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これまでのあらすじ
プロレベル・ゴールド(プロポイント33点)を目指し奮闘するタカハシ。
第2シーズンで好成績を収めれば、現実的なラインが見えてくる。
まずは【グランプリ・名古屋2016】から!
■ 1/30 【グランプリ・名古屋2016】
◆ 初日
・シールド
6 《山》 6 《沼》 1 《荒地》 1 《進化する未開地》 1 《抵抗者の居住地》 1 《荒廃した山峡》 1 《崩壊する痕跡》 -土地(17)- 2 《ザダの猛士》 1 《マキンディの滑り駆け》 1 《マラキールの解放者、ドラーナ》 1 《コジレックの叫び手》 1 《作り変えるもの》 1 《ヴァラクートの発動者》 1 《ヴァラクートの捕食者》 1 《真実を覆すもの》 1 《コジレックの大口》 1 《形状の管理人》 1 《カラストリアの夜警》 1 《コジレックの組み換え》 2 《コジレックの先駆者》 1 《バーラ・ゲドを滅ぼすもの》 -クリーチャー(16)- |
1 《多勢》 1 《異常な忍耐》 1 《闇の掌握》 1 《現実の流出》 1 《完全無視》 1 《終末の目撃》 1 《洞察のランタン》 -呪文(7)- |
レアあり除去あり、クリーチャーの質良し、マナカーブ良しのデッキ。
1枚構築ミスをしていて、無色マナが足りないためプレイできるか怪しい《作り変えるもの》よりも、長期戦で強い《虚身呼び》を入れるべきだった。
1敗くらいで抜けられるか、と思いきや…
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 1 | BYE | |
Round 2 | BYE | |
Round 3 | 赤白 | ×× |
Round 4 | 赤白 | ○○ |
Round 5 | 赤緑+青 | ×× |
Round 6 | 赤黒 | ○○ |
Round 7 | 白黒 | ×○○ |
Round 8 | 青緑+赤 | ×○× |
Round 9 | 白緑 | ○○ |
6-3。
3戦目の赤白には《保護者、リンヴァーラ》を苦労して倒したら《エメリアの番人》で回収されてしまい負け。
またサイズの大きいクリーチャーへの対処法が少ないため、《洞察の具象化》《タジュールの道守》などの緑クリーチャーを呪文で守られて負けるパターンが多かった。
トップ8の目はないが、プロポイント獲得を目指してドラフトへ。
・1stドラフト
8 《沼》 4 《森》 2 《抵抗者の居住地》 1 《風切る泥沼》 1 《肥沃な茂み》 1 《オラン=リーフの廃墟》 -土地(17)- 3 《空の探索者》 1 《淘汰ドローン》 1 《本質を蝕むもの》 1 《コジレックの叫び手》 1 《末裔招き》 1 《精神を掻き寄せるもの》 1 《鞍背ラガーク》 1 《音無く飛ぶもの》 1 《息詰まる忌まわしきもの》 1 《形状の管理人》 2 《コジレックの組み換え》 1 《ベイロスの虚身》 1 《軍団を破壊するもの》 1 《ウラモグの強奪者》 -クリーチャー(17)- |
2 《異常な忍耐》 1 《鞭打つ触手》 1 《粗暴な幻視》 1 《忘却の一撃》 1 《荒廃の一掴み》 -呪文(6)- |
1 《種子の守護者》 1 《ムラーサの胎動》 -主なサイドボード(2)- |
初手《忘却の一撃》から黒単ピックをし、1-5で取れた《ベイロスの虚身》から緑黒路線へ。
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 10 | 白緑 | ○○ |
Round 11 | 赤黒 | ×○○ |
Round 12 | 青白 | ×× |
2-1。
《空の探索者》3枚でダメージレースをするデッキなので、サイドボードに入っていた《ムラーサの胎動》をメインに入れていたら3-0できたかも知れない。
・2ndドラフト
9 《沼》 6 《山》 1 《鏡の池》 1 《海門の残骸》 -土地(17)- 3 《泥這い》 2 《殺戮ドローン》 1 《淘汰ドローン》 1 《空の探索者》 1 《アクームの石覚まし》 1 《コジレックの叫び手》 1 《真実を覆すもの》 1 《連射する暴君》 1 《溶滓のへリオン》 1 《コジレックの組み換え》 -クリーチャー(13)- |
2 《現実の流出》 1 《闇の掌握》 1 《昇華者の突撃》 2 《完全無視》 1 《食い荒らす炎》 1 《巨岩投下》 1 《忘却の一撃》 1 《終末の目撃》 -呪文(10)- |
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 13 | 白緑 | ×× |
Round 14 | 青赤 | ○○ |
Round 15 | 白黒 | ×○○ |
2-1。
ピックミスが1つあり、除去ばかり取っていたらデッキが軽くなりすぎたので3枚目の《泥這い》ではなく《ウラモグの強奪者》を優先するべきだった。
10勝5敗で、プロポイント1点獲得。
■ 2/5-2/7 【プロツアー『ゲートウォッチの誓い』】
・1stドラフト
8 《平地》 8 《山》 1 《抵抗者の居住地》 -土地(17)- 1 《石鍛冶の見習い》 1 《コーの懲罰者》 1 《マキンディの飛空士》 1 《命知らずの群勢》 1 《ザダの猛士》 2 《炎套の魔道士》 1 《アクームの炎探し》 1 《コーの鎌使い》 2 《オンドゥの勇者》 2 《落とし子縛りの魔道士》 1 《グリフィンの急使》 1 《オンドゥの大角》 1 《救援隊長》 1 《髑髏砕きの補充兵》 2 《コジレックの先駆者》 -クリーチャー(19)- |
2 《鑽火の輝き》 1 《巨岩投下》 1 《隊長の鉤爪》 -呪文(4)- |
