レガシープレイヤーたちはなぜレガシーGPで勝ちきれなかったのか

斉藤 伸夫


 みなさんこんにちは。【のぶおの部屋】を書かせていただいている斉藤です。

 寒さもひとしお身にしみる頃になりましたが、みなさんはお元気でお過ごしでしょうか。


 今回は、千葉で行われたレガシーにおける最大のイベントである【グランプリ・千葉2016】のレポを書かせていただいています。

 まず目次の案内の前に一つ声を大にして伝えたいことがあります。


  ――ただただ悔しい!





1. グランプリへの気持ち

 改めて皆さん、先日は【グランプリ・千葉2016】お疲れ様でした。

 【グランプリ・京都2015】以来1年半ぶりに日本で行われるレガシーグランプリだったので、レガシーを中心に遊んでいるプレイヤーにとっては特別なものだったかと思います。


高橋 優太
グランプリ・京都2015の覇者・高橋 優太
※画像は【マジック:ザ・ギャザリング日本公式ウェブサイト】より引用しました。


 かく言う僕もレガシーばかりプレイしている1人なので、今回のグランプリに向けて練習を積んできました。

 目標はもちろん、頂点をとることでした。





2. なぜ白青奇跡を選択したのか?そして却下したデッキの理由

 今回のグランプリに向けて、18個のアーキタイプを仮想敵(または使用候補)とし、練習やデッキ構築を行いました。

 18のうち13個は過去から存在していたデッキで、今まで散々練習してきて充分経験値の足りているアーキタイプだと思っていたので、残りの5つに重点をおいて調整とテストプレイを行いました。


過去から長く存在している13のアーキタイプ
白青奇跡
《実物提示教育》
BUGカスケード
赤いデルバー
赤くないデルバー
ストーム
エルフ
感染
土地単
マーフォーク
バーン
ジャンド
ペインターグラインドストーン


特にここ最近で目立っている5つのデッキ
デス&タックス
4Cデルバー
エルドラージ
BGデプス
赤黒リアニ


 この5つはグランプリの前に開催されたエターナルウィークエンド、MOリーグ、SCGオープンなどの結果を受けて最近流行し始めたデッキです。

 各デッキを自分でテストした上で、選択しなかった理由を紹介します。


☆デス&タックス

 《護衛募集員》《聖域の僧院長》の加入により、《石鍛冶の神秘家》でしかアドバンテージを稼げないという弱点を克服。《トーラックへの賛歌》などの1対2をとられるカードであっさり負けるということがなくなりました。

 回しているうちに感じたこととして……


・早いタイミングの《タルモゴイフ》が思ったよりきついこと。
・もっと《護衛募集員》でサーチできる優秀なクリーチャーはいないのか。
《不毛の大地》が効かないデッキに対してゲームが長引いたときに余っているマナを有効活用できるカードはないか。
・対白青奇跡のサイド後の3~4ターン目の《僧院の導師》に干渉しづらい(これが最大のネックでした)。


 以上の点が気になり、色を足すことを考慮にいれ全色のタフネス2以下の生物を比較しました。

 その中で誰も見向きもしていないカードを発見しました。


 《宮殿の看守》です。


宮殿の看守


 今となっては当たり前のように投入されているカードですが、上記の気になっている部分を大幅に克服することができるのはないか? と思い採用していました。

 調整していく中で、より多くのフィードバックがほしいアーキタイプだと思い、4人の友人を誘って調整グループを作りました。

 《宮殿の看守》は予想通りデス&タックスにマッチした強力なカードです。今までの似たような能力を持ったクリーチャーは、それが場を離れると追放していた生物が戻ってきてしまうため、除去に対して弱く信頼性に欠けましたが、《宮殿の看守》が追放したクリーチャーはそれだけでは戻ってきません。


悪鬼の狩人放逐する僧侶レオニンの遺物囲い


 レガシーにはデス&タックスのようにクリーチャーが横並びするデッキは少なく、1体除去しながらアドバンテージをいくつも稼ぐのは理想的とさえ感じました。《ちらつき鬼火》で明滅させるのも非常に強力です。グループの仲間の賛同も得られ、必ず1枚は採用していました。

 私自身も、131人のGPTで決勝ラウンドに進出でき、一緒に調整していた友人の結果の例をあげるなら、【第7期レガシー神挑戦者決定戦】トップ8、【BIGMAGIC Open Sunday Legacy vol.8】トップ8、練習のために回っていたGPTでも複数回のトップ8と、一定の成果が出せました。




 ちなみに、【グランプリ・千葉2016】でも《宮殿の看守》入りのデス&タックスがトップ8に入っていましたね。

 こんなに強くなったデス&タックスを私自身がなぜ選択しなかったのか?

