ちょっとだけ。2016-17シーズンのまとめ
みなさんこんにちは。Hareruya Prosの井川 良彦です。
前回のブログのラストで「井川、大ピンチ」と書きましたが、グランプリ・シドニー2017で望外の準優勝を記録し、気分は8回裏の同点スリーランホームラン。
その甲斐もあって、なんとかシルバーレベルを維持することができました。チームメイトのカカオ (中村 肇) ・ナベ (渡辺 雄也) には改めて感謝！！
前回のグランプリ・北京2015のときもそうでしたが、チーム戦での勝利は格別ですね。特に今回は10年来の友人たちとの入賞ということで、感動もひとしおです。
なお、その後のプロツアー『破滅の刻』は惨敗 (ドラフト5-1！！構築2-6！？) に終わりましたが、一緒に調整したライザ (石村 信太朗) が好成績だったのでまぁ良かったことにしましょう。
何はともあれ、2017-18シーズンもHareruya Prosとしての活動を継続する運びとなりました。今年こそはもう一段階上のレベルに行けるよう、1年間がんばっていきたいと思います。
応援よろしくお願いします！
ということで真面目な話はここまで。
ここからはまったりと、マジック：ザ・ギャザリング 日本公式ページで公開され始めた『イクサラン』のカードを見ていきたいと思います！
まだカードリストがすべて出揃っていない現時点でスタンダードの話をするのは野暮ってものなので、今回はモダンな視点でお届けします。
08/31段階での注目 (？) カード
☆新世代の《甲鱗のワーム》
《甲鱗のワーム》様に謝れ！！！！！！！
軽くなって速攻がなくなった《ガイアの復讐者》と考えると良いでしょうか。ヴァラクートや緑信心のような、マナが伸びる＆《召喚士の契約》を採用しているデッキがサイドに採用しそうな1枚。
除去耐性と《グルマグのアンコウ》に負けないサイズがステキ。《ケッシグの狼の地》でパンプしたい。
☆インスタントタイミングで《神の怒り》が打てる？
相手の攻撃クリーチャーすべてに《流刑への道》を打ち込むようなカード。
インスタントタイミングでクリーチャーが大量に出てくるリビングエンドや、ミシュラ土地で殴りかかってくる親和などには劇的に刺さりそう。
《瞬唱の魔道士》や《謎めいた命令》との兼ね合いもあると思うので、《神の怒り》《至高の評決》を採用しているデッキが1～2枚散らす形で採用するかもですね。
☆無限コンボだけど……
こちらは元々《異種移植》で行っていたコンボですが、この度新たに軽い選択肢が加わりました。
2枚コンボとはいえトークンが速攻を持ってないため即勝ちではなく、返しに《紅蓮地獄》や《神々の憤怒》を打たれるだけでアウトなのがかなりマイナス。
こちらはプレインズウォーカーのルールが変わったことによる2枚無限コンボ。
2枚コンボ・即死ではない点は1つ前のコンボと同様ですが、無限に「まだ-2を使っていないジェイス」を残しておけるので全体除去には耐性があります。
どちらのコンボも即死したければもう1枚カードが必要になります……と書いたところでこの記述前回のコガモ (津村 健志) の20選と被ってるじゃん！と気付いたのでこの項はここで終了。
☆《引き裂かれし永劫、エムラクール》が好きで好きでたまらない君に
新セットにありがちな、「何だかすごそうなことが書いてある、赤の重いエンチャント」シリーズ最新版。
要するに重い呪文を唱えたらライブラリーからデカいクリーチャーが出せる、ということみたいですね。
となると、今回の相棒はこちらで決まり！
《太陽鳥の祈祷》を戦場に出して、《土着のワーム》をコストに《輝く群れ》か《滋養の群れ》をピッチでプレイ！
ライブラリーの上17枚から、なんと《引き裂かれし永劫、エムラクール》を唱えることができる (かもしれません) ！！！！
すげー！！！！！！！！
少し冷静になると、「6マナエンチャント使うなら《集団意識》コンボでいいだろ」とか「《滋養の群れ》使うならグリセルシュートでいいだろっ」という驚愕の事実に気付いてしまうかもしれませんが、夢を追いかけることが大事なんですよ。きっと。
おわりに
というわけで、現在公開されているカードの中から、いくつか気になったカードをご紹介しましたが、いかがでしたか？
昨シーズンはブログが疎かになりがちだったので (すみませんでした！)、今シーズンはこんな感じの軽い記事から、デッキ調整録のような重い記事まで、気分次第で コンスタントにお届けしたいと思っています。
ちなみに、すでに『イクサラン』のBOX予約が絶賛開始されておりますので、もし良かったらそちらもよろしくお願いしますね。
今週末の『破滅の刻』環境名人戦や、来週末の日本選手権に出場する方は、お互いがんばりましょうね！
それでは、また次回！
井川
この記事内で掲載されたカード
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Hareruya Pros所属のシルバーレベル・プロ。構築フォーマットを得意とし、プロツアーサンディエゴ10でのトップ8経験があるほか、自作のデッキでプロツアー『タルキール覇王譚』でも10位に入賞。
高いプレイング精度と客観的な視点で調整相手としても信頼されており、プロツアーやグランプリの前には渡辺 雄也や山本 賢太郎といった関東のプロプレイヤーたちと共に精力的に練習している。
