今年一番売れたカードは?年間売上ランキング!

晴れる屋メディアチーム

はじめに

みなさんこんにちは、晴れる屋メディアチームです。

今年からメディアチームは『週間販売枚数ランキング』と題し、そのときどきの人気カードを取り上げてまいりました。

しかし、2021年が終わろうとしている今、ふと疑問に思うことがあります。「今年一年を通して一番売れたカードはなんだろう?

※画像はMAGIC: THE GATHERINGより引用しました。

今年は実に7つのエキスパンションがリリースされています。スタンダードでいえば、《黄金架のドラゴン》《アールンドの天啓》など、環境を席巻するカードが多数登場しました。

黄金架のドラゴンアールンドの天啓エシカの戦車不詳の安息地

振り返ってみると『カルドハイム』はすごいセットだった…

そんな強豪ぞろいのなかで年間1位の売上に輝くのはなんなのか。Twitterフォロワーのみなさまに事前予想をしてもらったところでは、《表現の反復》が64.5%でダントツの1位!(アンケートにご協力いただいたみなさまありがとうございました!)。

ちなみにメディアチーム内でも《表現の反復》と予想。さて、みなさんの答えは合っているのか。確かめに行ってみるとしましょう。

それでは「2021年、年間販売枚数ランキング!」、スタートです!

年間売上枚数ランキング:10位~1位

10位: 《儚い存在》 2492枚

儚い存在儚い存在儚い存在

1マナでブリンクできて、「反復」付きという至れり尽くせりな呪文。The Last Sun 2021のトップメタだった4色ブリンクを支える1枚であり、コモンという手に入りやすさも嬉しい。パウパーでも活躍中です。

9位: 《強迫》 2611枚

強迫強迫強迫

《強迫》に限らず、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』にミスティカルアーカイブとして収録された汎用呪文は共通して人気でした。いつか絶対使うタイミングがあるだろうからオシャレなイラストにしたい。そう思うのはプレイヤーあるあるですね。

8位: 《ドラゴンの怒りの媒介者》 2788枚

ドラゴンの怒りの媒介者

3/3飛行としてクロックを刻みながらも、ライブラリートップから不要牌を弾くシステムクリーチャーらしさも兼ね備えた1枚。キャントリップ呪文に「諜報」がつくため、ライブラリーを掘るスピードが格段にアップします。

ピオトル・グロゴゥスキ選手の「新生モダンの効率性」でも語られていたように、1マナとは思えないほどのコストパフォーマンスです。

7位: 《考慮》 2926枚

考慮考慮

『イクサラン』に《選択》が再録されて歓喜したのも今は昔。墓地利用が多い昨今ではその強化版と言っても良い《考慮》が出ようとは誰が予想できたでしょうか。スタンダードでも下環境でも使える便利さから、コモンとは思えない価格になっています。

6位: 《ドラゴンの接近》 2931枚

ドラゴンの接近

集計したときに思わず笑ってしまいましたが、使うなら何十枚も入れるカードなのでそりゃたくさん買いますよね。購入してくださったみなさんがどんなドラゴンを出すつもりなのかとても興味があります。

5位: 《稲妻》 3118枚

稲妻稲妻稲妻

常にランキング上位に入っていてもはや語ることに困る1枚。ミスティカルアーカイブとして収録されたのも追い風になりました。

4位: 《選択》 3615枚

選択選択選択

《考慮》という強力なライバルが現れたものの、日本画版が強かった『ミスティカルアーカイブ』週間販売枚数ランキングでも1位になりましたが、年間を通してもミスティカルアーカイブ内でぶっちぎりの1位でした。

3位: 《表現の反復》 3776枚

表現の反復表現の反復

残念ながら1位予想だった《表現の反復》はここで脱落!しかし、このカードが1位だと予想するのも無理もありません。本当に上から下まで、あらゆるフォーマットで使われているカードであり、マジック全体を青赤というカラーに染め上げたカードでした。

2位: 《対抗呪文》 3833枚

対抗呪文対抗呪文対抗呪文

予想では最下位だった《対抗呪文》が2位に!『モダンホライゾン2』に収録されたことでモダンでも使えるようになり、ますます需要が高まりました。話題のイゼットラガバンから4色ブリンク、アゾリウスコントロールなどで採用されています。

1位: 《虹色の終焉》 4129枚

虹色の終焉虹色の終焉

というわけで、年間売上枚数ランキング1位は《虹色の終焉》なんと2位との差はおよそ300枚!

ソーサリーといえど、土地以外のパーマネントをすべて除去できるその使い勝手の良さは比肩するものがありません。《スレイベンの守護者、サリア》を2マナで除去できたり、X=1の《虚空の杯》を2マナ払うことで除去できたりと細かい器用さもあり、昨今のカードパワーの高さをヒシヒシと感じます。

年間売上高ランキング:10位~1位

さて、勘の鋭い方ならお気づきでしょう。売上枚数の上位10枚は全てアンコモン以下のカードでした。

それもそのはず。アンコモンやコモンは安価であり、なおかつ汎用性があるとなれば、誰もが欲しくなります。

では比較的高価である神話レアやレアのなかで人気だったものは何なのでしょうか?その答えを探すべく、今度は売上高で見てみることにしましょう。

(※お断り:みなさんの予想通りの結末が待っています。)

10位: 《レンと六番》

レンと六番

9位: 《孤独》

孤独孤独

8位: 《宝石の睡蓮》

宝石の睡蓮宝石の睡蓮

7位: 《忍耐》

忍耐忍耐

6位: 《霧深い雨林》

霧深い雨林霧深い雨林霧深い雨林

5位: 《否定の力》

否定の力否定の力

4位: 《意志の力》

意志の力意志の力意志の力

3位: 《沸騰する小湖》

沸騰する小湖沸騰する小湖沸騰する小湖

2位: 《ウルザの物語》

ウルザの物語ウルザの物語

1位: 《敏捷なこそ泥、ラガバン》

敏捷なこそ泥、ラガバン敏捷なこそ泥、ラガバン

やはり君か。

《敏捷なこそ泥、ラガバン》は大方の予想通りでしょう。『モダンホライゾン2』出身のカードはそれだけにとどまらず、《ウルザの物語》《忍耐》《孤独》といったカードも輩出しており、まごうことなき超強力セットでした。その影響力の大きさに対して賛否両論があるのもうなずけます。

しかし、この上位にフェッチランドが入っているのは喜ばしいことではないでしょうか。《沸騰する小湖》などの対抗色フェッチランドは昔から高額カードでありながら、下環境で必須のカードでした。『モダンホライゾン2』の再録により、より多くの人の手に渡ったことが伺えます。これで各フォーマットのプレイヤー数が増えるといいなぁと願うばかりです。

それからもうひとつ、《宝石の睡蓮》が8位に入っているのも興味深いですね。昨今の統率者戦の盛り上がりを示すかのようです。今年は東京と大阪でコマンダーサミットが開催され、どちらも大盛況でした。きっと来年はもっともっと統率者戦人気に拍車がかかっていくでしょう。

おわりに

というわけで、年間売上枚数/売上高ランキングでした。みなさんの予想は当たったでしょうか?

今回ピックアップした《沸騰する小湖》《霧深い雨林》年末大感謝祭セールでもセール対象商品となっています!(記事執筆時点)

今回もお付き合いいただきありがとうございました!それでは来年の「週間販売枚数ランキング!」でお会いしましょう!

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