第3回戦で相見えるのはヴィンテージ界のスタープレイヤー、【グランプリ・横浜2013】で併催された【ヴィンテージ・トーナメント】の覇者・久保 宏之(東京)と、アメリカ・インディアナポリスで開催された【ヴィンテージ選手権09】の優勝者・伊藤 裕道(兵庫)だ。
ヴィンテージプレイヤーならば誰もが知る強豪たちの試合はどのようなゲーム展開を見せるだろうか? 注目の一戦が幕を開ける。
久保 宏之(東京) vs. 伊藤 裕道(兵庫)
Game 1
伊藤「じゃあ序盤戦やりますかw」
伊藤 裕道(兵庫)
と笑顔でダイスを振った伊藤が先攻を得て、7枚のオープンハンドを即決でキープ。続けて《Mox Emerald》、《古えの墳墓》、《太陽の指輪》、《磁器の軍団兵》、《抵抗の宝球》と一気に手札を5枚ダンプする!
完全に初動を抑え込まれてしまい、《不毛の大地》を淡々と並べるのみの久保に対して伊藤が《鋳造所の検査官》、《ミシュラの工廠》とクロックを並べつつ《からみつく鉄線》までをも差し向けると、事実上の3ターンキルが成立したのだった。
久保 0-1 伊藤
Game 2
久保「デスカットしかないww」
と苦笑を浮かべながら伊藤のデッキをカットする久保。見事に決まったらしく、伊藤はマリガン。続く6枚の手札は苦い表情を浮かべながらキープ。
久保の初動は《ミシュラの工廠》と《Mox Jet》という静かな立ち上がり。
返す伊藤は《魔力の墓所》と《Mishra's Workshop》によって5マナを得て、2枚の《ファイレクシアの破棄者》で《Mox Jet》と《ニンの杖》を指定。続くターンに《鋳造所の検査官》まで戦場に送り込み、マリガンのハンデを感じさせないロケットスタートを見せる。
久保 宏之(東京)
久保も負けじと《からみつく鉄線》と《無のロッド》で伊藤の戦線を押しとどめるが、根本的な解決手段を引くには至らない。
ブロッカーとして《ミシュラの工廠》を送り出すものの、これが《四肢切断》されると伊藤のクロックを阻むものは何もなくなり、《古えの墳墓》によってライフを失っていた久保が伊藤のクロックに押し切られることとなった。
久保 0-2 伊藤