Hareruya Prosと一緒にドラフトしよう!~RIX編Part3~

Jeremy Dezani

Translated by Atsushi Ito

原文はこちら
(掲載日 2018/02/23)

今回も新セット『イクサランの相克』環境のドラフトをやっていきましょう。

ドラフトの最初の8手をシミュレートし、4名のHareruya Prosに何をピックするか答えてもらいます。

本日参加してくださるProsはこちらの方々です!

(彼らのプロフィールや詳細はこちら!)

彼らが同じ選択を行うのか、それとも違った選択なのか、ピックを見るのがとても楽しみですね。

初手

Kumena's AwakeningForerunner of the EmpirePride of ConquerorsSwift WardenSanguine Glorifier Luminous BondsSea LegsHunt the WeakTraveler's AmuletColossal Dreadmaw Gruesome FateNegateOrazca RaptorStrider HarnessMountain

ペトル・ソフーレク

Pick
Luminous Bonds

環境初期なら《帝国の先駆け》をピックしていたでしょうし、実際このカードの持つ上振れの可能性は凄まじいので (このカードと相性の良い恐竜が1枚でも取れれば素晴らしい働きをします)、 今でもそれが間違っているとまで言えるかは自信がないのですが、《帝国の先駆け》はたとえ赤いデッキでも最終的にデッキに入らないことも頻繁にありうるのに対し、《光明の縛め》は安定して強い上にタッチも容易なカードなのです。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Luminous Bonds

僕のピックは《光明の縛め》だ。候補がたくさんあってとても悩ましいパックで、他にも《財力ある船乗り》を使ったデッキなどにおいて強力な《クメーナの覚醒》や、吸血鬼デッキに入れる《征服者の誇り》なんかも魅力的だし、恐竜デッキやそれでなくても《針歯の猛竜》が入ったデッキならとてつもない働きをする《帝国の先駆け》もある。だけどそれらよりも優先して簡単にタッチできる除去の方を選びたい。「昇殿」の助けにもなるし、アグロデッキにおいても使いやすい除去だしね。

津村 健志

Pick
Luminous Bonds

カードパワー的には《帝国の先駆け》《弱者狩り》《光明の縛め》の3択かなと思います。《帝国の先駆け》はサーチするカードによって強弱の差が激しいので、環境初期の頃と比べると少し評価が下がりました。《弱者狩り》《光明の縛め》は単純に後者の方が強いことに加え、緑よりも白の方が色として強いので《光明の縛め》をピックします。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Luminous Bonds

《光明の縛め》だな。このピックはそんなに悩むところがないように思える。優秀な除去で、他の選択肢はこれよりもはるかに弱い。次点は《帝国の先駆け》になるだろうな。

各プレイヤーの選択

2手目

Crafty CutpurseFlood of RecollectionCurious ObsessionmtgColossal Dreadmaw Luminous BondsSea LegsSnubhorn SentrySun SentinelMutiny Legion ConquistadorVoracious VampireSwaggering CorsairGruesome FateForest

ペトル・ソフーレク

Pick
Curious Obsession

《執着的探訪》はこの環境のベストアンコモンで、ほとんどのレアカードよりも優秀だと僕は思います。付けたターンにすぐさま元がとれることはもちろん、相手に解答がなければとんでもない速度でアドバンテージが積み重なっていくのです。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Luminous Bonds

単純な点数付けで見れば《執着的探訪》が一番なのは間違いないにせよ、この局面ではより腐りづらい2枚目の《光明の縛め》をピックすることで、様々な戦略や色の組み合わせに対して広い受けを用意しておきたいところだ。

津村 健志

Pick
Luminous Bonds

大好きな《執着的探訪》と悩みましたが、カードパワー的に大きな差はないと思うので白を主張する意味合いも兼ねて《光明の縛め》をピックします。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Luminous Bonds

《平和な心》は何枚あっても困らない。とはいえ《執着的探訪》を選ぶのもそれはそれで悪くなさそうではあるがな。

各プレイヤーの選択

3手目

Admiral's OrderPitiless PlundererThunderherd MigrationmtgFrilled Deathspitter River DarterJadecraft ArtisanVampire RevenantNegateSnubhorn Sentry ShatterTilonalli's CrownDeadeye Rig-HaulermtgPlains

ペトル・ソフーレク

Pick
Jadecraft Artisan

この手順でこのパックは弱すぎて取りたいものが何もないのですが、この中だと《翡翠細工の職工》がベストかなと思うので仕方なくピックします。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Snubhorn Sentry

パック弱っ!《巧射艦隊の帆綱引き》《エリマキ死吐き》《翡翠細工の職工》あたりは《短角獣の歩哨》よりわずかに点数が上だとは思う。だけど僕はここで白軸を揺らさずにもう一手様子を見ることにしたい。《光明の縛め》が2枚取れていて「昇殿」も達成しやすそうだしね。

