんなんで勝てるわけないだろと冷静になり解体。



・2時


さすがにそろそろ時間が怪しくなってきたのでもう普通に強いカード入れたデッキでいいかと思い今の環境で強いと思ったカードをとりあえず並べてみる。


ヴリンの神童、ジェイス搭載歩行機械棲み家の防御者包囲サイ
アブザンの魔除け衰滅ドロモカの命令オジュタイの命令
龍王ドロモカ黄金牙、タシグル思考囲い


適当に出してみたらなんかそのままデッキになりそうだったので軽いスペルを加えてとりあえずデッキに。



「サンプル版」

26 適当に26枚
-土地(26)-

4 《ヴリンの神童、ジェイス》
3 《棲み家の防御者》
4 《包囲サイ》
3 《龍王ドロモカ》
2 《黄金牙、タシグル》

-クリーチャー(16)-
4 《思考囲い》
3 《意思の激突》
1 《究極の価格》
1 《ドロモカの命令》
2 《アブザンの魔除け》
2 《英雄の破滅》
3 《衰滅》
2 《オジュタイの命令》

-呪文(18)-
hareruya



・2時半


とりあえず1人回しを始める



・3時


ちょっとマナベースが怪しかったので調整



・3時半


手札を見てデッキのほとんどがレアなことに気づく



・4時


1人回しして気に入らなかったカードを微調整



・4時半


概ね納得のいくデッキになったのでサイドボードに取り掛かる。
重いところは充実しているので、軽いカードを中心に選んでいく。カウンターデッキに少し弱いので気持ち厚めにサイドボードを用意。



・5時半


そこそこ納得の15枚が完成。そろそろ名古屋に向かわなければならないので旅支度を始める。



・6時


出発。


  ・
  ・
  ・
  ・


・9時半


会場到着。参加受付をしてデッキリストを記入。



八十岡 翔太「白青黒緑コントロール」
WMCQ2015 名古屋予選

1 《森》
1 《島》
1 《平地》
1 《沼》
3 《溢れかえる岸辺》
2 《吹きさらしの荒野》
1 《汚染された三角州》
4 《華やかな宮殿》
4 《砂草原の城塞》
1 《コイロスの洞窟》
1 《ラノワールの荒原》
1 《ヤヴィマヤの沿岸》
1 《欺瞞の神殿》
1 《疾病の神殿》
1 《神秘の神殿》
1 《静寂の神殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地(26)-

4 《ヴリンの神童、ジェイス》
3 《棲み家の防御者》
4 《包囲サイ》
2 《黄金牙、タシグル》
2 《龍王ドロモカ》
1 《龍王シルムガル》

-クリーチャー(16)-
3 《思考囲い》
3 《意思の激突》
2 《究極の価格》
2 《アブザンの魔除け》
2 《英雄の破滅》
3 《衰滅》
2 《オジュタイの命令》
1 《宝船の巡航》

-呪文(18)-
3 《アラシンの僧侶》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《悪夢の織り手、アショク》
1 《思考囲い》
1 《神聖なる月光》
1 《究極の価格》
1 《垂直落下》
1 《霊気のほころび》
1 《否認》
1 《勇敢な姿勢》
1 《ドロモカの命令》

-サイドボード(15)-
hareruya


ヴリンの神童、ジェイス包囲サイオジュタイの命令


多分今まで使ったデッキの中で一番土地の種類が多いデッキだと思います。



◆1回戦


BYE



◆2回戦


BYE



◆3回戦


緑白《硬化した鱗》

1本目相手トリマリ、2本目こっち事故、3本目相手のクリーチャーを全部除去って勝ち。


3-0



◆4回戦


【マンモスさんとフィーチャー】


4-0



◆5回戦


【なかしゅーとフィーチャー】


4-1



◆6回戦


【やまけん】のアブザンアグロ。1-1で迎えた3本目、先攻で《思考囲い》《先頭に立つもの、アナフェンザ》《思考囲い》から《羊毛鬣のライオン》と動かれ流石に負けたかと思ったが、ラストターンに間に合った《龍王ドロモカ》が生き残りそのまま勝ち。


5-1



◆7回戦


【レインボーかずあき】のゴブリン。1本目相手先攻で《鋳造所通りの住人》《ゴブリンの栄光追い》×2、《ゴブリンの群衆追い》《軍族童の突発》と動かれ死を覚悟するも、《衰滅》がぎりぎり間に合いライフ1から逆転。2本目はポカミスやらかして負け。

3本目はこちらライフ8の手札全部土地で相手の《マルドゥの斥候》に殴られている場で意を決して《汚染された三角州》を起動したら上から《龍王ドロモカ》が降ってきて勝ち。




6-1



◆8回戦


ジェスカイ。1本目《カマキリの乗り手》×2が走ってきて、《ヴリンの神童、ジェイス》が変身しているが除去を1枚も引けずそのまま押し切られる。2本目は除去からの《包囲サイ》で勝ち。3本目、3ターン目の《ゴブリンの熟練扇動者》が除去れず、そっから《否認》《オジュタイの命令》と打たれ負け。


6-2



◆9回戦


青赤《アーティファクトの魂込め》。1本目《思考囲い》《アーティファクトの魂込め》を落とすも土地しか引かず負けそうだったが、対戦相手も土地を多めに引いており、《龍王ドロモカ》が間に合って勝利。2本目、《神聖なる月光》《霊気のほころび》が刺さり勝ち。


7-2



・19時


奇跡が起こればもしかしたらTOP8に残れるかもといった状況だったので最終スタンディングを待っていたが、奇跡は起こるわけもなくしかも無駄になかしゅーにオポを捲られての10位。賞品の9パックをゲット。



・20時


会場を後にする



・23時半


帰宅&就寝。





これで今年のWMCQシーズンが終わってしまいました。

今回はそこそこデッキには自信があったのとTOP8には相性のよさそうなデッキが多かったので正直悔しかったです。

とはいえ、いつまでもくよくよしていても仕方がありません。

何より、次のイベントはプロツアー『戦乱のゼンディカー』です。このまま無事何もなければそこで殿堂セレモニーも行われます。殿堂になってから最初のプロツアーになるので、ここは本気で勝ちに行きたいと思います。


ヤソ



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