インタビュー:平山 怜 ~上達するために必要なこと~

晴れる屋メディアチーム

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新星、現る!

先日行われたプレイヤーズツアー・オンラインでは、日本人選手が大いに活躍した大会だった。村栄 龍司、浅原 晃が優勝し、そのほか多数の日本人選手がトップ8に入賞したのだ。

その中で見事、準優勝に輝いた平山 怜がこの度Hareruya Hopesへと加入した。The Finals 2019で準優勝、MagicFest Onlineでトップ8の経歴もあり、その実力は確かなものだ。

平山 怜

平山とは一体どういった選手なのか、プレイヤーズツアーファイナルを目前に控えた彼にインタビューを行った。

上が見えない世界

――マジックを始めたのはいつですか?また、始めたきっかけを教えてください。

血染めのぬかるみ溢れかえる岸辺汚染された三角州
樹木茂る山麓吹きさらしの荒野

平山「昔はほかのカードゲームをプレイしていました。知り合いからフェッチという高いカードでるパック(※『タルキール覇王譚』)があるといわれ、パック勝負からマジックを触り始めましたね。気づいたらそれなりにカードを持っていたので、ローテーションを機に『戦乱のゼンディカー』からデッキを組んでプレイするようになりました」

――そのころからマジックに参入されたプレイヤーは多いですよね。競技マジックを始めたのはいつごろなんでしょうか?

平山「初めてPPTQに出たのは『アモンケット』シーズンの最後のほうですね。なんとなく出てみようと思ったら3没でした。次こそはもう少し頑張って抜けようと思い、(モダンシーズンを飛ばした)次の『イクサラン』シーズンで抜けるまで回りました。そこからどんどん競技マジックにのめりこむようになりましたね」

――初参加で3没ですか、すごいですね!平山選手にとって競技の世界とはどういったものなのでしょうか。

平山上が見えない世界です。成長を実感しても、道はずっと続いているのでやりがいがあります」

――これまでのマジック人生で印象深かったことを教えてください。

鈴池 史康

「プロツアー頑張ってこい」

平山「RPTQ『イクサランの相克』でプロツアー権利が掛かった最終戦での鈴池 史康さんとの試合です。その試合を勝つことができ、初めてプロツアー権利を得ることができた嬉しさと、対戦相手の鈴池さんに『プロツアー頑張ってこい』と声援を送られ、マジックプレイヤーのスポーツマンシップに感動しました」

――初めてのプロツアーに参加してみていかがでしたか?

平山「プロツアー本戦はあっさりと初日落ちし、2日目以降はホテルでふてくされていたので、プロツアーで得られる楽しみを十分に味わうことができませんでした。次こそはプロツアーを最大限に楽しめるようになって再戦したい、と強く思うようになりましたね」

――次の権利獲得までに、長い道のりがあったとのことですがよければお聞かせください。

平山「むしろ初回がツイていただけだと思います。グランプリ併催のPTQやRPTQで3没、The Finals 2019を準優勝など何度も1勝足らずで権利を逃し悔しい思いをしましたが、 MagicFest Onlineでトップ8に入ることができ、先日行われたプレイヤーズツアー・オンラインの権利を得ることができました」

――その2度目の大舞台で準優勝という素晴らしい結果を残しましたね。そのときの心境をお聞かせください。

平山「本当にツイてましたね。まさか準優勝できるとは思いませんでした。決勝戦では《朽ちゆくレギサウルス》にボコボコにされてしまいましたが、この結果には満足しています」

意図をもって考えることが大事

――交流のあるコミュニティや尊敬しているプレイヤーなどについて教えてください。

平山「普段はHareruya Hopesの増田 勝仁さんやグランプリ・名古屋2019でトップ8に入賞した経験のある斉藤 徹さんなどと高田馬場の晴れる屋で遊んでます。尊敬するプレイヤーは瀧村 和幸さんです。道端に落ちていた”種”だった僕を人前に出せる”野菜”に育て上げていただきました。瀧村さんはマジックの腕だけでなく、後輩の面倒見のよさといった男らしさにも憧れます」

――非常に頼もしいコミュニティなんですね。平山選手は、自分のプレイヤーとしての特徴をどう捉えているんでしょうか?

平山「マジックを論理的に捉えるのが好きです。マジック理論のような記事を読んで上手くなった気になるのが最高ですね」

――では、マジックで強くなるために必要なモノはなんだと考えていますか?

平山 怜

平山「ただ漠然とプレイするだけでなく、意図をもって考えることが大事だと思っています。練習も、時間を確保するよりも、いかに質を上げるかに焦点を当てるべきだと思います」

――なるほど。プレイする上で自分の中でなにか心がけていることやルールなどはありますか?

平山「プレイするときはなるべく理由を意識しています。その解答よりもなぜそうなのかを考えることで、似た場面でその考えを生かすことができ、成長を実感できます」

――普段の練習時間(または1日の練習時間)はどのくらいですか?また、普段と大会前でどのくらい変化しますか?

平山「日によって変わりますが、大会前はだいたい1日2~4時間くらいですね。大会がないときは平日はあまりマジックをせず、休日に友達とドラフトするくらいです」

――では最後に、プレイヤーズツアーファイナルでの目標とこれからの目標を教えてください。

平山「できれば次につなげたいので、次のプレイヤーズツアーの権利ぽいやつを得られるラインに到達できればいいですね。レベルプロ制度がなくなり身近な目標を立てにくくなってしまいましたが、定期的にプレイヤーズツアーに相当する大会の参加権利を得られるくらいの実力を身に着けたいです」

平山 怜のこれから

幾度となく敗れてきた。あと一歩のところで敗れる悔しさは、それを経験したものにしか分からない。しかし、勝負の世界は甘くないという事実を誰よりも突き付けられてきた平山だったが、ついに大きな一歩を踏み出したのだ。競技マジックを「上が見えない世界」と語ってくれた彼は、さらなる高みを目指してこれからもマジックに情熱を注ぐのだろう。

平山 怜

今宵開かれるプレイヤーズツアーファイナルでの活躍にも注目しよう。

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