 大きく2つ挙げるなら


《渦まく知識》《意志の力》がない
・直前のいろいろな大会で結果を出しすぎている。


 この2点に尽きます。デス&タックスで大会に出て数をこなす度に負ける大きな要因として、土地しか引かない/引きすぎる/白マナが足りないなどの事故や、得意と言われているコンボ戦で1~2ターン目に仕掛けられるとほとんど干渉できないという弱点がずっと気になっていました。

 また、白青奇跡と比較して白単色の中速ビートダウンという点で対策がしやすい点もネックになります。長いラウンドをやることを考えると、上記のリスクは看過できないと判断し、選択から外しました。

 細かなプレイングなどの詳細もどこかで公開できればしたいとも思っています。


☆4Cデルバー

 次に4Cデルバーです。ここでは《秘密を掘り下げる者》《死儀礼のシャーマン》が各4枚、《瞬唱の魔道士》《グルマグのアンコウ》《真の名の宿敵》各2枚、それに加えて《ヴェンディリオン三人衆》が1~2枚入った構築のことを指します。

 メインから《突然の衰微》《稲妻》があり、サイドには手札破壊と《紅蓮破》があるデルバーデッキですね。


秘密を掘り下げる者突然の衰微稲妻


 このデッキを使ってみると、メタ上のデッキとの戦いで腕の差が出やすい上にカードパワーが高いというのが第一印象でした。《突然の衰微》があるおかげで《相殺》《虚空の杯》で負けることも緩和されますし、1マナの除去として《稲妻》《四肢切断》を取れることによって軽く捌くことにも長けていました。

 デッキパワーも高く、通常のデルバーデッキにとってはガンとなる《虚空の杯》を擁するエルドラージ、《聖域の僧院長》《スレイベンの守護者、サリア》によってデルバー戦を得意とするデス&タックスに対しても《真の名の宿敵》《秘密を掘り下げる者》という回避能力持ちクリーチャーと大量の除去でいい勝負ができました。

 対白青奇跡の練習をしても、当初はかなりの勝率を維持できましたが、しかしながら白青奇跡側のゲームプランやサイドボードを最適化していくうちに納得のいく勝率ではなくなってしまったため、採用には至りませんでした。


☆エルドラージ、BGデプス、赤黒リアニ

 これら3つは全く別のデッキですが、それぞれ良く似た特徴を持っています。それは、


《意志の力》《渦まく知識》がないこと。
・ゲームが長引いたときにアドバンテージを取りにくいこと。
・初速に賭けた構築をしていること。
・対策カードが明確に刺さること。


 嵌ったときには何も寄せ付けない強さを持ちますが、その分マリガンをしやすいことを考え却下しました。長いラウンドをプレイする上で《意志の力》《渦まく知識》を使う方が安定しますからね。

 過去から長く存在している13のアーキタイプの中でベストなデッキ選択は白青奇跡だという結論が自分自身でありましたが、最近出てきた上記のアーキタイプを含めて比較しても白青奇跡がレガシーでベストな選択だと思い、白青奇跡を使うことに決定しました。





3. レシピの決定

 こちらは【以前の記事】で紹介させていただいたレシピです。



斉藤 伸夫「奇跡コントロール」
BIGMAGIC Sunday Legacy (優勝)

4 《島》
2 《平地》
3 《Tundra》
2 《Volcanic Island》
4 《溢れかえる岸辺》
2 《沸騰する小湖》
2 《汚染された三角州》
2 《乾燥台地》
1 《カラカス》

-土地(22)-

2 《瞬唱の魔道士》
2 《ヴェンディリオン三人衆》

-クリーチャー(4)-
4 《渦まく知識》
3 《思案》
3 《剣を鍬に》
1 《呪文嵌め》
1 《紅蓮破》
1 《対抗呪文》
2 《天使への願い》
1 《議会の採決》
1 《至高の評決》
3 《意志の力》
3 《終末》
4 《相殺》
4 《師範の占い独楽》
3 《精神を刻む者、ジェイス》

