(最終更新日:2025/10/07)
統率者戦の土地
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統率者戦カードアーカイブへようこそ。
このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。
随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。
今回は「多色土地」カードを広くご紹介します。
5色土地
「好きな色1色のマナ1点を加える」といったマナ能力を持つ土地たち。
「好きな色のマナ」とは「白・青・黒・赤・緑」であり、無色マナはこれに当てはまりません。
《統率の塔》
置いてすぐ使えて、事実上何色でも出る便利な土地です。多色デッキならマストで採用することになるでしょう。統率者セットが発売されるたびに再録されているので、非常に手に入れやすい1枚です。
ライフを犠牲にする土地
いずれもマナを出すたびにライフを犠牲にする土地です。ライフは40点もあるんだから余裕でしょ(多分)。
《マナの合流点》はわずか1点で好きな色を出せます。
《真鍮の都》はタップされたときに1点のダメージ。《リシャーダの港》などでタップされたときにもダメージを受けます。
《色あせた城塞》は色マナを出すと3点もダメージを受けます。さすがに3点を受け続けるのはキツいですが、こちらは無色マナを出せばダメージがありません。
《始まりの町》は最初の3ターンの内であればアンタップインで出すことが可能。
《大闘技場》はタップインになってしまいますが、無色マナを出すこともできます。ロングゲームを見据えるなら◎。
アーティファクトデッキに
どちらもアーティファクトの多いデッキで使いたい土地です。《ダークスティールの城塞》などアーティファクトでもある土地でもOK。
《産業の塔》はアーティファクトをコントロールしていれば、ライフ1点を支払ってタップで好きなマナが出せます。
《空僻地》は好きな色マナ出し放題ですが、終了ステップ開始時にアーティファクトをコントロールしていないと、生け贄に捧げなければなりません。
条件付き
マナの使い道に条件があるものの、好きな色を出せる土地です。
《古代の聖塔》はクリーチャー呪文を唱えるためにしか使えないものの、好きな色が出せます。クリーチャー主体のデッキに!
《魂の洞窟》は、戦場に出るに際して指定したクリーチャー・タイプの呪文を唱えるための好きな色マナを出せます。また、このマナを使って唱えた呪文は打ち消されなくなります。同族デッキなら実質5色土地として使えますし、そうでなくても重量級の統率者やコンボパーツのクリーチャーを確実に着地させるためにも使われます。
《手付かずの領土》は打ち消し耐性能力がなくなった《魂の洞窟》です。同族デッキ向け。
《スリヴァーの巣》はその名の通り、スリヴァー用の5色土地。スリヴァー・トークンも生み出せます。
《精霊龍の安息地》はドラゴン用。墓地のドラゴンかウギン・プレインズウォーカーを拾い上げる能力も。
《次元間の標》はプレインズウォーカー用。起動に1マナかかりますが、異なる色マナ2点を出せます。
《英雄の公有地》は伝説の呪文、すなわち統率者を唱えるための好きな色マナを生み出せるだけでなく、コントロールしている伝説のパーマネントの中の色を生み出すことができます。
アンタップインでテンポロスがなく、中盤以降には伝説のクリーチャーに呪禁と破壊不能を与えることも可能です。
フェッチランドと基本土地タイプを持つ土地
基本土地タイプ「平地」「島」「沼」「山」「森」。基本土地はもちろん、それ以外にも基本土地タイプを持つ土地があります。
基本土地タイプを持つことで、フェッチランドやそれらを参照する呪文でサーチできます。こうしたサーチカードは、多色デッキのマナ基盤の安定化ができる重要なカードです。
フェッチランド
「フェッチランド」はモダン以下の環境では定番の「基本土地タイプを持つ土地」を引っ張り出せる土地。
《溢れかえる岸辺》は「平地」か「島」を持ってこれます。平地かつ島の《神聖なる泉》はもちろん、平地かつ山の《聖なる鋳造所》もサーチできます。このフェッチランド自体にはマナシンボルがないため、固有色を問わずどんなデッキにも入れることが可能です。
極端な話、単色のデッキに「上陸」の誘発やライブラリーの切り直しを期待して入れることも可能です。
《虹色の眺望》は基本土地しかサーチできません。しかし、サーチする土地は基本土地なら何でもいいので、確実に欲しい色マナを出すことができるという利点があります。ほかにも、基本氷雪土地や《荒地》がサーチできるなど、かなりシブい働きを見せることも。
デュアルランド
2つの基本土地タイプを持つ土地「デュアルランド」。再録禁止カードに指定され、入手にはある種の覚悟が必要ですが、そのパワーに偽りなし。
ショックランド
「ショックランド」は、戦場に出すときに2点を支払わなければタップ状態で戦場に出る調整版のデュアルランドです。2点を受けることから、《ショック》ランドと呼ばれ、2点受けて出すことを俗に「ショックイン」とも。
特にやることがなければタップ状態で出してもいいでしょう。フェッチランドを置いてターンを終え、相手の動きに対応してマナを使いたければフェッチランド起動→ショックインしてマナを出すといったこともできます。
トライオーム
「トライオーム」は基本土地タイプを3つも持ちます。タップ状態で出るとはいえ、フェッチランドで持ってこれつつ3色出るのは驚異的。マナ基盤が整う中盤以降なら「サイクリング」でドローに変えることもできます。
諜報ランド
「諜報ランド」は戦場に出たときに「諜報1」ができます。モダンやレガシーと同様、フェッチランドから持ってくるだけでドローの質を向上させ、墓地肥やしにも貢献します。
《師範の占い独楽》などで見た不要なカードを弾くだけでなく、《吸血の教示者》などのライブラリー操作と組み合わせて《納墓》のように使うこともできます。
バトルランド