津村 健志

Pick
Deadeye Rig-Hauler

白いカードがないので白以外のアーキタイプに逃げやすいカードが取れれば理想的でしたが、それすらも皆無なので青白になったときに使いやすい《巧射艦隊の帆綱引き》を。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Snubhorn Sentry

また弱いパックが来たものだが、ここは《短角獣の歩哨》に踏み込みたい。普段はもう少し遅い手順で拾うのだが、他に取りたいものもないし「昇殿」はデッキの核となりうる強力なコンセプトだ。

各プレイヤーの選択

4手目

PolyraptorPitiless PlundererAquatic IncursionmtgEvolving Wilds Dusk ChargerMist-Cloaked HeraldMartyr of DuskJadecraft ArtisanSailor of Means Swaggering CorsairNegatemtgmtgIsland

ペトル・ソフーレク

Pick
Martyr of Dusk

初手で《帝国の先駆け》を取っていれば秒で《万猛竜》でしたが、実際は《光明の縛め》もあるので白の優秀な2マナ域をピックします。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Sailor of Means

ここが指針の決めどころだ。《薄暮の殉教者》はより安定したピックに見えるけれど、僕は《財力ある船乗り》を使ったデッキが大好きなんだ!このカードが4手目という遅い手順で拾えるようなら《黄金都市の秘密》も流れてくるかもだし、そうしたら防御的な「昇殿」デッキを狙えるかもしれないね。

津村 健志

Pick
Martyr of Dusk

《万猛竜》は白緑だとあまり強くないので除外。現状では白が空いていない可能性が高いように思えますが、他に切り込むべきカードも見当たらないので素直に優秀な2マナ域をピック。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Martyr of Dusk

《薄暮の殉教者》《薄暮の軍馬》《財力ある船乗り》の3種はカードパワー的にほぼ同等だが、それなら白ベースを堅持したい。

各プレイヤーの選択

5手目

mtgCherished HatchlingDaring BuccaneermtgRaptor Companion Sanguine GlorifierGoblin TrailblazerStampeding HorncrestFathom Fleet BoarderSun-Crested Pterodon Dark InquirySea LegsmtgmtgForest

ペトル・ソフーレク

Pick
Sun-Crested Pterodon

このカードの一般的な評価は知りませんが、僕の場合はこの環境をやればやるほどこの”チキン”が好きになっていきました。こいつは白の神話コモンであり、こんなに遅い手順で拾えてラッキーです。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Sun-Crested Pterodon

特にめぼしいカードはないかな。けど防御的な「昇殿」デッキを組むならこいつの固さは魅力的だしフィニッシャーにも最適だね。

津村 健志

Pick
Sun-Crested Pterodon

白いカードが多く含まれていて一安心。カードパワー的には《ゴブリンの先駆者》が群を抜いているものの、これまでの流れを見ていると赤もいまいちそうなので白の堅実なカードを。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Sun-Crested Pterodon

こいつはありがたいね。《太陽冠のプテロドン》はこの環境でひどく過小評価されている1枚で、どんなクリーチャーでも止められることから「昇殿」デッキのプランにぴったりだし、毎ターン2点ずつ相手のライフを削ってくれる。

各プレイヤーの選択

6手目

mtgCacophodonmtgmtgGruesome Fate Colossal DreadmawOrazca RelicFrilled DeathspitterDinosaur HunterOrazca Frillback Soul of the RapidsRiver DartermtgmtgMountain

ペトル・ソフーレク

Pick
Colossal Dreadmaw

白緑恐竜は特に好きというわけではありませんが、そうは言っても《巨大な戦慄大口》がこのパックでは飛び抜けて強いので、残りのピック次第では青白か青緑のどちらになるかはわからないにしても、ひとまず取っておきます。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Soul of the Rapids

このカードは防御面においては大した力を発揮しないけど、フィニッシュ力には目を見張るものがあるんだ。1パック目で1枚確保しておいて、2パック目で《従者の献身》か3パック目で《吸血鬼の印》を拾いにいくのが好みだね。なんといっても《財力ある船乗り》が既に1枚取れていてこれからも見かけたら取るだろうし、そうなれば3色目のタッチには困らないだろうからね!

