みんな、こんにちは!
今シーズンの目標であるゴールドレベルを達成するために、僕は今週末の【グランプリ・マドリード2016】に参加しようと思っている。いくつかの異なる戦略を試しているものの、いまだにどのデッキにしようか決めかねているのが現状だ。
そこで今週末に向けて、僕が最高だと考える4つのデッキを紹介したいと思う。
これからお見せする4つのデッキは、僕の中でコントロール、アグロ、コンボ、テンポに分類されるもので、それぞれちょっとずつではあるけど網羅していくよ。
■ コンボ
Jaberwockiというプレイヤーはマジックオンライン上のリーグで全力を尽くすラスボスとでも呼べる存在で、30回以上も5勝0敗を記録している。その結果を受け、僕は下記の「赤緑《霊気池の驚異》」デッキをテストし、MOCSで使うことにした。
8 《森》 4 《山》 2 《進化する未開地》 4 《獲物道》 4 《霊気拠点》 -土地 (22)- 4 《導路の召使い》 3 《墓後家蜘蛛、イシュカナ》 4 《約束された終末、エムラクール》 -クリーチャー (11)- |
4 《霊気との調和》 4 《蓄霊稲妻》 2 《苦しめる声》 2 《コジレックの帰還》 4 《発生の器》 4 《織木師の組細工》 4 《霊気池の驚異》 3 《反逆の先導者、チャンドラ》 -呪文 (27)- |
3 《不屈の追跡者》 3 《ヴァラクートの涙》 2 《自然のままに》 2 《人工物への興味》 2 《コジレックの帰還》 1 《世界を壊すもの》 1 《反逆の先導者、チャンドラ》 1 《生命の力、ニッサ》 -サイドボード (15)- |
これが意味するところ、このデッキは僕が【グランプリ・マドリード2016】で使おうかどうか熟考しているデッキのひとつだということだ。
このデッキは《霊気池の驚異》から速やかに《約束された終末、エムラクール》をキャストできるだけでなく、《反逆の先導者、チャンドラ》を使うにあたり最良のデッキでもあるんだ。
《反逆の先導者、チャンドラ》はリリース以降ずっと酷評され続けているけど、《墓後家蜘蛛、イシュカナ》と併用することで真価を発揮する。
このデッキは「青白フラッシュ」とのマッチアップで苦戦を強いられるものの、「黒緑昂揚」に対しては非常に有利が付く。赤と緑はサイドボードがとても優秀な色で、アーティファクトとエンチャントに対処する手段や火力呪文を用いて、多くの戦略に対して上手く対応することができるんだ。
もしもメタゲームが「《霊気池の驚異》」と「黒緑昂揚」で埋め尽くされると予想するのであれば、メインボードに《絶え間ない飢餓、ウラモグ》や《世界を壊すもの》を採用してもいいだろう。
■ テンポ
10 《平地》 6 《島》 4 《港町》 4 《大草原の川》 1 《ウェストヴェイルの修道院》 -土地 (25)- 4 《スレイベンの検査官》 3 《無私の霊魂》 4 《呪文捕らえ》 4 《反射魔道士》 1 《異端聖戦士、サリア》 4 《大天使アヴァシン》 -クリーチャー (20)- |
2 《革命的拒絶》 1 《石の宣告》 1 《空鯨捕りの一撃》 2 《停滞の罠》 1 《永遠の見守り》 4 《密輸人の回転翼機》 4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 -呪文 (15)- |
2 《否認》 2 《呪文萎れ》 2 《秘密の解明者、ジェイス》 1 《無私の霊魂》 1 《異端聖戦士、サリア》 1 《儀礼的拒否》 1 《断片化》 1 《神聖な協力》 1 《石の宣告》 1 《風への散乱》 1 《即時却下》 1 《領事の旗艦、スカイソブリン》 -サイドボード (15)- |
「青白フラッシュ」は現環境における最大の仮想敵のひとつだ。《スレイベンの検査官》と《密輸人の回転翼機》を上手く活用できるのみならず、適切なタイミングで唱えれば瞬時にゲームを終わらせることができる《呪文捕らえ》と《反射魔道士》を擁するデッキなんだ。
君がどんなデッキと当たるかを想定するか次第で、《大天使アヴァシン》を減らしたり、より影響力のある《折れた刃、ギセラ》と《消えゆく光、ブルーナ》を使うことだってできる。
このデッキはスタンダードで圧倒的な勝ち頭である《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を使った最高のデッキのひとつで、3つの能力全てを駆使してミッドレンジやコントロールデッキに完璧に立ち回ることが可能だ。
「青白フラッシュ」は「《霊気池の驚異》」デッキを打ち破り、他のマッチアップに関しても、全てのデッキに対して互角以上に渡り合うことができる。