-呪文(34)-
2 《封じ込める僧侶》
2 《僧院の導師》
2 《狼狽の嵐》
1 《ヴェンディリオン三人衆》
1 《紅蓮破》
1 《赤霊破》
1 《摩耗+損耗》
1 《対抗呪文》
1 《至高の評決》
1 《意志の力》
1 《安らかなる眠り》
1 《仕組まれた爆薬》

-サイドボード(15)-
hareruya



 この白青奇跡のレシピは《瞬唱の魔道士》《ヴェンディリオン三人衆》が共に2枚で、メインに《紅蓮破》《至高の評決》が入っているものでした。


ヴェンディリオン三人衆紅蓮破至高の評決


 これを作ったときの環境は白青奇跡、デルバー、黒いコンボ、BUG系デッキという想定の構築でした。なので、今回のメタと違う部分を想定し、カードを入れ替えていきました。

 今回のメタ予想として、

1. 奇跡
2. エルドラージ
3. デス&タックス
4. ショーテル
5. デルバー

 の5つが上位にくるという仮定の下で構築を考えました。変更の軸として考えていたことは、


・青くないデッキの台頭によりメインの《紅蓮破》はリスクになる。また、《ヴェンディリオン三人衆》も減らしていい。
 →この2種を抜くかわりに青い相手にも青くない相手にも勝ちにいけるカードがほしい。
《虚空の杯》《霊気の薬瓶》に対してメインから干渉できることが理想。
・エルドラージやデス&タックスに対して《至高の評決》は重いので《終末》にするべき。
《意志の力》は4枚採りたい。


 そこからの変更を紹介します。


仕組まれた爆薬意志の力


0 《仕組まれた爆薬》 → 1 《仕組まれた爆薬》
3 《意志の力》 → 4 《意志の力》


 《虚空の杯》《霊気の薬瓶》《相殺》に干渉しやすいように投入しました。《意志の力》を4枚にした他の理由として、エルドラージやデス&タックスのせいで以前よりコンボがさらに速度を求める環境になっていることもあります。


ヴェンディリオン三人衆紅蓮破予報


2 《ヴェンディリオン三人衆》 → 1 《ヴェンディリオン三人衆》
1 《紅蓮破》 → 0 《紅蓮破》
0 《予報》 → 2 《予報》


 《ヴェンディリオン三人衆》は相手のハンドを邪魔して勝ちにいくカードですが、《予報》は不要なカードを墓地に送りながらハンドを増やすカードですね。《相殺》や除去を掃いて2枚のカードにするのはストーム系のコンボが減った環境にマッチしていました。エルドラージとデス&タックスの影響がここでも現れています。


至高の評決終末


1 《至高の評決》 → 1 《終末》

 これは《虚空の杯》デッキが増えたことにより《もみ消し》の採用率が低くなったため、デス&タックスやエルドラージを意識して《終末》に変更しました。


22 土地 → 21 土地

 《予報》が入ったことにより、土地を削ることにしました。


 以上の変更を施した、今回のレシピです。



斉藤 伸夫「白青奇跡」
グランプリ・千葉2016

4 《島》
2 《平地》
1 《山》
3 《Tundra》
1 《Volcanic Island》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《沸騰する小湖》
2 《乾燥台地》

-土地 (21)-

2 《瞬唱の魔道士》
1 《ヴェンディリオン三人衆》

-クリーチャー (3)-
4 《渦まく知識》
3 《思案》
3 《剣を鍬に》
1 《呪文嵌め》
2 《予報》
1 《対抗呪文》
2 《天使への願い》
1 《議会の採決》
4 《意志の力》
4 《終末》
4 《相殺》
1 《仕組まれた爆薬》
4 《師範の占い独楽》
3 《精神を刻む者、ジェイス》

-呪文 (37)-
3 《狼狽の嵐》
2 《紅蓮破》
2 《基本に帰れ》
1 《僧院の導師》
1 《ヴェンディリオン三人衆》
1 《封じ込める僧侶》
1 《赤霊破》
1 《外科的摘出》
1 《摩耗+損耗》
1 《仕組まれた爆薬》
1 《罠の橋》