「バトルランド」は戦場に出るときに基本土地が2つあればアンタップイン。2色のデッキならアンタップインできる機会は多いはず。まだ全種類そろっていませんが、比較的再録機会も多く、安価で手に入れやすい土地です。
そのほかの多色土地
基本土地タイプを持たないため、フェッチランドや《遥か見》などでサーチすることはできませんが、それでも便利な土地がたくさんあります。
ここではアンタップで戦場に出すことができ、2色以上のマナを出せるものを中心にご紹介します。
クラウドランド
「クラウドランド」は、対戦相手が2人以上いればアンタップ状態で出せる2色土地。戦場に置いたあとはデメリットらしいデメリットはなく、統率者戦ならよほどの終盤でなければ対戦相手は2人いるでしょうから、非常にストレスフリー。
多人数戦を意識してデザインされており、俗称のクラウドランドは「群衆・集まり」を意味する「Crowd」から。
ペインランド (ダメージランド)
有色マナを出すには「痛みを伴う」ということから「ペインランド」「ダメージランド」と呼ばれることも。統率者戦なら序盤の1点などあってないようなもの。マナ基盤が整った終盤なら、無色マナを出してダメージを回避できます。
キャノピーランド
マナを出すたびに1点の支払いを求められますが、統率者戦ならさほど気になりません。1マナを払って生け贄に捧げることでドローに変えられるのが魅力です。
初めて登場したのは『未来予知』の《地平線の梢/Horizon Canopy》。その英語名から「キャノピーランド」と呼ばれます。残念ながら、色の組み合わせすべてはそろっていません。今後に期待したいですね。
ハイブリッドランド (フィルターランド)
これ1枚では無色マナしか出せませんが、有色マナ1点を注ぐと有色マナ2点を生み出せます。
例えば《秘教の門》なら、《平地》と《秘教の門》の2枚の土地からも
も出すことができます。序盤から色拘束の強いカードを使いやすくなるメリットがあります。
チェックランド
「チェックランド」は、対応する基本土地タイプの土地をコントロールしていればアンタップインできる2色土地。タイプさえ合っていれば、ショックランドやトライランドでもOKです。
フェッチランドを多用するデッキで使いやすいですが、そうでなくても2色のデッキならアンタップインできる機会が多いでしょう。この土地では1ターン目にマナを出すことができないので、土地の枚数を絞っているデッキには不向きです。
境界ランド
「境界ランド」は対応している色マナを生み出す基本土地があれば2色を生み出せる土地。確定でアンタップインし、単独でも1種類の色マナを生み出すことができるので、基本的には基本土地の上位互換といえます。
バウンスランド
「バウンスランド」はタップ状態かつ戦場に出たときに自分の土地を手札に戻す必要がありますが、1枚から2マナ出る土地です。
戦場に出たときに土地を戻すため、これ単体ではマナ加速にはなりません。しかし、「土地をアンタップする能力」「土地を1ターンに2枚以上プレイできる能力」「上陸」などとは相性良好です。
条件次第で5色土地
《反射池》は自分の土地が生み出すことができるマナ1点を出せます。《真鍮の都》があれば5色土地に!
ちなみに「マナのタイプ」とは「白・青・黒・赤・緑・無色」です。無色マナを出すことができる土地があれば、この土地も無色マナを出せるようになります。
《風変わりな果樹園》は対戦相手の土地が生み出せる色のマナ1点を出せます。対戦相手が自分のデッキと同じ色をコントロールしていないと狙った色マナが出ませんが、これも《真鍮の都》など「好きな色のマナを出す」土地があれば問題なし!
小道ランド
「小道ランド」両面とも土地の両面カード。戦場に出したあとは一方の色を出し続けることになりますが、「色が足りない!」という悲しい事故を防ぐことができます。基本土地を1枚減らして、これに置き換えても問題なさそうです。
《マルチバースへの通り道》
好きな色1色が出せる土地。2点のライフを払えばアンタップインできます。
《針縁の小道》などの小道ランドと同様の使い勝手ですが、こちらは戦場では基本土地タイプを持つのが特徴です。境界ランドやチェックランド、《殺し》や《水没》などの基本土地や基本土地タイプをコントロールしているか確認するカードと相性がいいです。
土地タイプを加える土地
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》はすべての土地が「沼」に、《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》はすべての土地が「森」になります。
上記2枚に加えて《山》があれば、「山かつ沼かつ森」なので、の好きなマナを出すことができるようになります。
マナ能力でない能力をアテにして入れた土地からも、色マナが出るようになるのは強力ですね。
対戦相手の土地も影響するので、手助けになってしまうこともありますが、「沼渡り」「森渡り」を強引に成立させることもできます。
【ミニコラム】「基本でない土地」を意識する局面
《新緑の地下墓地》を起動してライブラリーの中を探していると想像してみてください。黒マナが欲しい。持ってくるべきなのは《沼》でしょうか《草むした墓》でしょうか。
対戦相手が赤単色だったら。ひょっとすると《血染めの月》などで《草むした墓》を山に変えられてしまったり、《破滅》で土地を吹き飛ばされるかもしれません。
白の《エメリアのアルコン》、青の《基本に帰れ》で思わぬペースダウンを強いられることも。
一方、基本土地というのはもっとも破壊・妨害されにくいパーマネントのひとつといえるでしょう。
ハイレベルなデッキリストは基本土地が数枚しか入っていなかったりします。そんなリストを見てしまうと「基本土地が多いデッキはレベルが低い」と錯覚してしまいそうですが、必ずしもそうではありません。置いてすぐ色マナが出せるだけで「悪くない」性能なのです。
新しく統率者戦に参入する方は「基本土地+手持ちの多色土地」で組んでみてから、少しずつ土地のグレードをアップしていくのがおすすめです。
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