■ コントロール
10 《島》 4 《山》 4 《尖塔断の運河》 4 《さまよう噴気孔》 4 《霊気拠点》 -土地 (26)- 4 《奔流の機械巨人》 -クリーチャー (4)- |
4 《流電砲撃》 4 《予期》 3 《否認》 4 《蓄霊稲妻》 4 《虚空の粉砕》 2 《革命的拒絶》 4 《天才の片鱗》 2 《即時却下》 1 《疑惑の裏付け》 2 《電招の塔》 -呪文 (30)- |
3 《焼夷流》 2 《竜使いののけ者》 2 《儀礼的拒否》 2 《ヴァラクートの涙》 2 《秘密の解明者、ジェイス》 1 《否認》 1 《粗暴な協力》 1 《即時却下》 1 《炎呼び、チャンドラ》 -サイドボード (15)- |
このデッキは、他のリストと比べてかなり刺激的だね!このリストは友人であるMads Utzonから譲り受けたもので、彼はこのデッキを使い込んで好成績を収めているんだ。
僕はこのデッキでいくつかのリーグをプレイしてみたけど、このデッキは実際に素晴らしいものだった。「《霊気池の驚異》」デッキに負けることはほとんどないし、「青白フラッシュ」と「黒緑昂揚」に対しても上手く戦うことができる。
唯一の問題はこちらよりも軽いアグロ戦略に対して負けてしまう点で、もしも序盤に《流電砲撃》か《蓄霊稲妻》を引くことが叶わなければ、あっという間に数の暴力で押し潰されてしまうだろう。
このデッキに関して伝えたいことは、Tier1のデッキに対して有利である点、そして何よりもこのデッキがプレイしていて最高に面白い点だ。 (もちろん面白いの定義によるだろうけどね)
■ アグロ
10 《平地》 4 《秘密の中庭》 4 《乱脈な気孔》 -土地 (18)- 4 《厳格な巡邏官》 4 《町のゴシップ屋》 4 《模範的な造り手》 4 《スレイベンの検査官》 4 《探検隊の特使》 4 《サリアの副官》 4 《屑鉄場のたかり屋》 2 《異端聖戦士、サリア》 -クリーチャー (30)- |
4 《石の宣告》 4 《永遠の見守り》 4 《密輸人の回転翼機》 -呪文 (12)- |
4 《無私の霊魂》 3 《精神背信》 3 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 2 《沼》 2 《停滞の罠》 1 《狼の試作機》 -サイドボード (15)- |
プロツアーでThomas EnevoldsenとCraig Wescoe、そして僕は白単に《屑鉄場のたかり屋》と《乱脈な気孔》のために黒を足したデッキを作成した。
これはそのプロツアーで使ったデッキの発展形で、赤白などの機体デッキが若干減少傾向にあることから、現状のメタゲームの隙を突こうとしているポジションのデッキなんだ。
このデッキに含まれる大量の1マナ域の「人間」クリーチャーはあっという間に戦場を埋め尽くし、さらには《サリアの副官》や《永遠の見守り》でバックアップすれば、対戦相手がこちらに干渉できるようになる前に押し切ってしまうことができるだろう。
このデッキは全体除去呪文が少なく、こちらの速度に対応できないデッキが多い今のメタゲームにうってつけだ。私見では、このデッキはすでに確立されたデッキに比べると少しばかりリスクが伴うものの、そのリスクに見合うだけの十分なリターンを持ち合わせており、ときに対戦相手を圧倒することができる。
これらが僕が伝えたかった4つのデッキだ。いまだに使用するデッキは決まっていないけど、上記4つのうちのどれかにしようと考えている。
簡潔に紹介しておきたい5つ目のデッキは、「黒緑昂揚」だ。これまで「黒緑昂揚」に関して言及してこなかったけど、このデッキが紛れもなく現環境で最高のデッキのひとつだということは知っておいてほしい。
今回の記事で4つのデッキを紹介させてもらった理由は、そんな「黒緑昂揚」が蔓延したメタゲームにどう対処すべきかを伝えた方が良いと考えたからなんだ。
次回の記事までに、君が「スタンダード・ショーダウン」パックから【Zendikar Expeditions】や【Kaladesh Inventions】を引けるように、やりがいのある長期戦を制することができるように祈っている。
【グランプリ・マドリード2016】のラウンドの合間につぶやいていく予定なので、もしも僕の成績に関心があれば【こちらのアカウント】をフォローしてね 🙂
君がトップデッキできるように願っているよ。それでは、また次回の記事で。
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