パイオニアEDHでもブロールでも!
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フォーマットの特徴
ブロールとはスタンダードと同じカードプールで遊ぶ統率者戦、パイオニアEDHとはパイオニアと同じカードプールで遊ぶ統率者戦です。
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ブロールは公式のフォーマットで、MTGアリーナでも 1対1のブロールを楽しむことができます。
一方、パイオニアEDHは大阪のコミュニティが精力的に発信している非公式フォーマットです。非公式フォーマットではあるものの、そのデッキをそのまま統率者戦に持ち込んで遊ぶこともできるようになっているため、遊ぶ機会は意外にも少なくありません。
ブロールはリミテッドやパック開封で1枚ずつ手に入れたレアカードでめいっぱい遊ぶのに最適なフォーマットです。その手軽さが魅力です。
パイオニアEDHは統率者戦にカードプールという制限を加えることで、ゲームスピードの過度な高速化や再現性の上昇にほどよいブレーキを加えています。《魔力の墓所》《宝石の睡蓮》、デュアルランドといった再録禁止カードなど、高額な汎用カードを集める必要もないので、スタンダード、パイオニアを遊んでいるプレイヤーにとっても参入しやすいフォーマットと言えるでしょう。
デッキのコンセプト
ブロールのデッキは60枚で構築します。つまり、そこにパイオニアプールのカード40枚を追加することでパイオニアEDHのデッキにもなるのです。
前環境ではブロール《ラトスタイン翁》に40枚加えてパイオニアEDHのデッキとしても遊んでいました。
こうすることで、100枚のカードで「ブロール」「パイオニアEDH」「統率者戦」の3フォーマットを遊ぶことができます。多角的に遊ぶことができて、非常に満足度の高い遊びです。
『団結のドミナリア』のリリースでブロールもローテーションすることになりました。そこで今期僕が使うのがこちら!
メインボードがブロール、ここにサイドボードのカードを加えるとパイオニアEDHとなります。
ブロールのみのリストはこちら
相性のいいカード
《永遠の策謀家、ズアー》はクリーチャー・エンチャントのロード。《神憑く相棒》がキャントリップつきの接死・絆魂・呪禁となります。
もちろん、神河の最終章でクリーチャーになる英雄譚とも相性抜群です。
(白)(1):あなたがコントロールしていてオーラでないエンチャント1つを対象とする。それは他のタイプに加えてクリーチャーになり、それの基本のパワーとタフネスはそれぞれそれのマナ総量に等しい。
ズアーの能力はすでにクリーチャーになっているエンチャントも対象に取ることができます。マナレシオの悪いクリーチャー・エンチャントを永続的にサイズアップすることができるのです。
特に《語られざるものの警告》との組み合わせは非常に強力。その裏面は手札の数だけパワー・タフネスが上昇する0/0の飛行クリーチャーですが、これをズアーの起動型能力で強化することで最低でも5/5、ときによっては10/10飛行・トランプル・絆魂・接死・呪禁というエムラクール級の化け物を作り出すことができます。
《精霊の姉の召集》は現在スタンダードプールに存在するカードであり、ブロールでも使用可能です。毎ターン墓地と戦場のパーマネントを入れ替えるような能力を持っています。除去された強力なカードを戦場に戻したり、英雄譚を再利用することも可能。
ブロールでは「魂力」で墓地に落ちたカードを、パイオニアEDHではサイクリングした《サメ台風》や《墓破りのラミア》で《納墓》したカードを戦場に戻します。
令和の《補充》、《目覚ましい修復術》はこのデッキにとって最高のカードです。クリーチャー化したエンチャントには全体除去が当たるようになってしまいますが、このカードがあれば全く問題なし。
このデッキはエスパーカラーという色のわりには1対多の交換をするカードは少なく、コンバットや英雄譚をプレイするタイミングなど、判断ミスが敗北につながりやすいのですが、《目覚ましい修復術》はこのデッキでは《生ける屍》でもあり、ミスや出遅れを一気に取り返す「切札」です。
いってつのイチオシ!
MTGアリーナでのブロールでは《統率の塔》《秘儀の印鑑》が使用できますが、記事執筆時点ではテーブルトップのブロールでは使用できません。『イニストラード:真夜中の狩り』から『団結のドミナリア』までのセットにこれらのカードが収録されていないからです。
統率者戦を遊んでいる人にとっては寂しいかもしれませんが、幸いにも「スタンダード版」ともいえる《統率の塔》《秘儀の印鑑》が登場しました。
たびたび紹介してきましたが、《英雄の公有地》は統率者(もしくは伝説のクリーチャー)が出ていれば《統率の塔》と同じくデッキが要求する色マナを供給してくれます。さらに、その統率者を唱えるための色マナを何でも生み出してくれます。
《伝説の秘宝》は3マナと《秘儀の印鑑》よりも1マナ重いのですが、伝説のクリーチャーをタップすることで好きな色マナを生み出せるため、軽い統率者や伝説のクリーチャーがたくさん入ったデッキでは《秘儀の印鑑》よりも効率よくマナを生み出せるかもしれません。
おわりに
統率者戦と同じく、ブロールやパイオニアEDHも4人のプレイヤーがあつまってこそ最高のゲーム体験になります。こうしたフォーマットはややマイナーですが、みなさんが遊ぼうと思えるきっかけになれるイベントを企画中です!ぜひ今後の続報にご期待ください。
それではみなさん、TC東京の盛り上げハッピー統率者でお会いしましょう。