-サイドボード (15)-
hareruya



※編注:本デッキは【グランプリ・千葉2016】【デッキテク】にも取り上げられています。





4. 結果


 今回のグランプリは全員にスリープインが付与されており、ゆっくり起きて参加しました。

 以前参加したグランプリではスリープインで規定時間に会場についても、ラウンドが予定より進んでいなくて時間が空いたことがあったのですが、今回はかなりスケジュールどおりに進行している印象でした。スマートペアリングというアプリシステムがかなり効果的だったのではないでしょうか。

 参加者はなんと2503人! 簡易ですが結果をご報告します。


ラウンド 対戦デッキ 勝敗
Round 1BYE
Round 2BYE
Round 3ドレッジ ×〇〇
Round 4白青奇跡 〇〇
Round 5スニーク ×〇×
Round 6食物連鎖 〇〇
Round 7デス&タックス 〇〇
Round 8マーフォーク 〇×〇
Round 9エルフ 〇〇



R4 白青奇跡

 フィーチャーに呼んでいただきました。


R5 スニーク

 《実物提示教育》《騙し討ち》《騙し討ち》という動きを弾いて《師範の占い独楽》《相殺》を決めたものの、相手からのトップ《精神を刻む者、ジェイス》

 《天使への願い》《精神を刻む者、ジェイス》は対処できましたが、トップに積んでいた3マナを失うこととなり返しに《実物提示教育》から《引き裂かれし永劫、エムラクール》を出され、対応できるカードを見つけられずに負けてしまいました。


精神を刻む者、ジェイス


 3本目は、《狼狽の嵐》《赤霊破》《師範の占い独楽》《思案》《渦まく知識》、土地2枚でキープ。かなり安心感のある手札ですが、相手先手1ターン目の動きが《古えの墳墓》《水蓮の花びら》からの《実物提示教育》《引き裂かれし永劫、エムラクール》【決勝】であった一幕と同じ、ショーテルデッキの怖いところですね。


R6 食物連鎖

 フィーチャーに呼んでいただきました。


R9 エルフ

 海外からいらしてた方。海外で働く友人の友人で、後日帰国前に晴れる屋に寄ったときにばったり会い意気投合しました(笑)。


 初日は8-1。 Joe Lossettはじめグランプリに参加していたアメリカからの参加者と軽く会話をして記念写真をとりました。




 友人がこっそりホテルの部屋を用意してくれる気遣い(!!)で、初日を終えホテルでシャワーを浴びながらゲーム内容を思い出していました。2日目は強者しかいない中、全員が上を目指す強い意志の中でゲームをすることになります。

 トップ8を目指すに、2日目は1敗以内の成績を求められる厳しい世界です。

 いざ2日目。


ラウンド 対戦デッキ 勝敗
Round 10エルフ 〇〇
Round 11URデルバー 〇〇
Round 12エルドラージ 〇〇
Round 13エルフ ×〇×
Round 14白青奇跡 〇××
Round 15白青奇跡 〇〇


R11 URデルバー

 【カバレッジ】フィーチャーに呼んでいただきました。


R13 エルフ(本間 彰さん)

 ビデオフィーチャーに呼んでいただきました。メインは《垣間見る自然》《生命の力、ニッサ》というコンボできれいに負けました。

 サイド後2本目はきれいに除去を繰り返して取り返すも、3本目は《魂の洞窟》からの《自由なる者ルーリク・サー》に負けました。

 ここでの負けで崖っぷちに。


R14 白青奇跡ミラー(準優勝の木原君)

 一番得意のミラーと当たってよし勝つぞと気合を入れたところ、まさかの2, 3本目どちらも事故で負けてしまいました。ただただ悔しさがこみ上げました。木原君は準優勝おめでとうと祝福したいです。


 12-3で19位でプロポイント3点と500ドルの賞金で私のグランプリは終わりました。

 そして、ここで大きな課題が生まれたのです。





5. レガシープレイヤーが負け、競技プレイヤーが勝った理由

 スイスラウンドの終盤まで、白青奇跡を調整してきた7人のチームメンバーのうち4人があと1勝でトップ8が見える1敗~2敗ラインにいました。他の普段レガシーをメインでやっている友人たちも多くがあと一つのラインにいました。

