チームリーダー、リー・シー・ティエンに聞く! Hareruya Sword、その強さの秘訣とは

晴れる屋メディアチーム

2016-2017シーズンから導入されたプロツアー(ミシックチャンピオンシップ)・チームシリーズ。初年は日本人のみで構成されたチーム、Musashiが栄えある優勝を果たした。

続く翌年、2017-2018シーズンでは我らがHareruya LatinUltimate Guard Pro Teamが決勝で火花を散らした。惜しくもHareruya Latinは決勝で敗れ2位となってしまったが、トッププレイヤー達が集まるチームシリーズで2チームしか上がれない決勝に進出するというのは、それだけで並大抵のことではないだろう。

そして今年、2018-2019シーズン。今度はHareruya Swordが決勝進出を決めた。

ハビエル・ドミンゲスグジェゴジュ・コヴァルスキジェレミー・デザーニケルヴィン・チュウアンドレア・メングッチと名だたるプレイヤーが名を連ねるHareruya Sword。そしてそのHareruya Swordを取りまとめるチームリーダーが彼、リー・シー・ティエン/Lee Shi Tianだ。

チームシリーズは今シーズンをもって終了となる。最後のチームシリーズで決勝進出を決めたHareruya Swordを率いてきた彼は一年間を振り返り、何を思うのだろうか。

皆さんそれぞれ国籍が異なりますが、それによって良かったこと、大変だったことがあれば教えてください。

Hareruya Swordは多国籍のチームです。このチームの前身はアジア太平洋を中心にしたものであり、私が率いていました。しかしメンバーの加入・脱退を経験し、より安定したチーム運営をしたいという願いから、世界各地の才能あふれるプレイヤーに声をかけたのです。

多国籍であるメリットは、地域を限定することなく、世界中から優れたプレイヤーを集められることにあります。デメリットは、チームメンバーを取りまとめるのが簡単ではないことでしょうか。ですが、どうにか上手くやってこれていますよ。

チームシリーズは今回で終了します。これまでを振り返って、なにか思うことはありますか?

2018-2019シーズン最初の3つのミシックチャンピオンシップは完璧な運びだったかなと思います。世界各地から名立たるプレイヤーを集め、各々がそれぞれの場所で活躍を見せているのです。そして今やチームシリーズランキングの2位と大きな差をつけてトップを走っています。とても喜ばしいことですよ。

チームでは普段、どのように調整をしてきましたか?

チームメンバーのスケジュールやカード資産の点から、今回はオンライン上で調整することになりました。モダンは『モダンホライゾン』が発売して2か月ほどの環境ですから、情報を集めるのもあまり時間はかからないでしょう。

チームとしての目標や決め事はありましたか?

チームの目標は今も昔も変わらず、「仲間が成長し、ポテンシャルを存分に発揮できるように手を差し伸べること」です。かつてのチームからはプロツアー初のトップ8入賞者を2人輩出しました。また、才能あるプレイヤーを各地から集めるため、同じ言語でアイディアを共有することになります。これは素晴らしい体験ですね。

チーム内のルールについてですが、私はチームメンバーの一人一人をリスペクトすることにしています。これは絶対に欠かせません。

最後に一言、Hareruya Swordとはあなたにとってどんなチームでしたか?

以前のチームでは、メンバーについているスポンサーが混在している状況でした。そしてチームシリーズが導入されてから、主に晴れる屋をスポンサーとするチームを結成し、世界を獲ろうという話が持ち上がりました。

私たちこそがベストなのだと証明したいですね。齋藤 友晴や晴れる屋には本当に感謝しています。


強豪揃いのミシックチャンピオンシップで結果を出し続けてきたHareruya Sword。国籍を、言語の壁を越え、彼らは一丸となり、優勝を目指している。

そんな彼らを取りまとめ、ここまで走り抜けたのはほかならぬリー・シー・ティエンの人徳があってこそなせる技なのかもしれない。互いをリスペクトする、その精神に彼らの強さの秘訣を垣間見たような気がする。

「私たちこそがベストなのだと証明したい」。その願いが叶うことを願って、決勝戦も応援しよう。

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