モダンデッキ案内 -紛争Zoo-

晴れる屋

by Yoshihiko Ikawa

サンプルリスト


Jeffrey Braid「紛争Zoo」
Face to Face Games – North Bay 1.5k Modern Open(優勝)

1 《山》
1 《森》
2 《踏み鳴らされる地》
1 《聖なる鋳造所》
1 《寺院の庭》
4 《乾燥台地》
4 《樹木茂る山麓》
3 《吹きさらしの荒野》

-土地(17)-

4 《ゴブリンの先達》
4 《密林の猿人》
4 《ナーナムの改革派》
4 《野生のナカティル》
3 《実験体》
4 《炎樹族の使者》
4 《隠れた薬草医》
4 《無謀な奇襲隊》
2 《猿人の指導霊》
2 《ゴーア族の暴行者》

-クリーチャー(35)-
4 《稲妻》
4 《アタルカの命令》

-呪文(8)-
3 《自然のままに》
2 《スレイベンの守護者、サリア》
2 《流刑への道》
2 《ボロスの魔除け》
2 《跳ね返す掌》
2 《安らかなる眠り》
2 《石のような静寂》

-サイドボード(15)-
hareruya


基本的な動き

 軽量クリーチャーを並べて最速で殴りきる、モダンでも屈指のスピードを持つビートダウンデッキです。3ターンキルは当たり前、《猿人の指導霊》が絡めば2ターンキルすら可能です。

 その速度を実現させているのは、戦場に出たときにマナを生み出す誘発型能力により「0マナ相当」でプレイできる《炎樹族の使者》《隠れた薬草医》です。

炎樹族の使者隠れた薬草医

 この2種類のクリーチャーの能力を使って手札から連続でクリーチャーを戦場に繰り出し、その並べたクリーチャーたちを《無謀な奇襲隊》《アタルカの命令》で強化して殴り切るのです。

無謀な奇襲隊アタルカの命令

 《炎樹族の使者》《隠れた薬草医》というキーカードを引かないときでも、《野生のナカティル》《密林の猿人》《ゴブリンの先達》《実験体》《改革派の結集者》といった超優秀な1マナクリーチャーたちだけで攻め立てることが可能です。この「1+1+1」を《アタルカの命令》でバックアップする動きは、初動の遅れた対戦相手を一瞬にして介錯してくれるでしょう。

野生のナカティル密林の猿人ナーナムの改革派

TIPS

得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ

 初速が非常に速いクリーチャーデッキですので、こちらへの妨害(除去)が乏しいデッキ、各種コンボデッキに対して有利に戦うことができます。サイドボード後は《神々の憤怒》《仕組まれた爆薬》といった軽い全体除去をプレイされることが多いので、無視してオールインするのか、もしくは出すクリーチャー枚数を調整しながら戦うのか、しっかり見極めましょう。

 ほぼ「クリーチャー単」といえる構成になっているので、「火力単」であるバーンにも相性が良いです。ひたすらクリーチャーを並べて殴るだけで、相手を圧倒することができるでしょう。

 逆に、除去を中心としている中速デッキ全般を苦手としています。白青コントロールジェスカイコントロールを相手にしたときは、《流刑への道》《瞬唱の魔道士》で減速されてから《至高の評決》でKO、と完封されることも珍しくありません。

 またメインは確定除去を採用していない都合上、ジャンドアブザンから繰り出される《タルモゴイフ》に苦戦することもよくあります。《ゴーア族の暴行者》を引いていない場合は、横に戦線を広げて無理攻めするか、損を承知で《稲妻》を併用して損を承知で対処するしかないでしょう。

流刑への道タルモゴイフ

バリエーション

魔力変変異原性の成長怨恨

苦手なカード(代表例)

神々の憤怒機を見た援軍仕組まれた爆薬



「赤緑ビートダウン」でデッキを検索

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