 しかし、トップ8の結果を見ると、プロプレイヤーや競技マジックをしているプレイヤーが多数。【グランプリ・京都2016】のときと同じで、レガシープレイヤーの多くはあと一勝が足りずに残れませんでした。

 【グランプリ・京都2016】【グランプリ・千葉2016】と同じような結果が出た以上、この「足りない一勝」には運や場慣れだけではない明確な理由があるのではと今では感じています。

 レガシープレイヤーと競技マジックプレイヤーの間にはどんな差があったのでしょうか?もっとプレイヤーとしてのレベルを上げたいと痛感した私は、親しいレガシープレイヤー達と議論をしました。

 いくつもの要因がありますが、大きく分けて以下の4点が足りていないのではないかということが浮き彫りになってきました。


1. 最近よく耳にする言葉を用いるならば、勝利を目指していながら、理ではなく情でデッキ選択・構築をする人が多いのではないか。

2. 長いラウンドを2日に分けて回し続ける集中力や体力が足りていないのではないか。

3. 覚悟が違う。レガシーの大イベントという認識と、プロツアーやプロポイントをかけた大会という認識の差。

4. そしてこれが一番大きいと感じていることですが、劣勢時にあり合わせのリソースで混戦に持ち込むアドリブ力の足りなさ。


 私自身としては、2と4が足りていないと感じています。【グランプリ・京都2016】のときも初日は8-1でしたが、2日目に失速してしまいました。2日目の強い意思を持った人たちの中で深い思考力を保つことができていたのかは今でも疑問です。

 そして、4が特に競技マジックをやっている人との差が出る部分だと話に挙がりました。レガシーのデッキの多くは強力な勝ちパターンを持っています。そして同じデッキを何百回、何千回と回しているのですから、どのようにしたら勝てるのかというものが身にしみついています。悪く言えば手なりでもプレイできるということですね。

 Lukas Blohonさんの記事でおっしゃっているオートパイロット状態に通ずるものがあって、ゲームの流れのセオリーが頭にあるのです。




 ですが、それ故に劣勢になったときにどうしたらこの状況を覆せるかを考える力が足りていない人が多いと感じています。レガシーはマウントを取られるとなかなか取り返せないフォーマットかもしれませんが、それでも逆転のプランを考えることを放棄していいことにはなりません。

 極端な例になりますが、リアニ相手に《グリセルブランド》を釣られてしまったとき、奇跡相手に《師範の占い独楽》《相殺》を決められたとき、それを「負けたゲーム」と考えるのか、「劣勢になってしまったゲーム」と考えて巻き返せる可能性を探るのかには、たとえ結果が同じになっても大きな違いがあるように思います。


劇的な逆転


 逆にそれを考えられることがリミテッドのような優劣のシーソーゲームに慣れている競技プレイヤーやプロの強さだと痛感しています。

 優劣は毎ターン細かく変動すると思いますが、それを常に考えながら、レガシープレイヤーの強みである手なりでもプレイできるほどの経験値を生かして最適解を導き出すというレベルに達しなければ今後も競技プレイヤーやプロと同じ土俵に上がったときに勝ちきるのは難しいでしょう。





6. 今後の課題と反省

 この間、調整グループのみんなを集め、話し合いをしました。レガシーで強くなるために、自分が優勢か劣勢かを客観的に判断し、優勢のときは今まで活かしてきた経験値を、劣勢のときはどのようにゲームを組み立てていくか常に考える癖をつけようという話です。

 まだまだメンバーみんなが強くなる伸びしろを持っていて、プレイヤーとしてのレベルを上げたいと思いました。レガシーには自信がありましたが、今回結果を残すことができなかったのはとても悔しいです。

 なぜ勝てなかったのかをしっかり考え、それを今後のプレイに反映させて精進していきます。


反復分析


 グランプリを通しては、公式のカバレッジやインタビューに呼んでいただいて貴重な体験をさせていただきました。フィーチャーテーブルもを4度も経験できて特別な時間になりました。

 今後もレガシーの盛り上げに貢献できる人間になりたいと思っています。


 次に国内でレガシーのグランプリが開催されるのがいつになるかはわかりませんが、今後もレガシーのビックイベントでは常に優勝を目指していきたいと思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。






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