これまでのあらすじ
【グランプリ・東京2016】13位により、ゴールドレベル到達が確定したタカハシ。
現在のプロポイントは30点で、このままだとプロツアー『異界月』でトップ8に入ってもプラチナレベルになることができない (プラチナレベルにはプロポイント50点が必要) 。
追加のプロポイントと、また見ぬ強敵との戦いを求め、【グランプリ・台北2016】に参戦するのであった。
■ グランプリ・台北2016
6/24-6/26
【グランプリ・台北2016】。デッキはバントカンパニー。
4 《森》 3 《平地》 1 《島》 1 《荒地》 3 《梢の眺望》 3 《大草原の川》 4 《進化する未開地》 4 《ヤヴィマヤの沿岸》 2 《伐採地の滝》 -土地 (25)- 4 《ヴリンの神童、ジェイス》 4 《薄暮見の徴募兵》 4 《森の代言者》 4 《反射魔道士》 4 《不屈の追跡者》 4 《変位エルドラージ》 2 《巨森の予見者、ニッサ》 -クリーチャー (26)- |
3 《ドロモカの命令》 4 《集合した中隊》 2 《オジュタイの命令》 -呪文 (9)- |
4 《否認》 3 《ラムホルトの平和主義者》 3 《作り変えるもの》 3 《石の宣告》 2 《ランタンの斥候》 -サイドボード (15)- |
今大会の仮想敵は以下の通り (上から順に多いと予想したデッキ) 。
・白緑トークン
・バント人間カンパニー
・バントカンパニー
・白単人間
・白黒コントロール
・バント人間カンパニー
・バントカンパニー
・白単人間
・白黒コントロール
【グランプリ・東京2016】のときとの違いは、白緑トークン・バントカンパニーの2強状態であること。
2つとも序盤のビート・中盤の手数・後半のアドバンテージどれを取っても隙がない。特に白緑は環境の覇者と言える。次点で白単人間・白黒コントロールだが、白緑やバントと比較すると少し安定性に欠ける。
今回はメインデッキは【グランプリ・東京2016】と同じで、サイドボードのみ変更。
白単人間・バント人間カンパニーに対して壁クリーチャーが足りなかったため《ラムホルトの平和主義者》を追加。
Magic Onlineでの練習では白黒コントロールに対して勝率が悪かったため《作り変えるもの》を採用。エスパーやスゥルタイといった《変位エルドラージ》が効きにくい相手に対してもサイドインする。
● 初日
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 1 | BYE | |
Round 2 | BYE | |
Round 3 | 白緑トークン | 〇×〇 |
Round 4 | バント人間カンパニー | 〇〇 |
Round 5 | 白緑トークン | 〇〇 |
Round 6 | 青白飛行 | ×〇× |
Round 7 | 青白飛行 | 〇〇 |
Round 8 | バントカンパニー | 〇〇 |
Round 9 | 白緑トークン | 〇×〇 |
初日は8-1。
青白飛行は当たったことのないデッキで、場にいるX=3の《搭載歩行機械》を次のターンに《反射魔道士》しようと動いていたら、《シルムガルの魔術師》で「濫用」されてしまい「飛行機械・トークン」を対処できず負け。
練習経験の少ない相手にミスしやすく、いわゆる「わからん殺し」をされやすいのが私の欠点だ。相手のプレイするカードからデッキを予測する癖を付けたい。その直後に同じデッキと当たったが、前の試合の経験もあり今度は勝利。
● 2日目
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 10 | スゥルタイコントロール | 〇〇 |
Round 11 | バントカンパニー | ×〇〇 |
Round 12 | バントカンパニー 【テキストカバレージ】 | ×〇△ |
Round 13 | バントカンパニー | ×〇△ |
Round 14 | バントカンパニー | 〇〇 |
Round 15 | バントカンパニー | 〇〇 |
バントカンパニーラッシュ!
バント同系はタフネスの高いクリーチャーが並ぶため膠着戦になりやすく、また複雑な能力を持ったクリーチャーがたくさん並ぶため時間がかかる。
とはいえ引き分けは悪!スイスラウンドでの引き分けは負けに近いため、自分のプレイの遅さを猛反省。最後の2ラウンドはプレイスピードを常に心がけた。
これはバントカンパニーに限った話ではなく、例えばレガシーの奇跡コントロールなどの長期戦デッキでは常に時間を意識すべきだ。引き分けは悪!
4-0-2でトップ8へ。
● 決勝ラウンド
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
準々決勝 | 赤緑ランプ 【テキストカバレージ】 | 〇〇 |
準決勝 | 白緑トークン | ×〇× |
最終成績13-2-2。4位で2,500$とプロポイント追加4点を獲得!
目標達成!
しかし準決勝で、明らかに勝てる場だったのに大ミスをやらかしてしまい負け。面白い状況だったので、久々に出題してみようと思う。
■ プレイングの極み
あなた (バントカンパニー) ライフ:14 戦場: (セットランド済み) 《ヤヴィマヤの沿岸》 (タップ) 《荒地》 (タップ) 《平地》 《森》 《梢の眺望》 《伐採地の滝》 《ヴリンの神童、ジェイス》 《森の代言者》 《不屈の追跡者》 (4/3) 《手掛かり・トークン》×2 手札:4枚 《ヤヴィマヤの沿岸》 《ヴリンの神童、ジェイス》 《森の代言者》 《巨森の予見者、ニッサ》 墓地: 《進化する未開地》 《ドロモカの命令》 《森の代言者》 |
対戦相手 (白緑トークン) ライフ:20 戦場: 《平地》 (タップ) 《平地》 (タップ) 《森》 (タップ) 《森》 (タップ) 《梢の眺望》 (タップ) 《大天使アヴァシン》 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 《騎士・同盟者トークン》 《ニッサの誓い》 |
● 対戦相手のデッキリスト
9 《森》 7 《平地》 4 《梢の眺望》 4 《要塞化した村》 2 《ウェストヴェイルの修道院》 -土地 (26)- 4 《搭載歩行機械》 4 《森の代言者》 1 《棲み家の防御者》 4 《大天使アヴァシン》 -クリーチャー (13)- |
4 《ドロモカの命令》 2 《石の宣告》 2 《悲劇的な傲慢》 4 《ニッサの誓い》 1 《進化の飛躍》 4 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》 4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 -呪文 (21)- |
2 《棲み家の防御者》 2 《巨森の予見者、ニッサ》 2 《保護者、リンヴァーラ》 2 《石の宣告》 2 《停滞の罠》 2 《次元の激高》 1 《荒野の確保》 1 《進化の飛躍》 1 《天使の粛清》 -サイドボード (15)- |
現在はあなたのターンの第1メインフェイズだ。
序盤のプレインズウォーカーを巡る戦いで相手の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》1体目は倒したが、《大天使アヴァシン》から《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》という動きをされている。
《反射魔道士》を引けたら、と思いメインフェイズで《手掛かり・トークン》を生け贄に捧げたが、ドローは《ヴリンの神童、ジェイス》だった。
相手のライフはまだ20あるので、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》に攻撃するのが良さそうだ。さて、この盤面でどうプレイするのが正解か考えてほしい。
※ヒント:相手のブロッカーと、自分の墓地に注目。
ではまた次回。
高橋優太
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