初手《救援隊長》から、そのまま赤白同盟者へ。
《隊長の鉤爪》で出るトークンは同盟者なため、シナジーを見込んで《石鍛冶の見習い》も採用。
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 1 | 白緑 | ×○○ |
Round 2 | 緑黒 | ○×○ |
Round 3 | 青緑 | ×× |
最後は《目潰しドローン》4体に完封され負け。
・2ndドラフト
7 《森》 7 《平地》 1 《山》 1 《森林の地溝》 1 《未知の岸》 -土地(17)- 2 《オラン=リーフの発動者》 1 《噛み付きナーリッド》 1 《忍び寄りドローン》 1 《岩屋の装備役》 2 《ジョラーガの援軍》 2 《コーの空登り》 1 《コーの鎌使い》 1 《影の滑空者》 2 《鞍背ラガーク》 1 《グリフィンの急使》 1 《救援隊長》 1 《種子の守護者》 2 《ジョラーガの戦呼び》 1 《天使の隊長》 1 《タジュールの獣使い》 -クリーチャー(20)- |
1 《多勢》 1 《模範提示》 1 《チャンドラの誓い》 -呪文(3)- |
綺麗なマナカーブの白緑。これは3-0も狙える、と思いきや…
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 9 | 赤白 | ×× |
Round 10 | 青黒 | ○○ |
Round 11 | 青赤《紅蓮術師の突撃》コントロール | ×○× |
1-2。
3戦目は場にクリーチャーが残らず《タジュールの戦呼び》や「支援」が活きず負け。
・モダン
デッキは「緑黒エルドラージ」。
1 《森》 2 《草むした墓》 1 《霧深い雨林》 1 《吹きさらしの荒野》 4 《ラノワールの荒原》 2 《黄昏のぬかるみ》 4 《エルドラージの寺院》 2 《幽霊街》 4 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 4 《ウギンの目》 -土地(25)- 4 《タルモゴイフ》 4 《難題の予見者》 4 《現実を砕くもの》 4 《終末を招くもの》 -クリーチャー(16)- |
4 《古きものの活性》 4 《コジレックの審問》 3 《思考囲い》 2 《見栄え損ない》 2 《四肢切断》 4 《ヴェールのリリアナ》 -呪文(19)- |
3 《大爆発の魔道士》 3 《鞭打つ触手》 3 《原基の印章》 2 《漸増爆弾》 1 《思考囲い》 1 《破滅の刃》 1 《四肢切断》 1 《魂の裏切りの夜》 -サイドボード(15)- |
プロツアー2週間前までは「ジャンド」を調整していたが、除去型の対応デッキは相手の多種多様なブン回りに対応できない。
そんな中、【MTG Cardshop-Nage】の【斉田さんの「緑黒エルドラージ」のリスト】が目に入る。
自分自身のブン回りを持ちつつ相手への妨害力も高い、そんな「ブン回るジャンド」をイメージしたデッキで、コンボや中速デッキに強い構成だ。
《エルドラージのミミック》を入れなかったのは、せっかく《稲妻》に強い構成なのだから2/1クリーチャーを入れることに矛盾を感じたため。
序盤から飛行クリーチャーを多数展開する「親和」に弱く、少しでも勝率を上げるために「親和」に弱い《作り変えるもの》を廃して《終末を招くもの》に変更。
《忍び寄る腐食》なども試したが、結局緑のダブルシンボルが出ないため不採用となった。
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 4 | 死せる生 | ○○ |
Round 5 | 親和 | ×× |
Round 6 | バーン | ×× |
Round 7 | SCZ | ×× |
Round 8 | マルドゥ | ○×○ |
Round 12 | 青赤《裂け目の突破》 | ×○× |
Round 13 | 感染 | ○○ |
Round 14 | アブザンカンパニー | ×○× |
ここでプロポイントの目がなくなったためドロップ。
「ブン回るジャンド」ではあるが、ブン回りの代償として全く回らないリスクもある。実際《ウギンの目》《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》を複数枚引いて負けるゲームが多数あった。
また、エルドラージデッキでありながら(黒)(黒)と(緑)のマナを必要とするため色マナ事故も多い。回らないのは不運ではなく安定性の低いデッキを使用してしまったのだと思う。
その点【Channel Fireball】の【無色エルドラージ】は色を入れないことと、《変わり谷》《ちらつき蛾の生息地》により序盤~中盤までの安定性を保っている。
優勝した【青赤エルドラージ】は誰も見向きもしなかった《不快な集合体》《空中生成エルドラージ》に着目しているし、《エルドラージの寸借者》《希望を溺れさせるもの》により他のクリーチャーデッキに有利が付く構成となっている。
今回は完全に「デッキ負け」だと思わされた。
マジックの敗因の90%は練習不足だ。
今回の敗因はデッキ構築ミスとマリガンミス。
他にもプレイミス、サイドボードミスなど、いくら練習しても後から後からミスは沸いてくる。言ってしまえば、このゲームはミスするようにできている。練習だけが、そのミスを減らすことができる。
幸いにもマジックは負けてゲームオーバーになることがないので、何度でもコンティニューできる。
今週末はRPTQ(スタンダード)に参加予定だ。まずはスタンダードを練習練習~
ではまた。
高橋優太
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