いよいよ今週末には【グランプリ・千葉2016】が開催となる。そんな中、本番さながらの練習を行えるためであろう、普段よりかなり多めの160名を集めた【The Last Sun2016】の予選大会のメタゲームは、以下のようになった。
■白青奇跡-21名
【第8期レガシー神挑戦者決定戦のメタゲーム】と変わらず、トップは「レガシー最強のコントロール」である奇跡。先週末の勝利を受けてか、割合も若干高まっている。
習熟が必要なデッキではあるが、使いこなせたときのリターンは果てしなく大きい。【前回の京都の王者】でもあるこのデッキを打ち破るデッキははたして現れるのか?プレイヤーたちの1年間の研鑽の成果に期待したい。
■黒青緑続唱-18名
対し、大きく割合を伸ばしたのが《断片無き工作員》を使ったミッドレンジ、黒青緑続唱だ。
トップメタである奇跡とエルドラージの両デッキに対して安定して立ち回れる点が評価されているのだろう。
ただ、【結果】だけ見ると最高順位が12位と、いまいち勝ち切れていない印象だ。
■エルドラージ-17名
エルドラージは割合もあまり変わらずトップメタの一角となっている。《忘却蒔き》を採用して以降は、速度による嵌めパターンだけでなく、ロングゲームも戦い抜けるようになっている。
グランプリでも《虚空の杯》→《難題の予見者》の「新・A定食」は猛威を振るうことだろう。
■《秘密を掘り下げる者》系-15名
奇跡に対する相性の悪さからか、続唱とは対照的に数を落としたのがデルバー系だ。最序盤の主な戦略である《不毛の大地》+《目くらまし》が通じづらいデッキが多いと、ポテンシャルを発揮しづらいところではある。
グランプリでは、「《相殺》を乗り越えたデルバー」である4Cデルバーの奮闘が見られるかが焦点となるだろう。
全体としては、一週間前の【第8期レガシー神挑戦者決定戦のメタゲーム】に比べてそこまで大きな変化は見られないが、反面【トップ12に名を連ねたデッキ】はまるで違ってきているというのが、嵐の前触れを予感させる。
グランプリ・千葉本戦開幕まであと2日。デッキ選択に悩んでいる方は、これらの情報をぜひ参考にしてみて欲しい。
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