準々決勝: 林 広樹(埼玉) vs 金澤 亮(埼玉)

晴れる屋

By Yuuta Okauchi

QFc


参加者80人を超える予選ラウンドを突破した8人による準々決勝の中から、『マーフォーク』を駆る金澤と、『カナディアンスレッショルド』を操る林との試合をお送りしたい。

二人とも普段から関東でレガシーを楽しんでおり、AMCや龍王戦での顔見知りだという。試合前の会話も弾む。お互いのデッキも知っているようだ。

金澤 「鍵を握るのは《稲妻》ですね」

「いや、メインのレリック(《大祖始の遺産》)ですね」


Game1
qf6


林のセットランドは《Tropical Island》。金澤の《呪い捕らえ》を1マナ出しながらの《目くらまし》でさばく。

次のターンの金澤のアクションは《不毛の大地》での土地破壊。これを林は《もみ消し》しようとするも、今度はこちらがと《目くらまし》で押し通す。

さらに《Tropical Island》を追加する林に対して、金澤も《不毛の大地》アゲイン。林はこれにスタックして《渦まく知識》をプレイするが、土地がピタリと止まってしまう。

畳みかけたい金澤は《霊気の薬瓶》をプレイ。これは通ってしまうとどうしようもないので林は《Force of Will》で打ち消す。

しかし次ターンの《アトランティスの王》は通ってしまう。さらに次の《行き詰まり》も通ってしまう。

返しのターンでようやく《Tropical Island》を引き当てて《思案》をプレイするが、《行き詰まり》金澤のハンドは3枚増えてしまい、場には更に《マーフォークの君主》が追加。止めとばかりに《霊気の薬瓶》をキャスト。

最後のあがきと林がプレイした《敏捷なマングース》を島渡りで無視しながら、赤マナにたどり着かれる前にライフを削り切った。


林 0-1 金澤



Game 2

qf3
《Volcanic Island》《島》を並べあう1ターン目。2ターン目に林はフェッチランドをセット、金澤のアップキープに起動して《もみ消し》を釣りだして、2ターン目の行動をさせない。そして自分のターンには《タルモゴイフ》をプレイする。

金澤は《銀エラの達人》でドローを進めるものの、土地が2枚でストップしてしまう。

次のターンには《アトランティスの王》を援軍として送り出すが、返しの林は《紅蓮地獄》をプレイ。《水流破》で打ち消そうとするも、《Force of Will》で押し返されてしまう。タルモゴイフは4/5に。

再展開を《メロウの騎兵》にかけるが、これは林のメインフェイズに《稲妻》で捌かれてしまう。

そこから《行き詰まり》を抱えて動けない金澤に対して、《タルモゴイフ》で攻める林。金澤も《銀エラの達人》の連打でチャンプブロックを繰り返すが、《敏捷なマングース》が追加のアタッカーとして出てきてしまっては、残り少ないライフを守りきることは出来なかった。


林 1-1 金澤


金澤 《紅蓮地獄》ないって言ってたじゃん」

「2枚しかない、って言ったの」



Game 3


後手の林が1マリガン。6枚の手札にも少し不安が残るのか、悩んだ末のキープとなった。

金澤は1ターン目に《霊気の薬瓶》。「通りました……」とうな垂れる林。《Volcanic Island》から《思案》をプレイするも、土地が無くシャッフルすることを選択する。

更にここで林にとって最悪のカード《行き詰まり》がプレイされる。林は《敏捷なマングース》をプレイするが、1/1とカード3枚では割に合わない。

ここで金澤はアップキープに《霊気の薬瓶》にカウンターを乗せ忘れてしまう。とりあえず《不毛の大地》《Tropical Island》を破壊。

緑マナを潰されてしまった林はなにもできずにターンを返す。そこに突き刺さる2枚目の《不毛の大地》!

マナがなくなって何もできなくなった林を尻目に、《霊気の薬瓶》から《銀エラの達人》を場に送り、自分のターンには《アトランティスの王》を一気に2枚追加した金澤が、そのまま林を押し切った。


林 1-2 金澤

金澤 亮 Win!