津村 健志

Pick
Colossal Dreadmaw

白緑になるなら1~2枚はほしいカード。《従者の献身》が手に入った場合に、それと強力なコンボを形成する《急流の魂》も考慮しましたが、《急流の魂》は後ほど回収できるだろうと考えて《巨大な戦慄大口》を優先しました。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Colossal Dreadmaw

白いカードは見当たらない上に、パック内でも最も強力なカードがこれだ。ここまでピックしたカードはどれも白緑恐竜にマッチしているので、喜んで拾わせてもらうとしよう。

各プレイヤーの選択

7手目

mtgBlazing HopemtgmtgDeadeye Rig-Hauler Tilonalli's CrownRaptor CompanionSwaggering CorsairGleaming BarrierStrider Harness Sanguine GlorifiermtgmtgmtgForest

ペトル・ソフーレク

Pick
Raptor Companion

この恐竜は全然好きではないのですが、それでも2マナ域ですし、残りの手順で2マナ域が足りなくなったときのことも考えて拾っておきます。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Gleaming Barrier

4マナ域の2枚の方が強いカードだけど、今は早いターンの足場を固める必要があるね。さらに2パック目で拾えるであろう《黄金都市の秘密》の「昇殿」を達成するためにも、戦場にパーマネントとして残り続けるカードの方が望ましいんだ。

津村 健志

Pick
Raptor Companion

2色目を青にするなら《巧射艦隊の帆綱引き》でも良さそうですが、1パック目で軽いカードを抑えておくと後々楽になることが多いので、軽いカードかつ白を絞るために《猛竜の相棒》を取ります。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Raptor Companion

白緑より白青の方がドラフトしたいのは間違いないが、《巧射艦隊の帆綱引き》よりも《猛竜の相棒》をピックした方が安全だろうな。《巧射艦隊の帆綱引き》も悪くはないが、最初に思っていたよりかは評価が下がったカードだ。

各プレイヤーの選択

8手目

mtgStorm Fleet SwashbucklermtgmtgMoment of Triumph Fathom Fleet BoarderAggressive UrgeEvolving WildsKnight of the StampedeBuccaneer's Bravado mtgmtgmtgmtgSwamp

ペトル・ソフーレク

Pick
Evolving Wilds

このパックの白と緑のカードはどれも代替がきくのに対し、《進化する未開地》を拾っておくことは将来的に重要になっていきます。

セバスティアン・ポッツォ

Pick
Evolving Wilds

《風雲艦隊の剣客》が遅く流れてきたな、このカードは大好きだ。けれど既に白青の防御的な、古き良き「地上を壁で止め、飛行で殴る」デッキにコミットしてしまっているし、それに《進化する未開地》を拾っておけばこれからどんな爆弾カードを引いてもタッチできる可能性が出てくるんだ。

津村 健志

Pick
Moment of Triumph

8手目とは思えないほどのパック内容ですが、優秀なコンバットトリックである《制覇の時》を。

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Pick
Moment of Triumph

候補としては《進化する未開地》《制覇の時》《暴走の騎士》という3択があり、非常に悩ましい手順と言える。白いデッキに3色目をタッチするのはままあることなので、《進化する未開地》は手堅い選択肢だ。他方、コンバットトリックがまだ取れていないけれども1~3枚程度は欲しいこともあり《制覇の時》も悪くない。《暴走の騎士》も白緑恐竜になるなら取っておきたいところだが、まだきっとそうなるとまでは言えない状況である。この3枚の中で何をどう取ろうとも必ずしも不正解とは言えないとは思うが、私なら《制覇の時》をピックするね。

各プレイヤーの選択

それぞれのピックまとめ

ペトル・ソフーレク

Luminous BondsCurious ObsessionJadecraft ArtisanMartyr of Dusk Sun-Crested PterodonColossal DreadmawRaptor CompanionEvolving Wilds

セバスティアン・ポッツォ

Luminous BondsLuminous BondsSnubhorn SentrySailor of Means Sun-Crested PterodonSoul of the RapidsGleaming BarrierEvolving Wilds

津村 健志

Luminous BondsLuminous BondsDeadeye Rig-HaulerMartyr of Dusk Sun-Crested PterodonColossal DreadmawRaptor CompanionMoment of Triumph

オリヴァー・ポラック=ロットマン

Luminous BondsLuminous BondsSnubhorn SentryMartyr of Dusk Sun-Crested PterodonColossal DreadmawRaptor CompanionMoment of Triumph

まとめ

4人とも初手では無難な選択をしましたが、2手目以降では初手と同じ白を固めて取るか、それとも上家からのシグナルを読みながら別の色を模索するかで方針が分かれました。これについてはどちらの戦略も良い点と悪い点があります。同じ色を固めて取るとうまくいったときに3-0級のデッキになりやすいですが、上家も同じ色をピックしていると悲惨なことにもなりえるからです。しかも、ピックがしばらく進むまで被っているかどうかは知りえません。他方であまり別の色のカードを取り過ぎると、全然使わないカードをピックすることにもなるでしょう。また、下家のプレイヤーに対しても十分なシグナルを送ることができなくなってしまいますね。

また次の記事で会いましょう。

ジェレミー・デザーニ

この記事内で掲載されたカード

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